イベント休止が相次ぐなかでの嬉しいサービス！

春節休みが中国では一週間延長されたみたいですね．
延長っていっても，思うに旧正月から最初の満月，元宵节までが本当は正月休みなんじゃない？とか思うんですが
まあそのあたりのことは詳しくないので置いといて。。。
昨日は済南雑技団と上海雑技団の現在の環境での取り組みを紹介しましたが
コロナウィルス騒動の中で別の角度からのサービスがありました！
イベントが基本的にほぼすべてが中止になり，その上で外出を基本的に控えましょうと雰囲気．
どういう問題があるのか。。。
退屈！！！
そりゃそうですよね．
いくら休みがあっても出かけないなんてね．
そんな中，浙江省の文化和旅游庁が粋なサービスを初めてくれました！
それがこちら↓

省に属している文芸院団体から22の舞台ショーをネットで無料公開してくれます＼(^o^)／
これは嬉しいですね．
家でも舞台ショーが楽しめるっていうことですから．
例えるなら，新型インフルエンザが大流行して，家で楽しく過ごせるように宝塚歌劇団がネットで無料で公演を公開します！みたいなもの．
昨日公開されたのは《越劇》編ということで6つのショーが公開されていますが
今後，雑技の公演も公開されるのかどうか，めっちゃ期待しちゃいます！！
浙江省といえば。。。
浙江曲芸雑技総団に杭州市雑技総団がありますからね．
期待して待ちたいと思います．
新型コロナウィルスっていうことで，発表される対応策も消毒とか防疫とかあまり明るい感じの言葉じゃなかったんですが
こういうふうに，家でも楽しめるようにって取り組みを初めてくれたのは心が少し明るくなりますね．

上海雑技団と済南雑技団の春節

新型コロナウイルスの流行でほぼ全ての雑技関連のイベントも中止になっています．
なのでこういう公演がありました！って報告は全くできない状況です．
とはいえ，実は春節はお休みっていう雑技団も多いです．
正確にはイベントとかに参加しないメンバーはほぼ全員オフ，特に公演ではなく雑技団で練習など準備に励んでいるメンバーや
練習生にとっては年間でほぼ唯一の休みだったりします．
そんな中で2つの雑技団の様子を紹介したいと思います．

まずは山東省にある済南雑技団
シルクドゥソレイユが東京に常設劇場を作ってやっていたZEDのラッソのメンバーが所属してる雑技団ですね．
こちらの雑技団では1月27日から文化和旅游局の指導のもとで宿舎やリハーサルホール，トイレや倉庫などなど全てのヶ所の消毒作業などが行われたそうです．
そして休みで故郷に帰っているメンバーにも毎日健康状態の報告を行わせているようです．
ただし。。。
それだけではありません．
こちらをご覧ください．





なんだか分かりますか？
実はこれ，それぞれの故郷での練習風景なんです．
1日練習しなければ自分に分かり
3日練習しなければ観客にわかる
もともとはピアニストの言葉だったと思いますが，
絶えず練習することだけが雑技の技術を腕前を落とすことを防げる
ということで今のネット環境を利用して監督を通じて練習メニューを共有して
健康の維持だけでなく，雑技の腕前を落とさないことにもつとめているようです．
シルクドゥソレイユが声をかけたくなる雑技団なだけはありますね．

上海雑技団は上海でERAやSPIRAL，欢乐马戏という3つの常設劇場での公演を行っていますが
本来なら春節期間も公演の予定でしたが，全て中止されています．
その間にこちらでも劇場を含む全ての施設の消毒などが行われ，また手洗いなどの啓もうと消毒液の設置などを行っているようです．
また予防のために

このようにマスクも配布しているようです．
そして上海雑技団では春節で上海を離れて戻ってきたメンバーに対しては，万一を防ぐために

一定期間の間，隔離して体温などの管理を行っています，
また健康状態の確認は一日2回行われ，結果を共有しているようです．
なお隔離されている間はっていうと

このようにちゃんとご飯などは届けてもらえます．

今回は済南雑技団と上海雑技団を取り上げましたが
新型コロナウィルスが広がるなかで，各雑技団ではしっかりと団員やスタッフの健康を守り
状況を打破するための取り組みが行われています．
中国人にとって外国人である私はただただ祈ることしかできませんが，
中国加油！！あなたたちなら必ず状況を打破できるはずです！！！