シルクドゥソレイユ イベント公演の様子 in 杭州

シルクドゥソレイユについてニュースが飛び交ってますが
個人的には，これってようするにお金さえあればシルクドゥソレイユを所有できちゃうってこと！？なんて思ったり．
会社だからこそ，こうやって負債がかさんでも再生できる道があってよかったと思います．
むしろ心配なのは
さて，そんなシルクドゥソレイユですが，全ての公演がとまってるわけではありません．
そう！中国の杭州では今もしっかりとチケットは販売されてますし，

Ｗｅｉｂｏをのぞけば，こんな感じで見に行ったって人の投稿も見られてます．
シルクドゥソレイユにとっては世界で最初に再開できた公演として今も頑張ってくれてます．
客入りはこんな感じ

ソーシャルディスタンスって言葉が一般化してますが
それを維持した状態の公演でいかに採算をとっていくか．
これからのシルクドゥソレイユ再開に向けても参考になる公演になっているんじゃないかと思います．
さてそんなシルクドゥソレイユ杭州常設劇場では6/23におもしろい特別公演が行われていました．
それが，中国の自動車メーカーであるジーリーの発表会を兼ねた公演です．
単に劇場を発表会の会場として貸し出すだけではなく，しっかりとアーティストも参加し，特別公演が行われているあたりが
超豪華な発表会って感じがします．

賛否はあると思うんですが，むかしながらの劇場と違って，映像技術をフルに活用した舞台になっているだけに
本来の舞台公演とこういった企業のＰＲしたい製品とのコラボが比較的容易にそして自由度高くできるのはメリットだな～と思います．
私はどうしてもテント公演が好きなこともあって，舞台設備は最小限の中での公演のが萌えるんですけどね．


この公演はおそらく発表会なので一般公開とかはされてないんですが
ＷｅＣｈａｔの公式ページに行っていただくとダイジェスト版で見ることもできます．
シルクドゥソレイユの公演中止からの破産申請でショックを受けられた人も多いと思いますが
まさに今，シルクドゥソレイユとして公演しているメンバーのある意味最新の公演様子にもなるので検索してその様子を楽しんでみてください．


一日も早く通常公演が行えるようになりますように．

シルクドゥソレイユ 常設劇場公演無事再開！！

6月3日に無事，シルクドゥソレイユ常設劇場公演の1つである《Ｘ》が杭州の専用劇場で再開したみたいです．
観客は600名ということで写真からも分かるように客席間を思いっきりあけています．
またこの復帰第一回目の公演は

こんな感じで医療関係者を招待しての公演だったみたいです．
これからは金土日の公演が続きます．
なお医療関係者へはこれからも毎公演80のチケットが地元の医療関係者用になっているみたいです．
第二波，第三波，いろいろ言われていることはありますが，無事に公演が続けられるといいな～

おまけ

エアリアルフープが加わったんだ～って思うと同時に
ひょっとして中国に入国できているメンバーでは難しい演目があって入れ替わったんかな．

シルクドゥソレイユ 杭州常設ショー 《X》 ついに正式に再開発表！！！

じゃ～～～ん！！
ってことで，世界中でショーというショーが休演，延期になっていましたが，
終息傾向にある中国で，ついにショーが再開します！
情報はもう少し前から出ていたんですが，昨日ついに公式アカウントからの発表となりました．
シルクドゥソレイユ　アジア唯一の常設劇場公演である《X》ですが，6/3からの再開のようです．
しばらくはこんなカレンダーで進むみたいです．

金土日だけの週3回公演．
さらに客入りに制限を加えるらしく，公式サイトではないですが，条件が3割ぐらいの客入りでしないといけないという話もみます．
3割で採算がとれるのか。。。とか心配にはなるんですが
ただ，まずはサーカスショー再開の号令が正式にでたのを喜びたいです．
ショーがやっていない間もずっとスタッフの方は一日2回の消毒などを続けてくれていたようで
本当にいろんな方の力が合わさっての再開だと思います．
設定分の席数ってことになりますが，満席になるといいな～
ただ。。。
私らが見に行けるかっていうと別の問題があります．
まず第一に，中国へのノービザ旅行はまだストップした状態．
そして行ったとしても，2週間前後の監禁があって，それも自費．
さらにさらにショーは完全実名予約制での再開らしいので，入境できたタイミングでの当日券！
なんてのも不可能．
私らにとってはまだまだハードルが高そうです．

シルクドゥソレイユ X the fantasy of land 再開は近い！？

杭州で去年の夏から始まったシルクドゥソレイユによるアジア唯一の常設劇場公演《X》
現在はまだ休演中なんですがこんなのが出ました！

ショー＋バイキング＋午後ティー（最後の午後ティーはよう分からん，別の意味かな）
まあそれはともかくとして気になるのは「6月30日前消費...」の文言．
これって。。。ひょっとしてXの再開は近いってことですか！！！なんて期待しちゃう部分ですよね．
まあ，バイキングの部分だけでチケットは年間有効なのかもしれないですけどね．
ちなみにこれまでに出ている期間限定チケットは全て12月末まで有効というのは既に発表がありました．
なので年内には再開してるのは間違いないんでしょうが，そこまでいくとラスベガスとかも再開してそう．
そんな杭州のシルクドゥソレイユ Xですが内部の準備は着々と進んでいるみたいです．




こういう対比で見るのもおもしろいですね．
そんな杭州ですが，まだ実現は先の話ですが

上海からリニアを走らせる計画があがっているとか．
これが実現したら，なにげにXを見に行くハードルが一気に下がりそうです．
今のところ一番のハードルは
二週間の隔離なんですけどね(笑)
世界中でショーが再開される日が早く訪れますように．

直前ですが，シルクドゥソレイユの新しいレジデントショー X が一日で2度楽しめるチャンス到来！！ 次のチャンスは・・・

いきなりですが，10月のショースケジュールがパワーアップしました！
はい，こちら

中国の杭州で8月に始まった新しい常設劇場での公演《X》
こちらのショー．ARIA国とPETRA国の両サイドから見て楽しむ，いうなれば2ショーみてこその構成になっているくせに
1日の公演は1公演に限られてました．
正直舞台が，というか舞台も客席も動く大がかりなショーな上に，万一動かないなら動かないでもショーができるってわけじゃないので
万が一にも装置トラブルが許されないってことでメンテナンスのためかな～って思ってたら
きました！期間限定ですが1日2ショーの日が！！
10/1の国慶節の次の日，2日～4日までのたった3日間ですが，この期間だけは2ショーあります！
つまり飛行機の便は知りませんが，夜遅い到着便で来て，次の日1日で2ショー見て，次の日の朝一の便で帰国するなんてプランも可能なわけです．
この3日間のうち1日でも被らせることができれば！
と，もう来週の話なんですけどね．
そのあとからは通常の1日1ショーに戻ってしまうのでまさに国慶節休暇狙いですね．
ですのでチケットとか結構ゲットしにくいかもしれません。。。。たぶん大丈夫やと思ってるんやけど．
ただ正直，直前すぎますよね．
ですので，次のこういうチャンスを予想したいと思います．
ずばり，国慶節に匹敵する休暇と言えば。。。。春節！！！
中国では旧正月から最初の満月の元宵節までの15日間が大切な，そして一番大きな休暇になります．
そして次の旧正月は1月25日！そして元宵節は2月8日です．
なのでこの辺りでおそらく1日2ショーの日が来るんじゃないかと予想します．
今回のパターンだと26日27日あたりが濃厚でしょうかね．ただあくまで予想なのであしからず．

少なくとも1日1showは月火以外はやってるので，月曜が祝日のタイミングで金曜に休みを取っていくのが正攻法だとは思います．

X the land of fantasy の感想

《X the land of fantasy》
とにもかくにもアジアにシルクドゥソレイユの常設劇場が出来て，無事に開演して良かったです．
まずはやはりそれが一番最初に来ます．
新天地集団にとってもシルクドゥソレイユにとってもいろんな困難があったと思いますが，それを乗り越えて見事に完成させてくれたことに
本当に感謝感激です．そして今のところニュースとかで見る限りでは10年という話ですが，せっかくの常設劇場でのショー．
1年でも長く現地の人に愛され，そして多くの人が中国旅行をするきっかけになり続けて，たくさんのお客さんに囲まれて続いて欲しいです．

では私のショーの感想を．
とにもかくにも劇場という限られた空間の中をこれまでにない形で活かし，すごいショーを作り上げたと思います．
これまで360度といえばコルテオのような形を想像したと思いますが，客席を回転させることで別次元の全方位ステージは
シルクドゥソレイユのこれまでのアイデアを実現してきた経験だからこそなせることだったと思います．
ショーが始まって冒険が始まると同時に座席が動き始めますが，その時は結構感動します．
映像とうまく合わせながらですしね．
そう，プロジェクションマッピングによる映像がシーンシーンで分かりやすく世界の中にいるのを感じられるように
工夫されていて，まるで映画，いやスクリーンを飛び出した映画とはまさにこのことか！？
とも言わんばかりのショーです．
劇場の後ろ正面がIMAXシアターなのもちょっとした関連付け？なんて思ったりします．

ストーリーは王道で本筋は分かりやすく，子供から大人まで全員が楽しめます．
嫌いになる人は少ないんじゃないかな～ってショー．いうなれば。。。無難なショー．
ストーリーの主題が解決すると同時に終わるあたりも王道の映画のようなのですが
どうもこう私の中では物足りなさが残りました．
ZEDだとハンドトゥハンドからのもうひと盛り上がり．
ドラリオンだとバレエオンライト後にオーシャンとヤオの和解からの祭りのような盛り上がる演目．
もうひと盛り上がりを期待してしまう中でエンディング．この辺りは好みなんでしょうね．
こういったことにも関連してか，“よく分からないけど美しい”のような魅力が少ない．
このよく分からないけどっていうのはもう一度見ようと思うきっかけにもなると思うんですよね．

そしてもう一つ気になるのは演目の少なさ．
映像と舞台が一つの壮大な演目と言ってしまえばそれまでなんですが
シルクドゥソレイユは太陽のサーカス，そうサーカスなんです．が，演目数的には不満があります．
➀チャイニーズポール
➁エアリアルストラップ
➂バンジーフライングトラピス　
➃（ハンドバランシング）
➄イカリアンゲーム
➅インラインスケートペア
➆ウォールトランポリン
（）のはARIAでしか見られません．
他にも砂漠でのシーンとかあるんですが，しっかりと演目を見られるシーンという意味ではこの6～7つ．
ZEDだと
バンジー，ラッソ，チャイニーズポール，ソロティッシュ，ハイワイヤー，ジャグリング，バンキン，エアリアルストラップ，バトン，ハンドトゥハンド，フライングトラピス
とざざっと10演目．
各演目はどれも魅力ある演目で構成されていて，不満はないんですが
サーカスである以上，もう少し演目の数は頑張って欲しかったな～と思います．

一見の価値はあるショー！ただし過度な期待はしないでね．
そんな感じです．はまるはまらないは人それぞれの好み．まずは是非皆さんご自身の目で見てみて欲しいです．

《 X the land of fantasy 》 Cirque du Soleil in 杭州！ ARIAサイド 前半

X the land of Fantasy最後の一日に見たのはこちら
ARIA国です．鳳凰の紋章がめっちゃカッコいい！チケットを買うにあたって，単純に主人公が女性のがいいな～なんてぐらいでPETRA2回，ARIA1回にしたんですが
今選ぶならARIA2回です．女の魅力に判断が引っ張られるのは男ならしゃあないことだけどね．
ということで今日はARIAサイドで書いていこうと思います．
といってもストーリーはほぼ同じなんで違うポイントや私がARIAのが好きってポイントを書きたいと思います　　
まず開演までの5分間ほどの間に，ARIAサイドでもARIA国の人たちが客席をまわってくれます．
客席はARIA国なんですから彼らがいるのはむしろ自然で，ここがARIA国で自分たちはそこの国にいるんだって実感できます．

こちらも個性豊かな衣装の住人達なんですが，私がARIA推しの理由の一つがこちら

中国でも伝統的な影絵というのでしょうか，これで国に伝わる伝説を語ってくれるんです．
これってこれからショーを見る上ですごい大切やと思うんですよね．そしてこれがしっかり楽しめるのが最前列．
ということで私がこのショーで最前列推しの理由の一つがここです．

ショーが始まってから国の中心的な場所であろうところで話は始まりますが
PETRAは西洋的なお城だったのに対してこちれは全然違いますね．
キャラの性格も正反対で，Houはものすごいしっかり者で度胸もある頼れる姉御，主人公はどこか小心者な部分があります．
ARIAだとヒロインのがしっかりしてるんで。。。うん女性がしっかりしてるってことですね(笑)
砂漠で行商人一行のような団体と出会うシーン，ステージがもっとも広く活用されるシーンではPETRAとは逆に全てか向かってきます．




これら演目を楽しみやすいのはARIAサイドです．
このシーン，ただでさえ広いステージなのでいくら全体を見下ろせるとはいえ，下手に後ろに下がるとますます距離が開いて
演目をしっかり見るのは難しくなるんじゃないかと思うんです．ここも私がこのショーで最前列を推すポイント．

休憩時間は安定の外へ

そして演じられるのはハンドバランシング

上と下に離れ離れになっていく二人が徐々に近づいていきます．




個人的にはここをチェアバランスの要領を取り入れてくれるともっとハラハラする見せ場になったと思いますが
積むには積みますが，ちゃんと安定するように固定されてます．
とはいえハンドバランシングをしっかり楽しませてくれるわけです．この演目が見られないのがPETRA。。。
PETRAがそれと同等の演目ならいいんですけど，そうじゃないんで私は実質1演目の差があると思ってます．
なのでARIA推し！
上下に別れた二人が再会したのを見届け再び一人で旅にでる主人公

ここでもちょっと頼りなさがあるんですが，人間的でいいなとも思います．


蹬人の様子．これも私は最前列から見るほうがお勧め．見上げるぐらいがベストポジションやと思います．

そして両軍激突の危機

観客を鼓舞する団長の勇士が見られる上に


戦いを止める瞬間の主人公の表情含めてしっかりとみられるのが最前列！

全てが終わり，それぞれが育ての親ともいえる国王と再会するシーン


和解のシーン

どれをとっても最前列やと私は思います．
なおこの辺りはPETRAとARIAはどっちでもいいと思います．
まっキャラクター的には威厳たっぷりおPETRA国王のヒロインを優しく見つめるおじいちゃんの目が好きなんですけどね．

というわけでPETRAとARIA，基本的なストーリーは同じだけれども演目が実質一つ変わる点や
ショー前の様子などからどっちかを選ぶならARIAのがお勧めというのと，このショーはVIPとかで後ろに下がるよりは
少しお手頃になる最前列の方がお勧めという話をARIAサイドからお伝えしました．
今はまだ一日ワンショーなんで，旅程によっては一回しか見られないって場合もあると思います．
そういう時の参考にしてください．

《 X the land of fantasy 》 Cirque du Soleil in 杭州！ PETRAサイド 後半

X the land of fantasy，後半いってみましょう！
ちなみに休憩時間に舞台のあちこち見て回るという楽しみがシルクファンにはあると思いますが
後半最初のシーンになる側のステージは撮影させてもらえませんでした．準備を見ることはできます．

PETRAサイドの後半は一人になったヒロインが以前砂漠で出会った旅団の一人と再会するところからスタート

このシーンが一番のARIAとPETRAで見られる演目が違うシーンになります．
PETRA側で見られるのはちょっとしたマジック的な演目．
そこから再び影の勢力からの逃亡劇

ここが4面のステージの中で一番狭い，ステージ正面の反対側，コントロールルームがあるたりがステージになってます．
薄暗さだけでなく，実際の狭さがいい雰囲気を出してます．影の勢力に追われながら橋でARIAの主人公と合流したヒロインは
ロープで地面に移動

しかし上から現れた影の勢力の軍団に逆に追い詰められてしまいます．
ここでこのショーのメイン演目の1つ天津市雑技団による蹬人！！
私からすると「よっ！待ってました～！！」って感じですが，一応物語上は敵です(笑)


繰り広げられるのは戦闘というよりはいかに影の勢力から逃げるかっていう逃走劇．三十六計の逃げるに如かずです．
途中で離れ離れになってたKhinoとHouも合流して，なんとか逃げ切ります．
ちなみにこの演目，おそらく下は万一落ちても大丈夫なようになってるとは思うんですが
アスレチックの足場みたいなステージでやるせいか，かなりハラハラさせられます．
なので敵なんですが，それを見守ってる主人公たちは何気に本気で真剣に見守っているのかもしれん。。。などと思う．
影の追撃をふりきった主人公一行四人は再び互いの紋章が近づき，美しい世界を見ることになります．

このシーンで登場するのがインラインスケートのペア！！
この演目もまさに普通のサーカスのステージではなくこの広いステージだからこそ，その演目が本来もつ魅力を最大限に発揮してくれます．
が，ここに大きな危機が迫ります！
前半に影の勢力が化けている大臣によって出陣していた両軍の激突の危機！！

この時，まさにPETRAとARIAの座席ブロックは互いに対陣し，距離をせばめて，両軍が激突する様子を客席も含めて演出します．
それぞれの軍隊長は客席を鼓舞してせまるのでまさに合戦のようであり，その一員のようです．
そんな危機にPETRAの赤い紋章を掲げるARIAの主人公，そしてARIAの黄色い紋章を掲げるPETRAのヒロインが立ち
それによって両軍の兵士が衝突を思いとどまり，平和がついに訪れます．

しかしそこについに両軍の前に現れる影の勢力！ついに始まるARIA，PETRA連合と影の勢力の最終決戦！！！

ウォールトランポリンが最終決戦です．
ただまあ。。。影の棟梁がバカだから勝てるんですけどね(笑)
奪われた紋章を奪い返し，ついにひとつになった紋章が影の勢力を一掃！！

勝利の歓喜の雄たけびにつつまれます．
そして陰謀で負傷していた両国の王が登場し，手を携えて両国が正式に1つへ．


大団円！！！
。。。
で，終わり。。。
ちなみにカーテンコールはステージが横に広い状態で一列に並ぶんで少々後ろから撮っても入りきりません(笑)


こんな感じのショーです．
ARIAサイドも書きますが，同じ部分は割愛してちゃちゃっと書きます．
ただ私はARIAサイドのがお勧めです．

《 X the land of fantasy 》 Cirque du Soleil in 杭州！ PETRAサイド 前半

シルクドゥソレイユが杭州で新天地グループと手を組んで始めた新しい，そして現時点でアジア唯一の常設劇場公演X tha land of fantasy
そろそろショーの話でも書いていこうかな～って思います．
今回はこちら

PETRA王国の方です．
以前も紹介しましたが最前列にはお1人様席もあるありがたい配置です．

私は一度はこの最前列のおひとり様席，もう一回はど真ん中の中央後方から見ました．
これぐらいの位置

はい，開演5分前ぐらいからPETRA王国の住民たちが遊びにきてくれます．
特にメインキャラクターのKhinoはお調子者なんで劇場内を縦横無尽に走り回ってます．
ポップコーンとかミネラルウォーターとか持ってるとおもしろい絡みを体験できるかもしれないですよ．
そして開演．
物語の語りから始まり，王国のシーンへと移ります．
そこでWatcherが置いていった箱，通称“Xボックス”をPETRAのキャラクターたちが発見して箱をあけると
中からこれからの世界の運命を握る赤ん坊が！という感じで始まります．
PETRAなので主人公は女の子で相方となるのがKhinoっていうお調子ものの男の子．そしてザ王様！って感じの王様に
王国を陰から争わせ続けている影の棟梁でもある大臣（あっこのあたりのネタはそもそも公式サイトで明かされてます(笑)）

王国の様子とか，女主人公が成長していく過程とかはプロジェクションマッピングできれいに分かりやすく映し出されてます．
こういう分かりやすさ，世界を真正面から分かって楽しめるところは子供から大人まで誰でも楽しめるための工夫になってると思います．
この女主人公はARIA側の紋章を持っていて，影の勢力はこの主人公を危険な存在とみなして排除しようとします．
そんな陰謀にやられて，旅に出ることになる．
ここまでが最初のシーン．そしてここからが舞台がその真の姿を発揮してきます．
冒険のシーンはステージが動く，いえ座席が回転することで舞台の最初の面を正面とすると（実際はちゃうけど），右手側，後ろ側へと進む．
映像を動かすだけでもできそうなもんだけど，その場合だと実際にやってる人はその場にいるだけ．
冒険シーンをある意味よりリアルに移動していくのを，実際に限られたステージの中で表現する．たどり着いたのが
客席をまわすことでステージを最大限につかう．単純な話，4辺の正方形と仮定すると，客席が回ることで4倍の長さを使えるわけです．
この発想はなかなかすごいと思います．
そしてたどり着く森．そしてARIA国の主人公との出会い

この時点では二人は出会いますが相手国と国同士は関係ないので，照明でARIA側の客席とはお互い見えないようになってます．
そして迫る影の追手

すると思いますよね．いったい相手の男主人公はいったいどうやってここにたどり着いたんだろうと．
そういうのを見るにはARIA側の席を買ってみるしかありません．別行動をしているときは自分陣営のキャラの動きしか見えない．
なんちゅうう設定や～(笑)
ここでの影の勢力との戦いはチャイニーズポールとツアーニクっぽい動きもありますが，基本はノーマルなチャイニーズポール．
以前，トランポリンと合体したって書いてましたが，間違いでした．
影との戦いの中再び離れ離れになる2人．Kinhoとの冒険に戻ります．

このKhinoはお調子者だけどちょっと頼りない感じで，女主人公の方がしっかりしてます．
ただムードメーカー的でいつも楽しそうです．
そんな冒険の中で二人は離れ離れになります．
ここで影の棟梁，そして大臣としての姿を見ることができ，真の敵が誰なのかを前知識なしでも知れます．
影の棟梁として追跡させ，大臣として戦争に向けて指示を出す．
女主人公はその後砂漠でKhinoと再会．
そこで拾って角でいろいろ遊んだ後，吹くと砂漠の中を旅団が通ります．
そしてここがある意味ステージの本当の広さを最初に知るシーンになります．

これ写真の左端はまだ端じゃないんです．この広いところを旅団が通過するのである意味このショーの中でも最大級の見せ場になります．




大きくわけて3つの演目が同時に演じられるんです．
これは全部を一度でしっかり見るというのは不可能なレベル．しかも最前列でも私がいるARIA側だとコントーションは逆サイドなのでほぼ諦めです．
本当に圧巻ですね．
そしてステージに圧倒されているとその間にもARIAブロックとPETRAブロックは互いに近づいていき，2人は再開します．

そしてWatcherから語られるこの世界のあるべき姿．



二つに別れた象徴が一つになった姿をエアリアルストラップで表現されます．
そして一つになった世界を見せる演目がトラピスwithバンジー

この演目もまたXショーを代表する演目の1つ．
フライングトラピスのセーフティネット問題．これを解決するのにコルテオではトランポリンのようにネットを利用し，
ZEDでは設備でそれをカバー，さらにキュリオスではそもそもネットだけで演技などなど．
そしてこのフライングトラピスではバンジーロープを付けて演じることで解決します．
そしてバンジーの反発を利用することでイレギュラーに空を舞うことができるんです．流れ星のような軌跡を描きながら．
普通のトラピスではありえない軌跡，そこに魅力があり，その軌跡を光で描き，本当にステージと距離があるからこそ美しいと感じるシーンです．
こうやって二つに別れた世界の本来の1つの美しさを知り，互いの紋章を重ね。。。
させないために再び影があらわれます．

割れていく大地
Khinoはそこの落ちていき，ARIA側の相方（Hou）がそれを追っていきます．
1人ずつになったそれぞれの主人公を救ったのは互いの紋章を象徴するものたち．さきほどエアリアルストラップを演じた二人です．
かろうじで難を脱した2人．
そのころ地下では。。。。

裂けた大地に落ちたKhinoとそれを追ったHouが再開します．
こっからはちょっとしたコメディ．
そしておおよその世界観をおさらい．


そして前半が終了です．

休み時間は約20分ぐらいあって，チケットにスタンプを押してもらうことで自由に外にも出られます．

もしも余裕があるなら斜め上をみあげてください


コントロールルームやその中が少しわかります．
それぞれで後半に備えましょう～

おまけ

警備員も写真を撮りたくなる劇場((´∀｀))

11月に発表されたあの《8月10日》が開かれました！！ X the land of fantasy

中国の一種の買い物イベントである11月11日に合わせたシルクドゥソレイユのショーで発表された8月10日という日付を覚えておられますでしょうか．
その時の日記はこちらをご覧ください．
あの時，私は8月10日に開演するものだと思ってました．
というか中国人も思ってた人が多いみたいで，8月3日開演！！って出た瞬間にWeiboとかでは
えっ！？8/10のチケットはどうなるの？？ってコメントがいっぱい来てました．
それもそのはず，8/10にはショーのスケジュールカレンダーではショーが無かったんです．
これは買ってた人にとってはへっ！？てなりますよね．
ただ違ったんです．もしくはすり替えたのかは分かりませんが，8/10には特別なイベント《狂欢Party》というイベントが開催されて
その特別な日のチケット，もしくは招待だったんです．
そんな8/10が今日開催されました！！えっ？今日って8/24じゃんって？
おっしゃる通りです．
もともと8/10に予定されてたんですが，まさにこの8/10というのが台風9号が杭州を通過したタイミングで急遽イベントが24日に延期になったんです．
この時に中国に居た私はリアルタイムで公式から発表される情報やテレビから流れる台風情報を見ていましたが
前日の時点ではまだやるつもりで，ただ外の展示をやめるってぐらいでした．
ただし，台風ということで飛行機の遅延や欠航で来られない場合は別の日のショーが見られるようにしますって案内が出てました．
そして台風が近づくにつれて，ちょいまずいかもって雰囲気が出てきて，延期が発表されました．
この日はまわりのデパートやお店とかも早めの閉店で，備えてたので当然の判断だったんだと思います．
まっ実際には杭州市内はそこまでひどくなかったんですけどね．
そうやって延期されたイベントがついに今日開催されました！
イベントの様子がアップされたので見てみましょう．


ショーが始まる前からイベント参加者へのサービス盛沢山ですね．
なお、普段は座席の方で開演前のキャラ登場はあります．そもそもここでARIAとPETRAが共演してたらおかしいですからね(笑)
当日のショーの様子↓

そのあと，バックステージツアーや記念撮影が行われ，そのあとでホテルでのパーティーだったみたいです．

このあたりはきっとVIP席のお客さんだけやと思いますけどね．

ところで
実はgooブログって今回貼った写真がパラパラ変わるの，貼れたんですね．今日初めて知りました．
ということでこちらをご覧ください

実はこれが一番どういうステージなのか分かりやすく示してると思ったんです．
黄色がARIA，赤色がPETRA
奥の上に長方形の窓っぽいものがいくつか並んでいると思いますが，ここがコントロールルームです．
ここからステージを眺めると，あ～なるほど！ってなります．
赤い座席の後方に絵が見えると思いますが，あれが最初のシーンの宮殿
つまりショー開始時は360度座席の方向が違います．それは黄色も同様で，スタート時はいうなれば背中合わせになってます．．．たぶん．
冒険が始まると最初にこの宮殿からスタートしてぐるりと270度回転してこの写真の配置になります．
ただし，この写真でも分かるようにこの座席のブロック自体が動くので，もっとお互いにもう少し離れた状態で
その間にはこの記事でショーの様子って書いて貼った写真のチャイニーズポールのセットがあって演じられます．
そこから互いに別れるとまた座席が回転します．
このようにシーンによって360度の回転と互いの距離の移動，さらに全ての壁がステージになる感じでショーの世界を作り上げます．
どうでしょうか，少しはイメージつかめましたか？
興味がある方は是非，現地に見に行ってその目で確認してください．