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30日,31日と2018年度の締めくくりに大阪駅前のグランフロントで開催されたグランヌーボーシルク
メインのサーカスはクロワッサンサーカスとイクラサーカスでしたが
それ以外でもたくさんの体験コーナーやジャグリングイベント,変わったものだとシャボン玉を使った演出など楽しめるようになってました.
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実はイクラサーカスをメインに書いた一昨日のブログでも書きましたが
私にはどうも今回のやっている内容はサーカスをやってみようと思わせることがメインのように感じてました.
そもそもやっている演目にこれ!というものもないですし,おぉぉぉっとびっくりするようなものもありません.
おそらくサーカスをいろいろ見てきた人にとってはこれでサーカスを超えたと言われてもな~というものです.
ただ一昨日も書いたように
体験をメインに考えると
「私もやってみたい!私にもできるんじゃないか!」
そう思わせる必要があって,無理無理無理~~~ってのはむしろ逆効果になりかねません.
そんなことを思いながら,ちょっとこのイベントはいったい何がしたかったんだろうと検索していると今回のイベントを
プロデュースされた方のページを見つけました.安田尚央さんという方なのですが
今回のイベントをプロデュースされたその安田尚央さんがこちらでこのように語っておられます.
《グランヌーボーシルクはそのサーカスの福祉面に重点を置き、来場者がサーカスを体験できる仕立てになっています》
こういう意味でのイベントだと思えば,これといった演目があるわけでも,
安田さんの書かれている内容からすると,これをきっかけにこの地でサーカスに触れる機会を増やして
そういう人たちの中からさらに本気でサーカスの世界に飛び出す芸人が生まれ,そういう人が想像もできないような
それこそ目玉となるような演目も見せられるようになればいい.そのための,何年も先の未来への一歩だったと思えば
プロデュースされたイベントの価値が少し理解できるような気がします.
今回のイベントはある意味,サーカスにこれまで触れてこなかった人のためのイベントで
ヌーボーシルクはその上でサーカスをちょっと古いレジャーのように感じて近づこうともしない人の目をこちらに向けるため
うたい文句のようにも思いました.
そうは言うても個人的にはこんなことまでできるんだ!っていう究極的なもの,メインとなれる演目が欲しかったな~なんて思っちゃうんですけどね.
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この高~い吹き抜けの天井をもっとフルに活かせられないんかな~とか
例えばこんなんとかね
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ただし!!
これだけは書いておきますが
私はしょせんは外野であーだこーだ言ってるだけのおっさんです.
どんな形であれ,どういう内容であれ
実際にイベントを作り上げ,それを事故や大きな問題なく終えることができる方々は
億倍も素晴らしい人たちであるのは間違いないです.
最後になりましたが,大阪でこのようにたくさんの人がサーカスを中心に集まれるきっかけを作ってくださった
皆々様に感謝したいと思います.
ありがとうございました.
そもそもサーカスを超えるとはなんぞや.
それはきっとサーカスという円形のステージで行われるショーが
そのステージという域を超えて観客,そして日常生活までもがサーカスの中に入ってしまう
そういうものを指してたのではないかなと思います.