20150530 外国人在中国 为爱起舞
今日の内容はこれ↑です。
ドラリオンでも人気アーティストの1人だったタンコンヤン。
そんな彼がTaisiaと出会い、結ばれ、そして中国で生活を始めた。
その模様が中国テレビ番組が密着し放送したので、その中からコンヤンのドラリオンの後を少し追ってみたいと思います。
番組はコンヤンとTaisiaの練習風景から始まります。
場所は成都市雑技団。コンヤンの友人のつてで雑技団の練習後の時間に練習場として使わせてもらってるそうです。
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真剣な眼差しで結構厳しい口調で話してますね。
元々愛想がいいタイプじゃないだけに、怒ってるように見えても、怒ってるわけではないと思います。
さてこの2人はどのように出会ったのでしょうか。
ドラリオンの後、コンヤンがどのタイミングで战旗杂技团を辞めたかなどは分かりません。
ただ彼は2012年、スペインの劇団に雑技芸人として1年契約でショーに参加したそうです。
舞台芸術と雑技のコラボレーション。
その時、バレエダンサーとして参加してたのがロシア人のTaisia。
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コンヤンはこのショーでTaisiaと運命の出会いをします。
その時のことをコンヤンは
・心臓がドキンとする感覚
一目惚れと言ってますね。
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天使の微笑みに魅了されたコンヤンは自分の気持ちを伝えます。
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するとコンヤンもまたTaisiaを引きつけていたみたいですね。
コンヤンの演技や仕事をする様子などをみて、すごく好きになっていったみたいです。
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生まれも育ちも違う2人。言葉も違う2人は英語でコミュニケーションをして愛を育んでいったみたいです。
そんな時、1つの問題が2人の間に起きます。
社長からコンヤンとの契約を更新しないと通告があったのです。
2人で一緒に愛を選ぶのか、それとも仕事を選ぶのか。
一晩徹夜で考えたTaisiaは1つの決断をし、それをコンヤンに伝えます。
それはコンヤンを驚かせ感動させるものでした。
『コンヤンと一緒に中国に行く』
その時の気持ちをTaisiaはこう語ってます。
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心の中も、頭の中も全て彼だった
すいません
もう見るの止めてもいいですか( ̄▽ ̄)
冗談です。
でも本当にコンヤン、いいパートナーと出会えたんだな〜と思う一言ですね。
そして2人は一緒に中国に戻ります。
しかし中国での生活はTaisiaにとって想像以上に大変なものでした。
生活習慣の違い、食生活の違い、言葉の違い、、、
例えば、Taisiaは家に帰るとまっすぐ部屋に入っていってしまってたそうですが
それはコンヤンのお母さんにとっては困惑するものでした。
ただ、Taisiaとしても彼女自身が中国語が話せず、両親は英語を話せず
コミュニケーションができない状態。恥ずかしく、どう接すればいいか分からないものだったようです。
またロシアでは成人すると親といっしょには住まないそうで、そういったことも戸惑いだったのでしょう。
そして食事も。
四川料理は麻辣と呼ばれる中華料理の中でも辛くて有名な食文化をもっています。
ロシアにはこのような辛い料理はなく、彼女にとって食べるも大変なものだったようです。
そして両親にとっても長年の食生活は簡単に変えられるものではありませんでした。
そんな中、コンヤンに引越しして家を出ることを提案するTaisia。
しかしそこでの小さな出来事が大きな転機になります。
お母さんはTaisiaになるべく洗い物をして欲しくないし、服を洗ったりもして欲しくなかった。
バレエダンサーの彼女にとって手は第2の表情であり、何よりもお母さんはTaisiaの手を大切に思い、
彼女の美しい手が大好きだったのです。
Taisiaは7歳からバレエを始め、10歳には家を出て舞台に立っていました。
そんな彼女にとってこのような家庭の温かさは感動的なものだったようです。
お母さんはまた、料理でも工夫をしました。
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2種類の味付けを用意して、みんなが食事を楽しめるようにしました。
こういった心遣いに感謝しながら、両親の優しさに囲まれ、Taisiaは少しずつ生活に慣れていきます。
しかし、ここでもう1つの大きな問題がありました。
恋人同士だった時代、彼らはこれからどうするのか全くのノープランでした。
違う国のコンビ、雑技とバレエダンサー
2人が一緒に働ける場所を探すことは難しいことだったのです。
そして2人は2人でいっしょにいるために、自分たちの演技を作り出す決心をします。
しかし、雑技とバレエ。互いに小さな頃からずっと努力してきたものであり
そして共に長い基礎訓練が必要なものです。
誰もが自分の努力してきたキャリアをすてることは難しい。
そんな中、Taisiaは20年のバレエダンサーとしてのキャリアを諦めることを決心します。
そしてTaisiaはコンヤンから雑技の基礎を学ぶことになります。
バレエダンサーだったTaisiaは身体の柔らかさなど基本は既にできていたものの
雑技の練習は難しいものでした。
バレエと雑技では使う力が全く違うからでした。
バレエダンサーがパワーをつけていくのは基本的に下半身に集中しているのに対して
雑技は上半身の力が必要とされ、それがTaisiaには不足していました。
そして練習中、Taisiaは背中に突然痛みを感じ、腕が動かなくなります。
怪我からの回復には1ヶ月以上の休養を必要としたそうです。
コンヤンはTaisiaに対して、続けさせることに忍びなかったそうです。
しかし、Tisiaには諦める意思は全くありませんでした。中国には来たのはコンヤンのため。
Taisiaが続ける姿を見て、コンヤンは何も言えなかったそうです。
そしてコンヤンはTaisiaの筋肉をほぐすために練習中にマッサージをするようになります。
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雑技とバレエでは使う筋肉が違ったため、こうやって時にリラックスさせながら練習をしていったんですね。
Taisiaにとって練習中で最も好きな時間なんだそうです。
そしてTaisia自身も自分の問題を解決すべく鍛錬を始めます。
1年間、模索と練習を繰り返していた2人のもとに チャンスが巡って来ます。
それが《出彩中国人》という番組だったんですね。
そして2人は見事に勝ち進みます!
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ドラリオンファンの皆さん!
こんなにも感情をあらわにするコンヤンを見たことがありますでしょうか?
コンヤン、本当に良かったねってこれだけでも思いますね。
しかし2人が《双人皮吊》を完成させていくには雑技の技術以外に克服しなければならない問題がありました。
それが恐怖です。
Taisiaは自分が回転している時にめまいがして、どうしようもない時があったそうです。
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2人で演技を完成していく中で、コンヤンは常に動画を確認して細部をよりつめていきます。
しかし、その間、Taisiaはストラップ上、上にいたままです。
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Taisiaは言います。下に降りて登ると時間がかかってしまう。
そして上でいることも鍛錬の1つのようです。
しかしストラップは決して楽な演目ではありません。
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片手で2人分の体重を支えなければならない時もあります。
またストラップ自体が荒いためTaisiaにとっては痛みもあります。
しかしTaisiaは文句を言わない。
『彼は私が愛している人。彼といっしょなら何でも最も楽しい時間になる』
トレーニングであれ、なんであっても全てを楽しめる
いっしょにいられる、同じことができる。それがいいんだそうです。
幸せですね〜
そんな2人をコンヤンのお母さんもまた誇りに思うそうです。
2人はよりよい演技を作るために立ち止まらない
そして人々により強い感動を与える
レポーターはその心の強さはどこから来るのかと聞きます。
そしてTaisiaは答えます『違いに深く愛しあっている』と。
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コンヤンのお母さんだけでなく、Taisiaのお母さんも駆けつけ見守る中
2人は最高の演技を披露し、2人の演技は中国中の人々を感動させます。
Taisiaは愛のために中国に来て、雑技のために同じ夢をもちました。
戦いの中、残念ながら2人は勝ち残ることができませんでした。
しかし、2人は愛のために舞い続けます。
そして自分たちの愛の神話を完成させるでしょう。
Taisiaには夢があります。
近い未来、どんな年齢の人でも誰でも雑技に興味がある人が、皆、挑戦できる
雑技団(スタジオ)を作ること。
時間と力を尽くせば誰もが成し遂げられるそんな雑技団を。
いかがでしたでしょうか。
ここまで書いて言うのもなんですが
私の中国語レベルはHSKなら3級と4級の間レベルです。
なので自信はありません。ただ雑技やドラリオンについての話は
どうしても中国語が必要となる上に、私以外に誰もやろうともしてないと思ったので
私自身も挑戦でした。
動画は一番最初に貼ってありますので、中国語ができる方には是非
これは書いといた方がいいよ!
ここは違うよ!
というのがあったら教えて頂きたいです。
あくまで草案レベルです。
よろしくお願いします。
では最後にせっかくなので彼らが作りあげた愛の神話をご覧ください。
この演技は大げさではなく、実際に中国全土を魅了しました。
そしてこの演技をきっかけに以前紹介したようにHanShowでの活躍、海外の公演と繋がっていきました。
そんなきっかけとなった演技をどうぞ。これがきっと2人の神話の第1話でしょう。
唐琮洋&塔雅 TANG Congyang & TaYa - Dancing for Love