見出し画像

書道 直庵(筆耕所)

春夜喜雨<三>


降り続くやさしき雨にささやける風ひそやかに夜を招きて 丹人

ふりつづく やさしきあめに ささやける かぜひそやかに よるをまねきて




春夜喜雨  
      杜甫

好雨知時節
当春乃発生
随風潜入夜
潤物細無声
野徑雲倶黒
江船火独明
暁看紅湿処
花重錦官城







*書:2009. 4.25 19:00 庵にて





しちぢきしょぼう出版案内


乞一打!日本武露愚村書の辻へ 乞一打!人気武露愚蘭金虞へ 乞一打!日記武露愚蘭金虞へ




 乞一覧!「友部丹人の世界」へ 乞一覧!随想「丹声文語」へ 質直看脚下庵主

コメント一覧

幽黙
http://blog.goo.ne.jp/kue-biko/
この密やかさはどうしたものでしょう
墨の色なのでしょうか
撮影されたときの光の加減でしょうか
赤みを帯びたような墨跡の色
その色は赤だからといって
明るさを象徴せず
夜の暗さを象徴する
その密やかさが忍び寄ってくるようです
字ってすごいなぁ
あかひと
しゅんけい姫
優しさは吾にはなくとも見る人の心の中にあふれ出でにけり 丹人

姫のお心に感じ入りたる
いとうれし ありがたし

予は
三十年ほど前に
中国書道の旅なる一週間のツアーに参加したれり
北京 西安 蘇州 上海 を巡りき

北京なる故宮にては
独特なる香りに呼吸するも苦痛なりき
西安にては大雁塔 碑林 華精池 兵馬ヨウ 始皇帝墳墓などなど参観するも
ツアー仲間や御地の人々との会話の楽しさに
つい時間をさけば
碑林にては碑をひとつも観ることなく時間となるも
いとをかし^^

ああ
いとなつかしきかな・・・

使用したる筆は羊毛の五号筆にて
使ひ古したるものなり
さほど使ひやすくなくあるも
机上にたまたまあるに
使用したまでなり
楷書も行草も隷書も
すべて
この筆一本なるも
いとあはれなりけり^^

後日
この筆につきても
記事にいたしたく候


頓首
しゅんけい
あかひとさまの線の細さにも
優しさが感じられます。

私が、徽宗皇帝の文字を故宮博物院で見たとき、それまで私が思っていた痩金体の冷たいイメージとは全く逆で、細い線がとても温かく感じたのです。
きっと、あかひとさまの直筆の作品はもっともっと温かい線なのでしょう。
お人柄さえ想像できます。
書かれている筆は羊毛の長鋒でしょうか?
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「書」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2025年
2024年
人気記事