マッチ売りの少女ならぬ<卵売りのおばあさん>のお話です。 80歳過ぎのおばあさんが隣に行き出てきて、前の家に寄り、何もなく私に近付きました。意味がわからなかったのですが、よく聞くと『卵を売っているのですが、買ってくれんかね~~~売ることが恥ずかしくてたまらない!!恥ずかしい~~』と言われるので、袋を見せてもらうと、網入りの卵パックが入っていました。とりあえず2パック600円で買いました。するとあと<2パック>になったというから、私は提げて帰るのは大変だから『2パック500円にしてね!!そしたら手ぶらで帰れるでしょう?』と値切ってとうとう<4パック>買うことにしました。店で残ったから売りに来たというおばあさんは1日¥1000が生活費なのだろうかと勝手に推測しました。不景気で家族から『おばあさんに卵行商を勧められたのだろうか?』なんとなくさみしい気持ちになりました。