たまにはのんびりと

よく噛めば美味しい、人生観もそれと同じかな。

NSX NA1 メインリレートラブル

2021年02月01日 | NSX

前回のメーターパネル浮き修理から一ヵ月ほど経ったある日 散歩に出かけよとNSXに乗り込み、何時もの様にキーを差し込みイグニッションキーを回す。

各コンビネーションランプが点灯して、更にSTへ回す・・・ セルも回り出し 通常なら2秒も掛からない内にエンジンの反応があるのだが・・・何故か今日は5秒経っても変化が無い  おかしい? もう一度 STへす・・・ やはりダメ

ええっ? 落ち着こう 何だか今日は変だなぁ

えっと エンジンが始動するには、火と燃料と圧縮が基本・・と頭を過る(修理屋時代の先輩の言葉だ) もちつけ俺! 一回降りよう。

考える・・ えっとエンジンの圧縮はセル負荷の音から何時もと同じなので、火か燃料・・ 取りあえず検電器で電源来てるか確かめよう・・ あ!ちょっと待って これってもしかすると 噂のメインリレートラブルかな? 

NSX購入時(8年前)他のユーザーさんのブログを見まくった時にアドバイスが出てたよなっと・・ 「メインリレーは常時積んで置け!」 

www 素直に積んで置いて良かった。(^^) 

 

早速、交換! と思ったが だがもう一度、確認の 再エンジン始動 やはりダメかぁ~

 

で、買い置きしてあったメインリレーに交換! エンジンは無事、始動しました。 今回はメインリレーで大当りだったようです。

 

で、今回のテーマ 「何故メインリレートラブル=エンジン始動しない?」

取り合ず、メインリレー分解! (車体搭載箇所は、運手席の後ろECUの横)

 

メインリレー本体の構成は、リレー2個 ダイオード3個 抵抗1個 品番39400-SL0-003

回路図では、①②の枠内   

まずは、このメインリレーの役割は何かというと回路的には、IG1(イグニッション1)から流れて来た電流を燃料ポンプとインジェクターに流す制御をしていると思われます。

そして、各リレーコイルに流れた電流の先はECUに入っているので、リレー自体の制御、もしくは何らかのトラブルの検出が可能なかなと思います。

ですが今回のトラブルの場合、エンジン始動時には何のエラーも出ていない為、どこが原因か分かりません。 逆に考えればECUエラー(出るのかも分かりませんが)リレーは作動してる事に成ります。 だがエンジンは始動しない・・・ 的に考えればリレー自体のトラブルになり、これはリレーの接点トラブルと考えられます。

分解してみて、回路図とメインリレー本体を照らし合わせてみると、分解写真右側のリレーが回線図の②で 左側のリレーが①でした。 ここで回路を追って気が付いた事が回路図とメインリレーの回路が少し部品配置の面で違いが在りました。 違った箇所は、①のリレーはダイオードがリレーの前に位置して、②のリレーは抵抗とダイオードが逆に配置していました。 ただこれは回路的には違いが無いのかと思います。 ただ気が付いたという事だけでしたね。

そこで、導通テスターも当ててみましたが回線的には断線もしていませんでした。 ただリレー本体の接点は非常に見難く焼け具合はよく分かりません。 多分ですが、リレーの接点が焼け荒れて大きな電流は流せなくなっていると想像できます。実際に負荷電流を流すかポンプを回さないと確認は出来ませんが。

回路的な作動順序は、まずメインスイッチをイグニッションONの状態にすると①リレーが作動します。すると①リレー回路図一番左端のIGから電源が流れ2回路に電流が流れます。 その内一方向は、インジェクターに行き、もう一つは②リレーを作動させその先はECUに向かいます。

燃料ポンプは、IG1から②のリレーを通してフェールポンプレジスタを通してポンプへ電流が流れますが、②のリレーの作動は2回線有り単純にIG1とST(スターター)からの回線が在ります。ST側は抵抗が入っておらずこれはスターターモーターの高電圧負荷に対応したものと思います。

そして、ポンプを動かす回路は、もう一つ回路が在り②のリレーから直接③フェールリレーを通して④レジスタを通さない回路が在り、これはエンジン始動後の領域に作動すると思われます。このリレーは助手席の後ろ辺りに配置しており走行時トラブルは、こちらのリレーが原因に成っているかもですね。(配置図右側の方)

(④レジスタ配置箇所は、エンジンルーム車体の右側斜めフレームの上)

役目的には、熱抵抗みたいなので低速目的又は始動時へのポンプの過重う保護と回転制御だとおもわれ。

結果として、メインリレーを交換して、故障が治っているのでメインリレー不良は確定なのですが、テスターでの導通は有りましたので リレー接点の不良としか言いようがありませんでした。

回路を観察して気が付いたのですが、エンジンが掛からなくて、もし燃料を疑うならIG1ポイント時に④のレジスタに電流が来ているかで確認出来ます。

もし、①のリレーが故障してインジェクターのトラブルの場合なら同時に②のリレーも作動しないので④のレジスターには電流は流れないと思います。

それから、以前聞いた話ですが燃料ポンプはめったに故障しないそうです。なのでエンジン始動のトラブルはNSX場合、保々メインリレーと成るのかも知れませんね。 余談ですが、メインリレーを変えても治らない時はメインスイッチ不良も考えられます。理由としては、「意外と大きな電流が流れていますので・・」

時間が有ったら、新品リレーも持っていますので高負荷電流を流した比較テストをしたいですね。特に燃料ポンプに当てたヒューズが7.5Aですので、12V×7.5Aで90w電流が荒れたリレー接点で流れるかがポイントかも知れません。

2021-02-3 追加、久しぶりにT3TECさんの掲示板見に行ったらメインリレーの件、紹介されてましたね。 何にこの偶然w って言うかそれだけ多い事例なんだね。それとも、メインリレーの壊れる時期が今なのか・・ あ~でもないか 僕の方は2か月も前の事だったw

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする