前回に続けて今度はタイヤの感想です。
今回のタイヤ IRC Formula PRO TUBELESS 700×23C の関連記事などを読むと、チューブレスタイヤはチューブが無い分、タイヤとチューブの摩擦ロスが減少されるとあります。と言っても本来のチューブが無くなるのではなく、チューブの部分がタイヤの内側に貼り付けてあるという仕組みらしいです。また安全面では突然のパンクなどの場合、空気抜けの時間が長く対処の時間が稼げ、本来の空気漏えい量も少なくメンテナンスに優れている。となっています。 よい事づくめだyo-
で、このタイヤの空気圧力指定が600-800Kpaに成っていて1Pa=1.02×10~-5 Kgfですので、6kちょいから8kg/C㎡ちょいまで、今までのチューブ入りのタイヤセット(9kg/C㎡)とは違って少し低めの空気圧設定になります。乗り出し前までは少し半信半疑でしたが実際走ってみると、なかなかの感じです。
取り敢えずホイルのとの兼ね合いも有るとは思うのですが、このタイヤでの乗り心地が凄く良いのです。空気圧も関係しているのでしょうが、荒れた路面など粗い凹凸に対しての路面との接地感が大変良い感じです。何て言ったら良いのでしょうか、振動を最小限に抑えつつグリップ力が良いのか踏み込んだだけ前に進むって感じです。 路面とのハネが少ないと言えば分かりやすいでしょうか、小石のハネも少ないです。空気圧が低いと言ってしまえば終りの様ですが、それとはまた違った感じがします。
転がり抵抗などは、オイラの初心者的脚力では分かりませんが、何時ものコースでのタイムは若干上がっている気がします。 空気圧が減った分だけ路面との接地面積が増えているのにも関わらずこの結果は不思議です。おまけにコーナーでのグリップも信頼性が高いです。(滑った事が無い)
まぁこんな感じでスタンダードなクリンチャータイヤに戻る事は有りませんが、空気の漏えいに関してはオイラだけの問題かも知れませんが、少し課題が残っています。
パンクは、これまで2回程経験しました。2回とも2mm程のガラス片(車のライトの様な)でしたが、突然漏れて行くのではなく何処でパンクしたか分からないくらいの漏れ方で、気が付くのに4kmも走った位です。パンクに関しては大変良い結果ですが、ゆっくり漏れていく漏えいは、1日経てば2~3kgは下がってしまいます。これは前後とも同じ状態で、何とか出来ない物かと試しにビードの部分にシリコングリスを少し塗ってホイルに装着してみました。その結果、若干の改善(1日が3日位に伸びた)がみられました。でもリムのブレーキ部へグリスがまわるのがイヤで今ではやめている状態です。毎度走る度、空気圧点検しているので問題は無いのですが、読んだ記事によると1週間くらいは平気と言う印象だったので少しがっかりです。 あとタイヤの減りが早いです。ですがあのグリップ力だと仕方がない事でしょうか。
それから、タイヤゴムのひび割れも少し早いような気がします。タイヤの裏側は細かいひび全体で、表側はトレッド部の縁周りが特にひび割れしています。時間的には約半年経っていますが気が付いたのは2ヶ月程前でした。これも漏えいに関係しているかと思います。
ただ、オイラは仕事でゴムの加硫経験などがありゴムの特性もある意味知っているので・・難しい事なんでしょうね。
タイヤメーカのゴム技術はレベルが高いので今後期待したいです。
因みに、今現在の仕様は、Front700kpa Rear750kpa 車重8.8kg 体重76kg で乗っています。
写真のサイドウォールの厚みは1.5mmでした。 よく圧に耐えて漏れないなって感じです。
メーカーさんへ、余談ですが、カーボン型で成形したら、あのパーティング面は消えないのでしょうか?カーボン型なら熱膨張係数プラマイ0が可能でなんですけど。 関係ないのかな? って言うか承知だよね。