先日ご案内した「井上直久 イバラード展」に行って来ました。
6日、7日とギャラリートークが2時からありましたので、
7日、その時間に合わせて話を聞いてきました。
前回(心斎橋大丸)の時は
ギャラリーセミナーと称して遠近法や影についての話でした。
今回はご自身の絵の描き進め方やその絵の元になる風景、
影響を受けた画家の画像などを大きな画面で見ながらの説明です。
デッサンについての話もありました。
(大学でも教鞭をとられていたので)「デッサンが苦手なんです」という学生がいますが
最初から上手な人はいません。と答えるそうです。
そして、デッサンについて
デッサンは物の観察。
見方の悪い所、足りない所を認識する為にするのです。
描き上がったものはその結果に過ぎません。
また、デッサンだけでなく、色彩や遠近法など色んな事を学んだ方がいい。
実際にある物、実際の風景が描けなければ空想だけで絵は描けません。
ともおっしゃってました。
デッサンやスケッチをする、作品を描く、いい絵をみる、自分の目が肥えてくると
足りないものが見えてくる。そして、またデッサンをし、スケッチをし、作品を描く、
そんな繰り返しをしながら、時々自分でも良く出来たなーと思う絵が描けたりする。
もっとこんな風に描いたらいいんじゃないかと常に思って描いていると
大体そんな話をされていました、いい話でしょ( ̄ー ̄)v
とても楽しく、心に残る話を聞いてきました。