IBUSHI GALLERY 瓦廊

兵庫県伝統的工芸品『淡路鬼瓦』指定窯元 株式会社タツミのブログ

家紋 葵紋

2010年03月16日 |  >家紋
葵紋 葵はあおい科に属する多年生草本で、 葵紋はその葉と花を文様としたものです。 「丸に立葵」 家紋としての葵は、※「見聞諸家紋」に見え、 丹波船井郡の豪族西田氏からであるといわれています。 鬼瓦(御所鬼瓦)につくとこんな感じです。 「丸に三つ裏葵」 葵の紋は戦国時代になって、三河の松平(徳川)氏・本多氏らが家紋としました。 徳川家康(三つ葉葵)が将軍となるにおよんで . . . 本文を読む

家紋 丸なし五三の桐

2009年02月23日 |  >家紋
丸なし五三の桐 今日は桐紋について。 桐の葉と花を形象化したものです。 桐の種類は多いのですが、その中の白桐と言われるものが紋章になりました。 聖王の出現を待ってあらわれる端鳥鳳凰のとまる嘉木 といわれ端祥的意義(縁起が良い)に基づく。 丸に五七の桐 平安・鎌倉時代、桐・竹・鳳凰一組の模様が天皇のみに用いられ、 黄櫨染(こうろぜん)の袍に織り込まれていたのが、 のちに桐だ . . . 本文を読む

家紋 三つ巴

2009年02月10日 |  >家紋
窯の余熱で乾燥中の家紋。 今日は巴紋について。 巴紋は結構目にされることがあるのではないでしょうか? アジア全土で古くからある文様で、その起源には諸説があるそうです。 その形から、水の渦巻く様子を抽象化した説、 ヘビがとぐろを巻いている形という説、 電光の走る様子を表している説、 勾玉の形という説…。 またその呼び名については、鞆(とも)という弓を射る際に 手首に付けた武具の形に似 . . . 本文を読む

家紋 丸に梅鉢

2008年12月17日 |  >家紋
今日は梅の紋について。 梅の花を図案化したもので、 梅鉢紋(幾何学的なもの)と  ↓ 丸に梅鉢 梅花紋(絵画的なもの)があります。  ↓ 三つ追い松葉に八重梅 隅立て井筒に梅の花 梅鉢紋と梅花紋とでは随分見た目の印象が変わります。 梅の花の文様は奈良時代に用いられていたと言われています。 高野山の赤不動像の裳に、梅鉢の文様が描かれているのが 最古のものと考えられている . . . 本文を読む

家紋 丸に木瓜(もっこう)

2008年10月03日 |  >家紋
木瓜紋について。 窠(か)の紋ともいい、木瓜(ぼけ)の切り口とも呼ぶ。 御簾(みす)の帽額(もっこう)につけられた文様に対する呼び名。 奈良時代に衣服、車に文様として使われていて、 後に家紋として用いられるようになった。 保元の乱の当時の内大臣、徳大寺実能が 車文としていた事が、『大要抄』に記されている。 このような事から徳大寺氏の家紋とされたのが最初だそうです。 その後、 . . . 本文を読む

家紋 牡丹

2008年09月04日 |  >家紋
牡丹の花・葉・枝などを図案化したものです。 牡丹は金鳳花(きんぽうげ)科の植物で、落葉かん木。 鑑賞花木であり薬用ともなるそうです。 中国において唐代より観賞用として、冨貴の象徴とされていた。 わが国でも『蜻蛉日記』『平家物語』にこの記事があるそうです。 牡丹の文様は平安時代から衣服に好んで用いられている。 家紋としては、最初に近衛家が用いた。 初めは車紋とされていたが、華麗さや冨貴の意義 . . . 本文を読む

家紋 丸なし上がり藤

2008年08月08日 |  >家紋
藤紋について。 藤の葉と花を図案化したもの。 藤はまめ科の植物で、「やまふじ」ともいいます。 延喜二年(902年)、醍醐天皇が藤花の宴を開いたとあり、 このような藤花を観賞する宴は、この花にちなんだ 藤原氏の栄華と共に盛んになり、『源氏物語』『栄華物語』をはじめ 小説、詩、和歌、日記などの記録に多く見られます。 そして、藤の花という美的な文様は『紫式部日記』『北野天神縁起』 などに表現されている . . . 本文を読む

家紋 丸に十六葉菊

2008年07月12日 |  >家紋
菊紋について。 菊の花と葉を図案化したもの。 菊は古くから中国において観賞用とされていたそうです。 また、延命長寿の薬餌(やくじ)として毎年9月9日の 重陽の祝の菊酒などにも用いられています。 古くは延暦十六年(七九七年)、 桓武天皇が和歌をもって菊花を惜しんだ事が 古文書に記されているそうです。 この紋様は平安時代の流行紋様で、 衣服や甲冑によく用いられたといいます。 菊花紋は皇室の紋 . . . 本文を読む

家紋 丸に橘

2008年07月03日 |  >家紋
橘紋について。 橘の葉・実を図案化したもの。 垂仁天皇の命を受けた多遅間毛理(たじまもり)が、 中国から持ち帰ったと言われているそうです。 薫り高いこの植物を伝来者の名にちなんで「多遅間花」とし、 これが訛って「たちばな」と言われるようになったと 伝えられているそうです。 「たじまはな」→「たじはな」→「たちばな」 橘は奈良時代から珍重されていたようで、 「古事記」にも記されているそうで . . . 本文を読む

家紋 丸に桔梗

2008年06月23日 |  >家紋
桔梗紋について。 文字通り、桔梗を図案化したもの。 桔梗は藍色の美しい花を咲かせるききょう科の植物で 秋の七草の一つとして数えられています。 また、『神農本草経』にある漢方薬の主剤の一つとしても 知られているそうです。 『神農本草経』?? 少し調べてみると、医神神農の名を冠した中国最古の薬物書で、 三六五種の薬品を収載しているそうです。 また、生薬の書として現代でもバイブル的存在だとか…。 . . . 本文を読む