IBUSHI GALLERY 瓦廊

兵庫県伝統的工芸品『淡路鬼瓦』指定窯元 株式会社タツミのブログ

昨日に続いて家紋の話し

2007年05月11日 | 鬼瓦、鬼師について
昨日ご紹介した家紋の作り方について。 家紋も鬼師の手により一つ一つ作られていきます。 よく御注文がある紋は、あらかじめ作ってある石膏型があり その型を押してつくっていきます。 ↑石膏型↓ 今では紋の石膏型の数は何百種も工房にありますが 型の無い物は一から模様を彫っていき、数が必要ならば 石膏型も作ります。 時には直径5cmにも満たない小さな物に彫って . . . 本文を読む

家紋

2007年05月10日 |  >家紋
家紋は日本ではどの家にでもあるのではないでしょうか。 その素材は約300種あり、それらの素材を組み合わせたものも 入れると実に2万種以上の紋様が存在すると言われています。 日本の家紋のすぐれたデザイン性は世界的にも評価されています。 それは他国ではほとんど見られない、季節の植物や風景など、 情緒あふれるものを自由に表現しているからと言われています。 ちなみに、有名ブランド「ルイ・ヴィトン」の . . . 本文を読む

ペーパーウェイト

2007年05月09日 |  >瓦小物
あると便利なペーパーウェイト。 デザインは、大阪の新堂廃寺跡から発掘された、古代ではよく使われていた 隅木先蓋瓦という隅木の先にかぶせる箱形のもので、白鳳時代(7世紀終わり頃) に作られていた瓦のデザインと現在でも社寺等で見られる古代鬼面型があります。 創立記念や卒業記念、入社記念など様々な記念日に天然素材のいぶし瓦製 ペーパーウェイトを送られてみてはいかがでしょうか? もちろんお客さま . . . 本文を読む

修理できました

2007年05月08日 | 工場の仕事
先日お伝えした瓦の修理が完成しました。 通常ですと、もっと早く仕上がるのですが、GW休暇をはさんだため 今日の窯出しとなりました。 黒くなった瓦を再焼成することで、再びいぶしをまといました。 欠損していた部分の復元もうまくいき、窯だし後に、細かなヒビ等を 修繕して完成です。 再びいぶしをまとった瓦はまた屋根の上で輝いてくれることでしょう。 昔の鬼瓦を見ていつも思います。 その表情 . . . 本文を読む

業務再開

2007年05月07日 | 工場の仕事
GW休暇も終わり、本日から熨斗工場、鬼工場ともに 業務再開しております。 朝一番から窯にも火が入りました。 本ブログもGW中は少し瓦からそれていましたが、また淡路瓦ことを ご紹介していきますので、よろしくお願いします。 ランキングに参加しております。 いぶし瓦に興味をもっていただけたら ↓クリックお願いします! . . . 本文を読む

ひとりごと

2007年05月06日 | 私事
雨でしっとりとしたいぶし瓦も見ものです。 写真を撮るのが好きなので、休日は必ずカメラを持って出かけるのですが 今日は一日中雨が降る予報だったので、久しぶりに図書館へ行ってみました。 仕事柄、屋根や建築関係の本ばかりを見てしまうのですが、今日は図書館でしか見られない、地元の歴史等に関する本をさがしてみたところ、 意外とたくさんの書籍が並んでいる事に驚きました。 なかでも国生み神話の伝わる淡路だけ . . . 本文を読む

ゴールデンウィーク

2007年05月04日 | その他瓦の事
昨日3日から弊社もゴールデンウィークということで 工場は休みに入っています。 普段は機械の音や、人の声で活気のある工場内も 休日中は静まりかえっています。 休日の鬼瓦工場内 休日の熨斗瓦工場内 淡路島ならではの海、風、鳥などの 自然の音色を聴くのもたまには良いものです。 . . . 本文を読む

鬼師の想い

2007年05月03日 | 鬼瓦、鬼師について
鬼師が指先から土に込める想い。 一心腐乱に土に向かい鬼の面を創っていく。 建物を守る鬼瓦には、鬼師の情熱も込められより一層凄みを増し、魔よけの力が強まることでしょう。 手作りならではの様々な表情。絶対に残していかなくてはなりません。 . . . 本文を読む

空間にアクセントを

2007年05月02日 |  >いぶし花器
ふとしたところにいぶし瓦でアクセントをつけてみてはいかがでしょうか? 現在、ホームセンターで、素焼きの鉢などがとても安価で手に入りますがちょっと趣きを変えて、人とは違った落ち着いた和の空間を作り上げることも可能です。庭だけでなく、あらゆる空間に違和感なく取り入れることができます。自然のぬくもりを活かした、草花にやさしい魅せる素材。それがいぶし瓦なのです。写真の鉢のように、いぶし色一色ではないよう . . . 本文を読む