IBUSHI GALLERY 瓦廊

兵庫県伝統的工芸品『淡路鬼瓦』指定窯元 株式会社タツミのブログ

門屋のリフォーム(7)

2007年08月11日 |  >瓦門屋のリフォーム
今週は壁面のリフォームが大分進みました。 黒焼杉を一面に張り、かなりのイメージチェンジ! ここまで来ると、リフォームと言うより新築みたい。 予定よりかなり多くの新材が必要になったようです…。 順序としては、瓦を先に葺くほうが、木の軸組みも ガッチリ収まって良いのですが、 やむなく外壁の作業が先になってしまいました。 大工さんも明日からはお盆休み。 盆明けからの作業、よろしく . . . 本文を読む

今日は大掃除!

2007年08月11日 | 工場の仕事
明日から工場はお盆休みに入ります。 休み前に恒例の全員総出で大掃除の真っ最中! 普段は白地の乗った台車がひしめき合っています。 これらを全て移動。 日ごろの汚れを全て水で綺麗に洗い流します。 どうしても土埃の多いこの仕事です。 半年に一度はこうして隅々まで丹念に清掃します。 工場内を綺麗にすると、休み明けの仕事始めも 清々しく、気持ちよく仕事に入れるので 汗だく、埃まみれになりな . . . 本文を読む

お盆休みを前にして。

2007年08月10日 | 工場の仕事
工房では別注物の制作がたて込んでいます。 いつになく鬼師たちも大忙し! 以前作ったパンフレットの効果でしょうか? 近頃「瓦廊」へ少しづつではありますが一般のお客様が 見学に来られることが増えつつあります! 今日も神戸からご家族で来てくれました。 なかなか間近で見る機会がないいぶし瓦を、 見て触れて、とても喜んで頂けました。 ありがとうございました!  昨日の夕焼け 日中は暑い日が . . . 本文を読む

唐獅子の修理

2007年08月09日 | 飾り瓦について
唐獅子の修理再焼成です。 修理前の写真がありませんが、今回はわりと良い状態だったので あまり手を掛けることなく仕上げることが出来ました。 光の具合で写真上では少し色味が違いますが 実物は2体とも同じいぶし色です。   この唐獅子を見た鬼師たちが口々に「えぇ獅子やな~」と感心しきりでした。 表情、立ち姿、どれを取っても稀に見る仕上がりです。 サイズは尺寸程で、それほど大きくはありませんが 確 . . . 本文を読む

丸に角立四つ目入り 角張覆輪鬼瓦の完成です。

2007年08月08日 |  >家紋
角張覆輪鬼瓦が完成しました! 以前の記事 角張覆輪鬼瓦の復元(1)         角張覆輪鬼瓦の復元(2)  裏張りの模様も忠実に復元。 約100年前の鬼瓦がほぼ当時と変わらない手法で 見事に現代に蘇りました。 通常よりも手間の掛かる鬼瓦ですが、 焼き上がりを見ると鬼師の苦労も報われた。 そんな感じのする今回の鬼です。 鬼に付いている家紋は「丸に角立四つ目結」 目結紋につい . . . 本文を読む

サル付鬼瓦の完成です。

2007年08月07日 | 鬼瓦、鬼師について
以前に制作中の様子をお伝えしたサルの鬼瓦。 以前の記事はこちら 一ヶ月近くかけてゆっくり乾燥させ、ようやく完成しました。 窯から出すまでは緊張が続きます。 窯入れのタイミングを間違えると、せっかく作った瓦に ヒビが入る事もあります。 乾燥の見極めも職人仕事。 焦らずじっくりとを心がけていますが それでも失敗することもたまにあります。 乾燥という工程はとても重要な作業です。 綺麗に焼き . . . 本文を読む

甍の波をおよぐ鯱

2007年08月06日 | 飾り瓦について
大阪府内のお寺です。 昨年こちらの屋根の鬼瓦と鯱の修理再焼成と復元制作を しました。 鬼面と同じで、鯱にも様々な表情があります。 中でも、こちらのお寺の鯱は珍しいデザインの 一つに上げられています。 棟にある2体のうち、一体は古瓦を修理再焼成し、 もう一体は新たに制作させて頂きました。 修理の瓦が届いた時、すでに鯱のヒレが欠け落ちて ない状態だったので、鬼師もこのヒレを復元 . . . 本文を読む

門屋のリフォーム(6)

2007年08月04日 |  >瓦門屋のリフォーム
今日は門屋の現場で、偶然の再会がありました。 私事ですが、小学生の頃バスケットボールをしてました。 その当時のコーチ(本職は板金屋)が今日 「水切り」を取り付けに来ていたんです! 実に20年ぶり!ちょっと白髪混じりにはなってましたけど それ以外はあんまり変わってなくてびっくりしました。 久々でついつい話し込んでしまいました。 小学生の時は、とにかく恐いコーチでよく怒られました…。 でも . . . 本文を読む

御所風雲付(菊の紋入り)鬼の復元

2007年08月03日 | 鬼瓦、鬼師について
今日の別注鬼瓦です。 今回は、修理再焼成と復元のご注文でした。  修理前の鬼瓦  修理再焼成後  こちらは鬼師が復元したものです 生まれ変わった古瓦と、新しい瓦が同じ屋根の上で この先何十年と家を守っていきます。 日本の国花の一つでもある菊の紋。 いつまでも輝き続けてくれますように! . . . 本文を読む