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Wあおい(宮崎あおい・蒼井優)をはじめ、そうそうたる俳優陣(田辺誠一、伊勢谷友介、寺島進、石丸謙二郎、光石研、木下ほうか、中村久美・・・)がカメオ出演していることに注目したい。特に、まだこんなにブレイクする前のWあおいの初々しい表情や演技を拝むだけでも(彼女たちのファンにとっては)稀少価値のある1本。
説明的なパートや会話を極力省いて、主人公・北サチ子(宮崎あおい)の心の声をテロップで挿入しながら、短いシーンをリズムよくつないだ編集は、確かになかなか斬新だ。しかし、かわいい顔をしているが故に、クラスのみんなからはいじめられ、悪い男たちの興味をつい引いてしまうあおいちゃん、いや北サチ子の内面を十分に描けていたかどうかは疑問である。
まるでプロモーション・ビデオのようなイメージ・シーンの数珠つなぎだけでは、美少女のファム・ファタール性を浮き彫りにするには不十分だったような気がするのだ。知人の話によると、普通に歩いているだけで、周囲(同性からは嫌悪&異性からは好奇)の視線を集めてしまう女性というのは実在するらしい。本人の意識するしないに関わらず周囲を破滅に導く“運命の女”に、死ぬ前に一度でいいからお目にかかってみたいものだ。
害虫
監督 塩田明彦(2002年)
〔オススメ度![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
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〕
説明的なパートや会話を極力省いて、主人公・北サチ子(宮崎あおい)の心の声をテロップで挿入しながら、短いシーンをリズムよくつないだ編集は、確かになかなか斬新だ。しかし、かわいい顔をしているが故に、クラスのみんなからはいじめられ、悪い男たちの興味をつい引いてしまうあおいちゃん、いや北サチ子の内面を十分に描けていたかどうかは疑問である。
まるでプロモーション・ビデオのようなイメージ・シーンの数珠つなぎだけでは、美少女のファム・ファタール性を浮き彫りにするには不十分だったような気がするのだ。知人の話によると、普通に歩いているだけで、周囲(同性からは嫌悪&異性からは好奇)の視線を集めてしまう女性というのは実在するらしい。本人の意識するしないに関わらず周囲を破滅に導く“運命の女”に、死ぬ前に一度でいいからお目にかかってみたいものだ。
害虫
監督 塩田明彦(2002年)
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