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ブリューゲルのバベルの塔を鑑賞しました

2017年10月15日 | ライブ・イベント
大阪の中之島にある国立国際美術館で開催されているブリューゲル「バベルの塔」展を鑑賞してきました。
24年ぶりの来日だそうです。
新聞の広告で開催されることは知って気にはしていたのですが、お友だちから日曜日に終わるからと
誘ってもらったので出かけることにしました。
入り口を入ると16世紀ネーデルラントの彫刻やキリスト教の信仰の絵画などの作品が並んでいました。
私は印象派のモネやピカソや明るい色彩の絵が好きなので、今までヨーロッパに旅行して美術館に訪れても
ザッとしか観ていなかった地味めの絵画をじっくり鑑賞することができました。
そして奇想の画家と言われる「ヒエロニムス・ボス」の作品。
美術に疎いので初めて知った画家でした。
写実的な描写ですが、実は現実には存在しない奇想の世界に引き込まれました。
購入したクリアファイルです。
左側中央の「大きな魚は小さな魚を食う」は弱肉強食を表しているそうです。
他にも絵の端の方に小さく狩られた熊が木から吊るされていたり、人や動物の表情が気持ち悪かったり
細かいところまで凝っていて面白かったです。

最後の部屋でいよいよ「バベルの塔」とご対面しました。
思っていたより小さく、オペラグラスで観られる方もいるほどすごく細かく描いているので、
間近で鑑賞できるレーンに並びました。
絵の正面まで3、40分かかると言われましたが20分位でした。
全体的には壮大ですが、端から端まで緻密に描かれていて感動しました。
旧約聖書をもとに描かれていて、人間は昔、一つの言語をしゃべっていたのですが
ある時天まで届く塔を建設しようとして神の怒りを買い、互いの言葉をバラバラの言語にされてしまう。
意思疎通が出来なくなった人々は散っていき、ついに塔は完成しなかったというお話だそうです。
でもブリューゲルはたくさんの人が協力すれば不可能に思えるようなことも
可能になる、巨大な塔も作ることができると伝えたかったのかもと映像で説明されていました。
点のような人が170センチの身長として描かれている塔の高さは500メートル位になるそうです。

この国立国際美術館は地上から入りますが、地下3階にあります。


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