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中国の巨匠が監督をした2014年の映画「妻への家路」をwowwowで観ました。
アジアの映画は全く観ないので、面白くなかったら途中でやめようと
思っていましたが、しみじみと感動して最後まで観ました。
大学教授の夫が文化大革命によって逮捕されましたが
10年後に逃亡して妻に会いに来ました。
夫が逃げてきたことを知り、手助けしようとするのですが、密告により
夫は再度捕まってしまいました。
妻は夫が捕まる時に警官ともみ合いになり、頭を負傷しました。
その傷と心理的なショックのせいで、心の病になります。
夫が解放されて戻ってきて20年ぶりに再会したのですが
目の前にいる夫を認識できなく、初対面の人だと思ってしまいます。
夫は思い出してもらおうと、向かいの家に住み、色々と試みるのですが
妻は夫だと気づいてくれません。
親切な近所の人だと思っています。
妻は夫がいつか汽車で帰ってくると信じていて、毎月駅に夫を探しに行きます。
夫は妻に付き添って、汽車から降りてくるはずのない夫を妻と一緒に
待ち続けるというお話でした。
夫は妻が自分のことを思い出してくれなくて、悲しくて寂しくても、
これからずっとそばで妻を見守っていくのでしょう。
こういうせつない愛の形もあるのだなと思いました。