TAZUKO多鶴子

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『煩悶』…若き天才詩人『ランボオ』の詩

2007-12-04 | TAZUKO多鶴子からの伝言


   科学の幻術の色々な事件や、

   社会友愛の様々な運動が、

   原始の率直を歩一歩取り戻す事に比べて、

   果たして慕わしいものであるか…

   だが、俺たちを骨抜きにした『吸血鬼』は命令する、

   俺たちは彼女のくれるものを喜んでいればいい、

   でなけりゃ馬鹿をみるだけだ、と。 
 



  『 飾 画 』の中の『 煩 悶 』より
                 ランボオ 作 
                 小林秀雄 訳