TAZUKO多鶴子

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綺麗な虹がみれました!

2010-10-06 | TAZUKO多鶴子からの伝言
今日は朝から素敵な風景を
見ることができました!
美しい見事な虹!
本当に綺麗でした…





<虹の色の文化>
 ここを読んでいる皆さんに、「虹は何色ですか?」と尋ねたら、ほぼ十人中十人が「七色です」と答えるのではないかと思います。
 私たちは、虹を七つの色だと思っています。レインボーカラーと言えば七色、それが常識。けれども、これは文化が作り出した、その文化内での常識であり、”絶対的事実”ではありません。国により、文化により、虹の色数は異なるのです。
 そもそも、”色”の捉え方自体が、文化によって異なります。例えば、パソコンで使用できる色数にしても256色から数万色ありますが、その全てに”名前”が付いているでしょうか? 色そのものは多彩であり、無限に存在しますが、それに付けられて認識される名前は各文化ごとに異なります。

 ところで、日本では”あお”と”みどり”の区別は曖昧で、時には同一視されたりしていますよね。青々とした葉っぱと呼ばれているものは、本当は緑色です。もしも緑という名前が無かったら、日本では青と緑は同じ色、一色として数えられ、虹の色も六色になることでしょう。更に、青と藍色の区別を付けなかったら、五色になってしまいますね。

 この世に色は溢れていますが、その全てに名前は付けられていません。文化によっては、色を表す言葉が二つ三つしか存在していなかったりもします。名前の無い色は、概念上、存在しません。存在しない色は数えられないので、文化によって虹は五色だったり三色だったり、時には二色だったりもするのです。

 日本でも、古代では殆ど色の認識はされていなかったようです。”あか”は明るく、あかあかと燃え輝く火や太陽の色。”あお”は薄暗いぼうっとした感じ、または草木染めの色。”しろ”は夜が白けるときの色。”くろ”は日暮のときの暗い色。こんな曖昧な、明度の差程度の認識しか、最初は無かったようなのです。五世紀ごろに中国から五行思想とそれに対応した青・赤・黄・白・黒の五色が伝わり、色の区別が明確に認識されるようになったとか。

※参考資料: 『銀河の道 虹の架け橋』 大林太良著 小学館


*TAZUKO多鶴子の呟き*
つまり
土地(国)によって虹の色は様々あり、色の捉え方は『土地(国)によって違う』ということですね!
文化とはそう言うことだと思うのです。