連続大河ブログ 原付旅
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古都奈良編
恋の呪文は布留で袖振る、振袖の乙女の巻
さて、前回は日本最古の道のひとつ「山辺の道」はシルクロードのゴール直前の道で、遣隋使にとってはスタートの道であったって話でした。
恋の呪文は布留で袖振る、振袖の乙女の巻
さてさて、同じく日本最古の神社の一つ石上神宮(いそのかみじんぐう)のある奈良県天理市布留(フル)!この地名と袖振るの「フル」をかけた恋の呪文?和歌!いわゆるラブレター的な歌が万葉集に残っています。
額田王(ぬかたのおおきみ)に対して
「あかねさす紫野行き標野(しめの)行き、野守は見ずや君が袖降る」と兄が読んでいます。
それに対して弟が「紫草のにほへる妹を憎くあらば、人妻ゆえに、われ恋ひめやか」
元来、「袖を振る」とは呪術的意味合いがあって魂を引き寄せる効果があったとか!つまり「意中の男性のハートを射止める」的な!
以前の記事でも書いた、女性が一人でバーでシャンパンを飲むのは、「今夜の相手はいないかしら?」っていう意味があるのと同じで、それを知る者同士ででは、とても大胆な行為だったみたいですね!
この事で兄と弟が争いになり世に言う「壬申の乱」のキッカケとなったとか?ならなかったとか!その兄弟とは天智天皇と天武天皇その人だそうです。
今でも着物で独身女性は「振袖」既婚女性は「留袖」って事みたいですね!
世の男性諸君は、本能的に揺れるものに目を奪われるそうです♪しっとりと揺れる美しい黒髪!少し重めの滑らかな生地のスカートやロングコート!耳元でキラキラ踊るイヤリング!そしてタワワな胸元!どれか一つでも備わっていれば、意中の男性の魂を引き寄せられると思いますよ!まさに呪術的要素!本能に訴えかける心理術式!世の女性陣!お試しあれ!
地名の「布留(フル)」と魂を引き寄せる呪術!袖振るの「フル」をかけた韻を踏む!ダジャレ?親父ギャグ的な言葉遊びがすでに奈良時代に存在したって!これって言霊ですよね!
次回 お酒と杉玉と大神神社と三輪山との巻
ここまで読んでくださった方の願い事が叶います様に…」
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