世界中から熱苦しく・・・「ふじもん世界放学ブログ」

元「変な学校先生」私ふじもんが、ただ今世界を駆け巡っています!世界の今と僕の魂をお届けしますので、ぜひお読み下さ~い!

【ふじもん世界放浪「放学記」第3章北米編 『魂を楽しませろ』アメリカ横断が教えてくれたこと。】

2013-10-29 09:18:08 | 日記

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2013年10月30日。

《9月29日にメンバー全員がサンフランシスコに集結し、10月1日にニューヨークに向けて出発した「イケイケニッポン人・アメリカ横断の旅」。僕は決めていた。このアメリカは、純粋に楽しもうと。素晴らしいご縁で出会えたこの5人で、メッチャ楽しいアメリカ横断をしてやろうと!》

結論。

楽しかった!メッチャ最高のアメリカ横断ができた!

僕にこの「横断旅」のお誘いをしてくれたのは、メキシコのカンクンで偶然出会ったkazuさん

僕がアメリカに入る日程とちょうど重なっていたので、「おお、これは凄いタイミング!」とばかりに、お誘いに乗らせていただいた。

僕は今の旅に、ある意味で人生を賭けている。中途半端な旅をするわけにはいかない。それは5月14日に日本を発つ日から、ずっと心に刻んできたことだ。

自らの学びの旅であり、後世に「何か」を残せる旅にする。僕はそう心に決めて、ここまで歩いてきた。

でも時々、迷うこともあった。息苦しくなる時もあった。

「やってやる!」「やらなくちゃいけない」!という想いが先走ってしまって、自らが「楽しむ」ことを忘れてしまったり、旅そのものの楽しさを見失いそうになるときもあった。

だからこそ、このアメリカは割り切ってみた。

「いいじゃん!キャンピングカーでアメリカ横断できるなんて、マジで滅多にないぜ。すげぇチャンスじゃん。インタビューするとかどこかにお伺いするとかはちょっと隅っこに置いといて、『旅』を楽しんでみようぜ!目の前にあるアメリカを存分に楽しんでやろうぜ!」


このアメリカは、すごく大事なことを僕に教えてくれた。

それは、「楽しむこと」。

僕たちはよく「目標を持って努力しろ」的なことを言うけど、それはそれで絶対に正しいと思う。でも、その目標を強く想い過ぎると、「目標の達成だけが目的」になってしまい、自らの魂を楽しませることを忘れてしまう。

僕は今回の旅の中で、ちょっとだけそんな時があった。

すっごぃ好きなことをやっていて、すっごぃ楽しことのはずなのに、何故か息苦しくなってしまう。目標を達成するって大事だけど、自分の魂が楽しんでいなけりゃ意味がない。

もし仮にすっげぇことを成し遂げたとしても、自分の魂が「ここにあらず」だったら、一見すごいけど、なんか虚しい。逆に、一見平坦で対したことのないような人生に見えたとしても、自らの魂がそれをすっごく楽しんでいたら、きっとそっちの人生の方がいい。

考えすぎたらあかん。

結果や目標達成ばかりを考えすぎたらあかん。

純粋に、魂の赴くままに・・・。

そのことを、このアメリカの旅は教えてくれた。

だいたいさ、アメリカの景色そのものが教えてくれるよね!な~んもない強烈な大平原。何時間走っても変わらない。

な~んも考えなかった。行きたいとこ行って、美味いもん食って、「おお!すげぇ!」って思って、毎日(ちょっとだけですよ)酒も飲んで・・・。

ええやないか、それで。

結果は出ないより出た方がいい。高い目標を設定して、それを実現できた方が出来ないよりはきっといい。

でも、それが全てじゃない。

「エンジョイ!」と、「やってやるぜ!」の融合。そこが大事なんだな。


こうして貴重な出会いからアメリカ横断の流れになったのも、僕が今こうして考えることができているのも、きっと何かのご縁なんだな。この今の気持ちを大事にしないとな・・・。

さて、アメリカももう終わりだ。リスタートするにほいいタイミングだ!

よーし、これからのゆるくて熱い目標。『エンジョイとやってやるぜ!の融合!』

また新たな旅に出るぜ、俺!

2013年10月30日。ニューヨークのハーレムにほど近い日本人経営の安宿にて。

【ふじもん世界放浪「放学記」第3章北米編 ふじもん的自分勝手分析『アメリカ人ってこんな人!』】

2013-10-27 22:12:03 | 日記

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2013年10月26日。

《アメリカに入国して間もなく1ヶ月。たくさんのアメリカ人と話をしてきたけど、僕は常に「アメリカ人ってどんな人たちなんだろう?」と考えながら接してきた。今日、その分析結果を発表します!異論反論賛成賛同、よろしくお願い致します笑!》


ふじもん的自分勝手分析①:アメリカ人って『意外に豪快じゃない』

僕はアメリカ人って、何でも「イケイケガンガン」的な豪快な人たちなのかと思っていた。しかしいざ接してみると、意外にそうでもないんだな~と思わされた。


たとえば・・・

スーパーで買い物をしているとき。アメリカではレジを通した品物をレジのスタッフが袋に入れてくれるのだが、意外に丁寧に入れてくれるのだ。正直、もっとガンガン放り込むようにテキトーに入れるのかな~と思っていたのだが、全然そんなことはなかった。品物の扱いは丁寧だし、牛乳など重いものを買ったときは、しっかりとビニール袋を二重にしてくれる。

接客態度も笑顔で親切で、welcomeでthank youな雰囲気の人がほとんどだ。「アメリカ人=とりあえず何でも豪快」という僕のイメージとは、だいぶ違っていた。

あ、あとマクドナルドのハンバーガーも全然大きくないんですよね。ここはもっと「豪快」であってほしかったなぁ笑)(^_-)-☆


ふじもん的自分勝手分析②:アメリカ人って『人見知りってなに?知らない人と話すことに躊躇なし』

これはイメージ通り!オーストラリアやニュージーランドも、ちょっとすれ違うときには「Hi」とか「Hello」とか言う人が多いが、アメリカ人もやっぱり同じ。それどころか、ガンガン色んな事を聞いてくる。アメリカンジョークも交じってくるのでサッパリ分からないことも多いが、とにかく色々話し掛けてくるのだ。


たとえば・・・

ガソリンスタンドで給油をしているとき、1人のおじさんが近付いてきた。何を話し掛けてくるのかと思いきや、「そのキャンピングカー、いくらで借りてるの?」だって。そんなことをガソリンスタンドで給油中の見ず知らずの僕たちに聞いてくるのだから面白い。ちなみにこれと同じ質問をしてきた人はなんと4人いるのだ。本当に!キャンピングカーレンタルの値段って、アメリカ人にはそんなに興味あるのかな?(笑)

ちなみに節々にジョークを挟んでくるので、分からんのですよ!僕には!たまに合わせて「あははは~」と笑ってますが、だいたい分かってませ~ん”(-“”-)”


ふじもん的自分勝手分析③:アメリカ人って『とってもお世話好き』

1つのお願いをすると、2つ3つやってくれるのがアメリカ人。基本的にお世話好きなのか~と僕は思った。基本的な国民性として、優しいでしょうね。


たとえば・・・

RV Parkでキャンピングカーにトラブルがあったとき、僕たちはRV Parkのスタッフに色々とお願いをした。すると、「ここを見てほしいんだ」というお願い以上に、色々と直そうとしてくれるのだ。英語が拙いので電話をお願いしても、事細かに丁寧にサポートをしてくれる。総じて言えば、「1」のお願いに対して必ずプラスアルファを付けて助けてくれる。そんな人たちなのだ。


ふじもん的自分勝手分析④:アメリカ人って『たぶんせっかち』

メッチャ主観なのですが、アメリカ人ってせっかちです、たぶん(笑)。


たとえば・・・

しゃべるのが速い!まぁそれだけでせっかちというのはいけないのかもしれませんが、他の国の人に比べてしゃべるスピードが速いと思います。僕の英語力のなさが一番の問題ですが、聞き取るのが大変なんだな~速くて。

そして一番感じるのは、しゃべりだすと基本的にこっちの話は聞きません(笑)。「いや、そうじゃなくて・・・」みたいに口を挟みたくても、けっこうガンガンきます。こういう点に関しては豪快なのかな?そして話すだけ話したら、勝手に自己完結することも多い(笑)。あれ?終わったの?みたいな。でもその感じ、なんか憎めないんですよね!

もう1つたとえば・・・

運転!日本で言うと大阪的なイメージかな?けっこうグイグイ横から入ってきます。道路が広いのでそれほど危険性などは感じませんが、わずかな隙間にもグイグイ入り込んできますね。

そして「せっかち」なのが、高速道路の合流。ほとんど加速レーンがないんです。「広い国土なんだからもっと長く合流地点を造ればいいのに・・・」などと思ってしまうのですが、合流してあっという間に本線になりますし、高速道路を降りた瞬間にえげつない急カーブだったりします。こういうところが、何だかせっかちな感じがして面白い!


ふじもん的自分勝手分析⑤:アメリカ人って『英語は話せて当然だと思っている』

これ、かなりの偏見分析なんですが、そんな意識があるような気がするんですよね。


たとえば・・・

僕はちょっと長い説明をしなければならないときなど、「すいません、僕の英語は十分ではないので」的なことを最初に言っておくことが多い。すると、今までの国だとだいたい「そんなことないよ、あなたの英語は全然問題ないよ!」などと、お世辞を交えて返してくれる。しかしアメリカ人は、それはない。むしろ「うん、そうだね」くらいの冷めた感じのときもある。

気を使ってゆっくりしゃべってくれる人もまずほとんどいない。今や英語は世界で最も使われている言語になっており、そしてアメリカは何だかんだ言っても世界のリーダー的な国ということになっている。だからもしかすると、「おいおいオマエら、英語くらいちゃんとしゃべってくれよ」という意識があるのかもしれないなぁ。勝手にそんな分析もしてみた。


ということで、『ふじもん的アメリカ人分析』を勝手に5つ考察(?)してみました。その国を考えるときに「何を」見ると面白いか?僕はやっぱり「人」だと思うんですよね!国を形作るものはやっぱり「人」ですから!

これからも「人」には注目して、世界を見ていきたいですね。あ、ちなみに僕の次の訪問国はヨルダンです。あと少しのアメリカ、しっかり学んでいくぞ~!!!


2013年10月26日。アメリカ北部・デトロイト近郊のRV Parkにて。

【ふじもん世界放浪「放学記」第3章北米編 アメリカ『もう1つの顔』の教え。】

2013-10-26 05:56:01 | 日記

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2013年10月25日。

《アメリカ西部からヒューストン、ニューオーリンズ、メンフィスと抜けてきた僕たち。中央部から東部に入るにつれて、今までそれほど多くなかった人種が圧倒的に増えてきた。それは黒人たち。ここまではあまり見えてこなかったけど、ここに「もう1つのアメリカの顔」があることを感じた。》

ルイジアナ州のニューオーリンズからメンフィスへ僕たちは一気に駆け抜けた。アメリカ南東部。かつての黒人奴隷制度が最後まで維持された地域。その子孫が多く住むこの地域は、アメリカの中でも特に黒人の比率が高い。

アメリカの西部にももちろん黒人はいるが、ニューオーリンズあたりまで来ると、その比率は一気に高まる。マクドナルドで休憩がてら車を停めていると、スクールバスがやって来た。中から子ども達がゾロゾロと降りてきたのだが、その大半は黒人だった。ここまでのアメリカの地域にはなかった光景だ。僕はそれを見て、ハッと思い出さされた。


「そうだ、ネイティブアメリカンだけじゃない。黒人奴隷という歴史がアメリカにはあったんだ。」


メンフィス。綿花畑で過酷な労働を強いられた黒人たち。彼らの叫びにも近いリズムは、この地でブルースを生んだ。そう、このメンフィスはブルース生誕の地なのだ。そしてあの有名なエルビス・プレスリーがこよなく愛した地でもある。


普段は節約×100のバックパッカー貧乏旅行の僕だが、このメンフィスだけはちょっと贅沢をした。名物のリブステーキをほおばり、ブルースを聞きながら地元のビールを飲む。たまにはこんな贅沢もいいもんだ!程よく田舎で程よく寒く、程よく心地いい雰囲気が漂うこのメンフィスの夜を楽しみながら、僕は考えた。



「黒人たちは、かつての奴隷の歴史をどのように捉えているんだろう。」


かつてのこんな言葉が思い出される。

「あの戦争のこと?ヘイジャパニーズ、まだそんな昔のことを言っているのかい?」

奴隷制度自体はとうの昔に廃止をされた。だから、それはもう過去の話?

それとも、今なお考え続けなければならない現在の話?


今アメリカで生きている黒人たちにとっては、母国は当然アメリカだろう。しかしその祖先は、完全に「商品」として扱われ、強制的にアフリカから連れてこられた人たちだった。それは歴史的な事実だ。


そんなことをいちいち考えている僕自身が間違ってる?

もうそんな事実など忘れて、前だけを向いていればいい時代?



僕がいつも言っていること。「歴史を絶対に忘れてはならない。でも、歴史に囚われてもいけない。」

僕には分からない。今の僕は「歴史を学ぶ」姿勢なのか、それとも「囚われてる」だけなのか。


メンフィスの肉は美味い!(笑)噂に聞いていた通りだ!サイコーじゃねぇか!しかもこの日に宿泊することになったRV Parkのおばちゃんがとても親切で、街中まで車で送ってくれた上にオススメのお店まで紹介してくれた。そのお店に間違いはなく、適度な値段と美味い肉で僕たちを楽しませてくれた。たまにはいいね、こんな夜も!


ふと店内を見渡す。従業員のほとんどが黒人だ。オーナーと思しき女性も黒人。とってもノリがよく良い人だったので、一緒に写真も撮らせてもらった。そして僕は思う、やはりここは黒人の街なのだと・・・。


僕は別に聖人君子じゃない。ただの俗人だ。でも、少しだけ、平和とか戦争とか平等とか差別とか、そういうことに関心がある。だから、ついて考えてしまう。

ブルースを聞きながら、これまた美味いビールを飲む。うん、いい夜だ!僕は音楽のことはど素人だけど、うるさすぎず静かすぎず、このいい感じでゆったりしたリズムのブルースは、何となく好き。細かいことは全然分からないけどね。

素晴らしい歌声を聞かせてくれたボーカルの方とも一枚。アメリカ人は本当にみんなフレンドリーで親切だ。それは人種を越えている。基本的にどんな人でも温かく接してくれる。


黒人奴隷が生んだ音楽、ブルース。僕は好きだけど、やっぱり僕は歴史の向こう側を考えずにはいられない。


誰かに聞いてみよう。お、最もふさわしい人がこの地で亡くなっているじゃないか。

それは、キング牧師。言わずと知れた、黒人解放運動の指導者だ。

心の中で問い掛けてみた。
「キング牧師さま、僕は純粋に、アメリカの黒人の過去と現在、そして未来を考えたいんです。今を生きる黒人の人たちの本当の心の内は何なのか、それを知りたいんです。」

返答。
もちろんなし。「今の時代のことは、今の時代に生きる僕らが考えろってことですね。」


街の中もバーの中も、たくさんの人でごった返している。心地よい寒さだ。適度に酔いを醒ましてくれる。


いい夜だった!分からんことばっかだけど、楽しい夜だったから良しとしよう!腹もいっぱいだし。考えても分からん問題は考え続けよう!そういう結論もまた僕の答えなのだろう、きっと!

2013年10月25日。アメリカ第3の都市、シカゴ郊外のRV Parkにて。


【ふじもん世界放浪「放学記」第3章北米編 「世界で活躍する日本人」NASAからの教え】

2013-10-25 15:20:39 | 日記

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2013年10月24日。

《NASA。世界にその名を知らしめる、宇宙開発のメッカ。僕は先日、このNASAで活躍するとある日本人を訪ねてきた。その人柄、知識、人間としての温かさ・・・。世界を代表する宇宙開発のこの地で、僕は大切なものを教わった気がする。》

世界にはたくさんの日本人が活躍をしている。世界で活躍する日本人を訪問させていただき、このブログなどを通じて少しでも情報を発信していくことは、今回の僕の旅の目的の1つだ。


8月。僕はメキシコのカンクンに滞在していた。とある安宿で、僕はある日本人の方とお会いした。


すぐに仲良くなり、お互いの仕事の話などをしていたのだが、そこで僕はビックリ!なんと!あのヒューストンで働いているというではないか!

僕はいずれアメリカに行くことは決めていた。どのように動くかまでは決めかねていたのだが、この方との出会いにより「絶対にNASAに行こう!」と決めたのだ。(名前を公にすることは出来ないので、Aさんとさせて下さい。)


結論から言います。このAさん、メッチャ素晴らしい方なんです!NASAで働く超エリートの方なのに(正確には日本のある機関からのNASAへの派遣なのですが)、本当に穏やかで腰が低く丁寧で・・・。このような方が世界の舞台で活躍しているということは、日本の誇りだと僕は思いました!



1.Aさんの素晴らしさ。「人柄」

実は色々あったんです。アメリカ政府機関の閉鎖の影響もあり、ヒューストンに到着する日程が大幅にずれてしまって・・・ホントに困りました。まったく、アメリカ政府め!(笑)

僕は何度もAさんにメールを送り、予定の変更をお伝えした。その度にAさんは「大丈夫ですよ~」と、快く返信をして下さるんです。世界のNASAで働く職員なのだから、相当な忙しさのはずに違いない。それなのに、一旅人の僕の連絡に丁寧にご返信を下さり、面倒臭さを感じさせるような文面もまったくない。僕はAさんの心の広さに感服しまくりました。

NASA訪問当日。この日まで予想外のトラブルが発生。到着時間がまたも遅れてしまった・・・。

NASAに到着した僕は真っ先にインフォメーションへ。「友達がここで働いているから、電話をしてほしい」と受付の愛想の良いおばちゃんにお願いをし、Aさんの携帯電話にようやくコーリング。そして電話に出てくれたAさん、まず最初に・・・

「大丈夫ですか?無事に来れましたが?」

ここまで何度も予定の変更を伝え、その度に迷惑をおかけしてきたのに、まったく悪びれた様子もなく電話に出て下さったAさん。そして、

「今すぐ入り口に向かいますので、ちょっと待ってて下さいね!」

とのこと。
僕は心から申し訳なかった。何度も何度も日程や時間の変更をお伝えしているのに、その度に快くお返事を下さり・・・。なんとご挨拶をしたらよいのか、正直考えていた。



大切なこと、やっぱり人柄。
人間やっぱりこんな大きな心がなけりゃいけない。僕もそういう人間になろう。Aさんはその態度で、僕にそのことを教えてくれた気がする。


そしてAさんは、こんなことも教えてくれた。
「日本を代表する宇宙飛行士の若田光一さんは、NASAでも大人気なんです。何故かというと、人間として素晴らしいんですね。その人柄で、世界の人々をファンにしているんですよ。」

その言葉の通り、若田光一さんの写真が大きく飾られている。人柄・・・。その大切さを、僕は改めて考えさせられた。



2.Aさんの素晴らしさ。「知識」

お忙しい中にも関わらず、AさんはNASAの広報施設の案内をしてくれたんです。大幅に予定もずれてしまったし、僕はてっきり挨拶くらいしか出来ないかと思っていたのに、忙しい合間をぬって事細かに説明をしてくれたんです。本当に申し訳なく、そして本当に有り難く・・・。頭が上がりません・・・。

そこで僕が感服したのが、Aさんの知識。1つ1つの解説がとても詳しく、そしてどんな質問をしても、的確に返してくれる。これには感服しました、再び。

大切なこと、知識があること。
知識だけの頭でっかちな人間はダメだけど、知識のない空っぽの人間でもダメ。やっぱり「知る」ことってすべての基本だし、「知っている」から次の思考や考察が生まれるのだと思う。Aさんの豊富な知識は、「知ること」の大切さを教えてくれた。




3.Aさんの素晴らしさ。「トーク」

館内の説明を丁寧にして下さるAさん。その説明を聞きながら、僕は三度感服した。

説明が上手い!話し方や説明のポイントを捉えていて、とても聞き取りやすく、また理解しやすい。思わず聞き入ってしまう自分がいた。

このAさん、聞けばたくさんの有名人の方のご案内もされているそうで、それが本職ではないということですが、慣れたものだそうなのです。そんな素晴らしい方から無料でご案内をいただいて・・・本当に有り難い限りです。

大切なこと、伝える力。
僕は元々教員だし、「いかにして分かりやすく伝えるか」ということは常に意識してきた。でも今回Aさんの説明を聞いていて、また1つ参考になった。どのように話したら相手に伝わるか、魅力的に話せるか。これからも「話す」ことを仕事にしようとしている僕に、Aさんはヒントを与えてくれた。




メキシコのカンクンでの偶然の出会いは、「世界で活躍する素晴らしい日本人」との出会いであった。あの日あの時同じ宿に泊まれたことは、僕にとって本当にラッキーだった。


ニッポンの若者へ。
昔から言われている言葉、「一期一会」。よく言ったものだ。小さな出会いが、どんな大きなことになるのかなんて、誰にも分からない。70億人以上いる世界の人々の中で、今ここで出会える人なんて奇跡に近い。一期一会。目の前にある小さな出会いを大切に。それはもはや奇跡なのだから!


2013年10月24日。ブルースの街、メンフィスの街外れにあるRV parkにて。

【ふじもん世界放浪「放学記」第3章北米編 「砂漠の悪戯vol.2】

2013-10-23 11:13:14 | 日記

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2013年10月22日。

《砂漠が秘めている不思議な力。自分の心も魂も、過去も現在も未来も見透かされているような・・・。そんな砂漠で、僕たちは何をすべきなのだろう?何を感じるべきなのだろう?全てを「見透かされている」のなら、いっそのこと・・・!》

遊んじまえばいいじゃん!

飛ぼうぜ!


ガンガン飛ぼうぜ!


「死」を迎えたら、俺たちはこの「大地」のように真っ白になるんだ。それだったら・・・


もう1回飛んでやるぜ!


楽しくてもつまんなくても、充実していてもしていなくても、社会に貢献してもしなくても、やりたいことを片っ端からやってもやり残しても・・・。

俺たちが帰る場は、この「大地」。


だったらさ・・・

飛ぼうぜ!


母でもありまた墓標でもある「大地」に、ただ座ってるってのも悪くない。


創造でもありまた破壊でもある「大地」に、何かを刻んでみるのも悪くない。


思うがままに、歩けばいい。

気の向くままに、進めばいい。


そこに残る足跡が、きっと俺らの人生。


その足跡を、きっと誰かが辿ってくれる。


それこそが、俺らの生きた「」。

でもそれは、永遠じゃない。

いつかまた吹き消され、「大地」に戻る。


でもきっと、それは「消滅」じゃない。

消された俺らの足跡は、必ず次への「礎」になっている。

『だから、自信を持って。』

何もないこの白い「大地」は、俺たちに語り掛けてくれているような気がする。


俺らだけじゃない。

小さな小さな虫だって、この「大地」で生きている。

そんな小さな生命だって、無意味じゃない。

『だから、誇りを持って。』

何でもあるこの白い「大地」は、遥か遠くの大事な人にも語り掛けてくれているような気がする。


だったらさ、迷うことなんてないじゃん!

だったらさ、自分を信じてやるだけじゃん!


難しいことなんて、ぜ~んぶ取っ払って。

やってやりゃあいいんじゃねぇかぃ?この人生をさ!

よし、そーと決まれば・・・!

栄光ある未来に向かって、もう1発飛んでやるぜ!


2013年10月22日。宇宙への入り口・ヒューストンにほど近いRV Parkにて。