2013年8月29日。
《最終日のボートに乗る前にみんなで記念写真。しかし頼んだおばちゃんテキトーに撮ったなぁ(笑)。まぁいいか!》
「コスタリカってどんな国なんだ?」
実は、僕自身が一番よく分かっていなかった。
色々調べてみると、「自然が豊富な国」「環境保護と教育の国」などなど、「環境」と「教育」というキーワードが次々と出てくるではないか!
環境と教育・・・それは僕の軸でもある。教育と通じて地球の環境を考えさせたい、そしてそれをまもるための実践に繋げたい。そのことは、ずっと前から頭の中で思い描いていたことでもあり、また日々の授業でも重視してきたことだ。
「なるほど、これはコスタリカにはご縁がありそうだ!」勝手にそう思った僕は、このコスタリカで何かを実践したいと強く思った。
そこで見つけることが出来たのが、今回の海亀保護のボランティア活動なのだ。
ということで、どんなところでどんなことをしてきたのか、簡単にまとめてみたいと思います!もしこのような活動にご興味のある方がいらっしゃいましたら、誰でもすぐに参加することができます!とても門戸は広いので、時間の取りやすい学生さんなど、思い切ってコスタリカに行ってみるのもアリだと思いますよ!
え~と、まず場所なんですが、コスタリカの東部にトルトゥゲーロという国立公園があります。そこから少しだけ南に下ったカリブ海沿いの海岸で、ボランティアをしてきました!
ボランティア団体の名前は「Reserve Pacuare」といい、首都のサンホセに事務所があります。その事務所で申し込みをして、現地に向かいました。
どうして僕がここを見つけられたかというと、以前フェイスブックでも書かせていただいた安宿のスタッフが色々調べてくれて見つけてくれたんです!本当にお世話になりまくりでした。ありがとうございます!
さて、どのように行くか?まずバスで「マティナ」という町まで行け、とのこと。
着いてビックリ、なーんもない田舎町でした!
次に「アルカンタリージャ」までタクシーで行け!とのこと。
話しかけてきたタクシーがまたビックリ。これ、ただの作業来るまでしょ!でもタクシーでした(笑)。
アルカンタリージャって町なのかと思ったら、ただの船着場だったんですね!これにもビビった!(笑)言葉が分からないって不便ですね・・・。
アルカンタリージャまでの道はひたすらにバナナ畑でした!ここから大量に日本にも輸出されているそうです。
そしてここからボートに乗り、熱帯雨林を潜り抜けて、いざ「Reserve Pacuare」へ!
15分ほどで到着!これがボート乗り場です!
お、看板が出ているぞ!
そして奥に入っていくと、ヤシの木が生い茂る中に家々が。スタッフはみんなここに寝泊まりしているんですね。
主な仕事は、産卵に来た親亀の調査と、すでに産卵された卵の状況の確認。それにプラスして、植林活動を行っているといった感じでした。
ではどんな場所なのかをちょっと・・・。
写真だけ見ると、リゾート地ですよね!
ビーチから共同キッチンを見ると、こんな感じです。まさに南国!
このハンモックがまた気持ちいいんだわ!(笑)
海岸は長いので、自転車で熱帯雨林の中を移動するときもありました!
歩いて5秒でビーチなんです!いいでしょ?(笑)
僕が寝泊まりしていたロッジの入り口です。綺麗で1人部屋でしたし、快適でした!
しかし夜になると、ここに勝手に上がり込んでくるゴキブリ大王君が夜な夜ないたんですね・・・。
共同キッチンはこんな感じ。専属のスタッフさんが3食作ってくれるので、毎回快適な食事でした!
キッチンのすぐ先は、もう海なんです。最高!
お土産も売ってます~!
ではでは肝心の亀の調査ですが、海亀は夜に産卵に来るので、残念ながら親亀の写真はないんです。亀を驚かせてしまうので写真撮影はできないですし・・・。
簡単に説明しますと、上がってきた親亀のサイズのチェックや怪我の有無などを確認し、詳細に記録を録ります。可能であれば親亀の前足の付け根にタグをつけ、一度浜に来た亀かどうか確認できるようにするんですね。タグがなければ、初めてこの浜に来た亀だと分かりますので。
産卵に立ち会えた時は、じっと産み終るのを待ちます。本能って不思議ですよね、親亀はきちっと卵の位置を砂をかけてカモフラージュしますし、産み終るとまた海に戻っていく。夜の波間に消えていく親亀の後姿は、本当に感動ものです!写真を撮れないのが本当に残念なんですけどね・・・。
卵の生まれた場所に棒を立ててタグを付け、いつどの亀が卵を産んだのか分かるようにしておきます。こんな感じですね。
ビーチのパトロールは1日2回。朝5時と夜10時に行います。朝は夜明けと共に歩きますので、爽快ですよ!
海亀をはじめ植林などの環境保護活動を行っているので、地元の学生がたくさん勉強にやってきました。僕がいる間だけでも、小中学生、そしてコスタリカ大学の学生も研修に来てました。さすがは「自然保護と教育の国」ですね!
大学生とは、一緒に植林活動をしてきました!日本のアニメの話で盛り上がりましたよ!
実はもっとバリバリのボランティア活動をするのかと思っていたら、かな~りリラックスした場所でした(笑)。いや、ちゃんとやることはやってますよ!でもけっこう空き時間が多くて、専属のスタッフもかな~りスローライフでした。それもそれでホントに貴重な体験です。ヤシの木の下でのんびり・・・って、最高ですよね!
ヤシの実を削ってケーキの材料にしたり・・・
メシの後は必ずみんなでドミノゲームをして、負けた人が皿洗いをしたり・・・
誕生日会しちゃったり・・・(笑)
あ、そうでした。親亀は撮ることはできませんでしたが、子亀が地面に上がってきて、海に向かう貴重な様子はみることができたんです。いや~可愛いですよね、子亀ちゃん!僕も感動でした!
ちょっと撮影用にまとまってもらって・・・(笑)
調査をしてるときの様子です。
準備ができたものからどんどんと海へゴー!
波に飛び込む直前の貴重な写真です!
全ての子亀が海に帰り、それを見つめるコスタリカ人のスタッフ・・・。なんかいいですよね!
でも傍らには、孵化できなかった大量の死骸もありました。海亀は1回に100個程度の卵を産むと言われてますが、この産卵巣では60個も孵化できなかった卵がありました。もう亀の形になっているのに孵化できなかった子亀たち・・・可哀想ですが、それも自然の摂理なんですよね・・・。
そして何より一番良かったのは、スタッフや他のボランティアの皆さんの人の好さ!やっぱり人間が最後はすべてですからね。色々な国から集まった志ある若者たちと交流できたのは、やはり貴重な経験ですよね。
スペインから来たミゲル。
グアテマラ人のカルロス。
ずっと僕をオーガナイズしてくれたアンナ。
その他、何人にもスタッフの方にお世話になりました!
今回1週間ここでボランティアをするかどうか、本当に悩みました。でも本当に貴重なものを見ることが、そして感じることができました!
いつも思うことなのですが、何事も「やってみる」ことが一番の師なんですよね。裏を返せば、やってみなりゃ分からないってことですよね。ここで1週間やってみたからこそ、どんな風に亀の調査をしているのか、海亀の生の様子はどんなものなのか、色々なものを知ると同時に感じることができましたし。
僕の旅はまだ続きます。これからもどんどんやって、「知る」と共に「感じて」いきたいと思います!
どうぞこれからもよろしくお願い致します!!!
ふじもん
2013年8月29日。ニカラグアの観光都市マナグアの、今回の旅の中で一番安い宿(1泊5ドル)の共同スペースにて。
《最終日のボートに乗る前にみんなで記念写真。しかし頼んだおばちゃんテキトーに撮ったなぁ(笑)。まぁいいか!》
「コスタリカってどんな国なんだ?」
実は、僕自身が一番よく分かっていなかった。
色々調べてみると、「自然が豊富な国」「環境保護と教育の国」などなど、「環境」と「教育」というキーワードが次々と出てくるではないか!
環境と教育・・・それは僕の軸でもある。教育と通じて地球の環境を考えさせたい、そしてそれをまもるための実践に繋げたい。そのことは、ずっと前から頭の中で思い描いていたことでもあり、また日々の授業でも重視してきたことだ。
「なるほど、これはコスタリカにはご縁がありそうだ!」勝手にそう思った僕は、このコスタリカで何かを実践したいと強く思った。
そこで見つけることが出来たのが、今回の海亀保護のボランティア活動なのだ。
ということで、どんなところでどんなことをしてきたのか、簡単にまとめてみたいと思います!もしこのような活動にご興味のある方がいらっしゃいましたら、誰でもすぐに参加することができます!とても門戸は広いので、時間の取りやすい学生さんなど、思い切ってコスタリカに行ってみるのもアリだと思いますよ!
え~と、まず場所なんですが、コスタリカの東部にトルトゥゲーロという国立公園があります。そこから少しだけ南に下ったカリブ海沿いの海岸で、ボランティアをしてきました!
ボランティア団体の名前は「Reserve Pacuare」といい、首都のサンホセに事務所があります。その事務所で申し込みをして、現地に向かいました。
どうして僕がここを見つけられたかというと、以前フェイスブックでも書かせていただいた安宿のスタッフが色々調べてくれて見つけてくれたんです!本当にお世話になりまくりでした。ありがとうございます!
さて、どのように行くか?まずバスで「マティナ」という町まで行け、とのこと。
着いてビックリ、なーんもない田舎町でした!
次に「アルカンタリージャ」までタクシーで行け!とのこと。
話しかけてきたタクシーがまたビックリ。これ、ただの作業来るまでしょ!でもタクシーでした(笑)。
アルカンタリージャって町なのかと思ったら、ただの船着場だったんですね!これにもビビった!(笑)言葉が分からないって不便ですね・・・。
アルカンタリージャまでの道はひたすらにバナナ畑でした!ここから大量に日本にも輸出されているそうです。
そしてここからボートに乗り、熱帯雨林を潜り抜けて、いざ「Reserve Pacuare」へ!
15分ほどで到着!これがボート乗り場です!
お、看板が出ているぞ!
そして奥に入っていくと、ヤシの木が生い茂る中に家々が。スタッフはみんなここに寝泊まりしているんですね。
主な仕事は、産卵に来た親亀の調査と、すでに産卵された卵の状況の確認。それにプラスして、植林活動を行っているといった感じでした。
ではどんな場所なのかをちょっと・・・。
写真だけ見ると、リゾート地ですよね!
ビーチから共同キッチンを見ると、こんな感じです。まさに南国!
このハンモックがまた気持ちいいんだわ!(笑)
海岸は長いので、自転車で熱帯雨林の中を移動するときもありました!
歩いて5秒でビーチなんです!いいでしょ?(笑)
僕が寝泊まりしていたロッジの入り口です。綺麗で1人部屋でしたし、快適でした!
しかし夜になると、ここに勝手に上がり込んでくるゴキブリ大王君が夜な夜ないたんですね・・・。
共同キッチンはこんな感じ。専属のスタッフさんが3食作ってくれるので、毎回快適な食事でした!
キッチンのすぐ先は、もう海なんです。最高!
お土産も売ってます~!
ではでは肝心の亀の調査ですが、海亀は夜に産卵に来るので、残念ながら親亀の写真はないんです。亀を驚かせてしまうので写真撮影はできないですし・・・。
簡単に説明しますと、上がってきた親亀のサイズのチェックや怪我の有無などを確認し、詳細に記録を録ります。可能であれば親亀の前足の付け根にタグをつけ、一度浜に来た亀かどうか確認できるようにするんですね。タグがなければ、初めてこの浜に来た亀だと分かりますので。
産卵に立ち会えた時は、じっと産み終るのを待ちます。本能って不思議ですよね、親亀はきちっと卵の位置を砂をかけてカモフラージュしますし、産み終るとまた海に戻っていく。夜の波間に消えていく親亀の後姿は、本当に感動ものです!写真を撮れないのが本当に残念なんですけどね・・・。
卵の生まれた場所に棒を立ててタグを付け、いつどの亀が卵を産んだのか分かるようにしておきます。こんな感じですね。
ビーチのパトロールは1日2回。朝5時と夜10時に行います。朝は夜明けと共に歩きますので、爽快ですよ!
海亀をはじめ植林などの環境保護活動を行っているので、地元の学生がたくさん勉強にやってきました。僕がいる間だけでも、小中学生、そしてコスタリカ大学の学生も研修に来てました。さすがは「自然保護と教育の国」ですね!
大学生とは、一緒に植林活動をしてきました!日本のアニメの話で盛り上がりましたよ!
実はもっとバリバリのボランティア活動をするのかと思っていたら、かな~りリラックスした場所でした(笑)。いや、ちゃんとやることはやってますよ!でもけっこう空き時間が多くて、専属のスタッフもかな~りスローライフでした。それもそれでホントに貴重な体験です。ヤシの木の下でのんびり・・・って、最高ですよね!
ヤシの実を削ってケーキの材料にしたり・・・
メシの後は必ずみんなでドミノゲームをして、負けた人が皿洗いをしたり・・・
誕生日会しちゃったり・・・(笑)
あ、そうでした。親亀は撮ることはできませんでしたが、子亀が地面に上がってきて、海に向かう貴重な様子はみることができたんです。いや~可愛いですよね、子亀ちゃん!僕も感動でした!
ちょっと撮影用にまとまってもらって・・・(笑)
調査をしてるときの様子です。
準備ができたものからどんどんと海へゴー!
波に飛び込む直前の貴重な写真です!
全ての子亀が海に帰り、それを見つめるコスタリカ人のスタッフ・・・。なんかいいですよね!
でも傍らには、孵化できなかった大量の死骸もありました。海亀は1回に100個程度の卵を産むと言われてますが、この産卵巣では60個も孵化できなかった卵がありました。もう亀の形になっているのに孵化できなかった子亀たち・・・可哀想ですが、それも自然の摂理なんですよね・・・。
そして何より一番良かったのは、スタッフや他のボランティアの皆さんの人の好さ!やっぱり人間が最後はすべてですからね。色々な国から集まった志ある若者たちと交流できたのは、やはり貴重な経験ですよね。
スペインから来たミゲル。
グアテマラ人のカルロス。
ずっと僕をオーガナイズしてくれたアンナ。
その他、何人にもスタッフの方にお世話になりました!
今回1週間ここでボランティアをするかどうか、本当に悩みました。でも本当に貴重なものを見ることが、そして感じることができました!
いつも思うことなのですが、何事も「やってみる」ことが一番の師なんですよね。裏を返せば、やってみなりゃ分からないってことですよね。ここで1週間やってみたからこそ、どんな風に亀の調査をしているのか、海亀の生の様子はどんなものなのか、色々なものを知ると同時に感じることができましたし。
僕の旅はまだ続きます。これからもどんどんやって、「知る」と共に「感じて」いきたいと思います!
どうぞこれからもよろしくお願い致します!!!
ふじもん
2013年8月29日。ニカラグアの観光都市マナグアの、今回の旅の中で一番安い宿(1泊5ドル)の共同スペースにて。