2013年5月31日。
ブラジルのサンパウロで日本人学校を訪れた僕は、「思いっきり外国の中で生きてるのに、日本の教育課程で学ぶ学校」の面白さを感じた。いや、やっていることは日本の学校そのものなんです。でも、生徒も先生方も、思いっきり「外国」の中で生きている。思いっきり「日本」の中で生きている日本の先生方や生徒たちと何が違うのかを考えたくて、ここパラグアイの首都アスンシオンでも、日本人学校を訪ねさせていただいた。
ということで、アスンシオン日本人学校に行って参りました!
まずサンパウロと全然違ったのは、学校に入るまでのおおらかさ。どちらも現地の警察官が警備をしているのですが、特に治安の悪かったサンパウロ日本人学校では、学校に入るまでにかなりの時間を要しました。ところがアスンシオンでは、ちょっと話をしただけですんなり通してくれました。もちろん日本よりは治安は悪いですが、パラグアイってそんなに危険な国じゃないんですよ!
さて校内に入ると、おお!爽やか!
そして職員室へ。掲示物はやっぱり日本と同じ!これがいいんですよね、また!
200人以上の児童・生徒数がいるサンパウロとは異なり、アスンシオンはなんと小中学校合わせてわずか18人!そのせいか、とってもアットホームな雰囲気の学校でした!
83.jpg" border="0">
実は今日本人学校は、かなり予算を削られているため、ギリギリの数の教員数で運営しているそうです。なんと校長先生まで授業をバリバリ行っているとのこと!そんな中、突然訪問した私を温かく迎えて下さり、校長先生はアスンシオンのことのみならず、南米をはじめ世界各地の教育事情や、日本の教育の現状、政治や経済に関わるお話しなど、たくさんの時間を割いて私にして下さいました。本当に感謝×100でございます!
校長先生は本当に教育の事情に精通しており、話1つ1つに説得力がありまくりでした。中でも一番心に響いたのが、学力についてのお話です。「やっぱり学力がなければ、活躍できる人間にはなれない」というお言葉。「学力ってなに?」というテーマが世に取り立たされて久しいですが、今日改めて「学力って何だろう?」と考えさせられました。
そして何より凄かったのが、子どもたちの人懐っこさ!僕を見付けるなり、みんな人見知りという言葉なんて知らないよ~とばかりにまとわりついてきました。子ども達の写真を載せることはできませんが、ま~みんな可愛かった!先生の御厚意で少しだけ授業もさせていただき(雑談ですが)休み時間は一緒にサッカーをし、お昼ご飯も一緒に食べ、一緒に掃除をし…と、充実しまくりの1日でした!
そして最後は先生方と一緒に記念写真をパチリ。あ、この写真も子どもが撮ってくれたんですよ。
今回の学校視察で感じたこと。「環境と学校規模」について。
サンパウロとだけ比較しても良くないですし、サンパウロを批判しているわけではありませんので、誤解なさらないで下さい。
日本でも言われることですが、田舎の子は人懐っこくて、都会の子は覚めている。田舎は温かくて、都会は冷たい。そんなイメージ、あるいは実感としてもある方は多いのではないでしょうか。
私はこの2つの日本人学校を比較して、その点を感じました。南米一の大都市にあるサンパウロ日本人学校。南米の中でも特に穏やかな街にあるアスンシオン日本人学校。言ってしまえば、「都会と田舎」なんです。児童・生徒数もまるで違う。200人を超えるサンパウロに対して、アスンシオンは18人。まさに「都会と田舎」ですよね。
繰り返しますが、どちらが良いとか悪いとかではありません。ただ、私の受けた印象は、まさに「都会の学校と田舎の学校」というイメージでした。やっぱり「田舎」の子ども達の方が、人懐っこさがありましたし、平和な雰囲気がありました。それには、治安の影響も大きいのだと思います。サンパウロの日本人学校は、サンパウロの中でも治安の悪い地域にあるそうなので、やはり外のものに対して厳しい雰囲気になってしまうのかもしれません。
繰り返しますが、サンパウロを批判しているのではありません。このような状況を日本の学校に置き換えて、どのような環境(その街の人口や都市化の具合、治安など)で、どのような学校規模で教育活動をすることが、子どもの成長にとって最も良いのかを考えてみる必要はあると思うんです。「過ぎたるは及ばざるの如し」の言葉のように、どちらか一方に偏り過ぎてはいけないと思いますし。
そんなことを考えさせられたアスンシオン日本人学校視察でした。もう一度、温かくご案内して下さった先生方に感謝申し上げます!ありがとうございました!
2013年5月31日。昨日と同じ安宿のベッドの上にて。
ブラジルのサンパウロで日本人学校を訪れた僕は、「思いっきり外国の中で生きてるのに、日本の教育課程で学ぶ学校」の面白さを感じた。いや、やっていることは日本の学校そのものなんです。でも、生徒も先生方も、思いっきり「外国」の中で生きている。思いっきり「日本」の中で生きている日本の先生方や生徒たちと何が違うのかを考えたくて、ここパラグアイの首都アスンシオンでも、日本人学校を訪ねさせていただいた。
ということで、アスンシオン日本人学校に行って参りました!
まずサンパウロと全然違ったのは、学校に入るまでのおおらかさ。どちらも現地の警察官が警備をしているのですが、特に治安の悪かったサンパウロ日本人学校では、学校に入るまでにかなりの時間を要しました。ところがアスンシオンでは、ちょっと話をしただけですんなり通してくれました。もちろん日本よりは治安は悪いですが、パラグアイってそんなに危険な国じゃないんですよ!
さて校内に入ると、おお!爽やか!
そして職員室へ。掲示物はやっぱり日本と同じ!これがいいんですよね、また!
200人以上の児童・生徒数がいるサンパウロとは異なり、アスンシオンはなんと小中学校合わせてわずか18人!そのせいか、とってもアットホームな雰囲気の学校でした!
83.jpg" border="0">
実は今日本人学校は、かなり予算を削られているため、ギリギリの数の教員数で運営しているそうです。なんと校長先生まで授業をバリバリ行っているとのこと!そんな中、突然訪問した私を温かく迎えて下さり、校長先生はアスンシオンのことのみならず、南米をはじめ世界各地の教育事情や、日本の教育の現状、政治や経済に関わるお話しなど、たくさんの時間を割いて私にして下さいました。本当に感謝×100でございます!
校長先生は本当に教育の事情に精通しており、話1つ1つに説得力がありまくりでした。中でも一番心に響いたのが、学力についてのお話です。「やっぱり学力がなければ、活躍できる人間にはなれない」というお言葉。「学力ってなに?」というテーマが世に取り立たされて久しいですが、今日改めて「学力って何だろう?」と考えさせられました。
そして何より凄かったのが、子どもたちの人懐っこさ!僕を見付けるなり、みんな人見知りという言葉なんて知らないよ~とばかりにまとわりついてきました。子ども達の写真を載せることはできませんが、ま~みんな可愛かった!先生の御厚意で少しだけ授業もさせていただき(雑談ですが)休み時間は一緒にサッカーをし、お昼ご飯も一緒に食べ、一緒に掃除をし…と、充実しまくりの1日でした!
そして最後は先生方と一緒に記念写真をパチリ。あ、この写真も子どもが撮ってくれたんですよ。
今回の学校視察で感じたこと。「環境と学校規模」について。
サンパウロとだけ比較しても良くないですし、サンパウロを批判しているわけではありませんので、誤解なさらないで下さい。
日本でも言われることですが、田舎の子は人懐っこくて、都会の子は覚めている。田舎は温かくて、都会は冷たい。そんなイメージ、あるいは実感としてもある方は多いのではないでしょうか。
私はこの2つの日本人学校を比較して、その点を感じました。南米一の大都市にあるサンパウロ日本人学校。南米の中でも特に穏やかな街にあるアスンシオン日本人学校。言ってしまえば、「都会と田舎」なんです。児童・生徒数もまるで違う。200人を超えるサンパウロに対して、アスンシオンは18人。まさに「都会と田舎」ですよね。
繰り返しますが、どちらが良いとか悪いとかではありません。ただ、私の受けた印象は、まさに「都会の学校と田舎の学校」というイメージでした。やっぱり「田舎」の子ども達の方が、人懐っこさがありましたし、平和な雰囲気がありました。それには、治安の影響も大きいのだと思います。サンパウロの日本人学校は、サンパウロの中でも治安の悪い地域にあるそうなので、やはり外のものに対して厳しい雰囲気になってしまうのかもしれません。
繰り返しますが、サンパウロを批判しているのではありません。このような状況を日本の学校に置き換えて、どのような環境(その街の人口や都市化の具合、治安など)で、どのような学校規模で教育活動をすることが、子どもの成長にとって最も良いのかを考えてみる必要はあると思うんです。「過ぎたるは及ばざるの如し」の言葉のように、どちらか一方に偏り過ぎてはいけないと思いますし。
そんなことを考えさせられたアスンシオン日本人学校視察でした。もう一度、温かくご案内して下さった先生方に感謝申し上げます!ありがとうございました!
2013年5月31日。昨日と同じ安宿のベッドの上にて。