世界中から熱苦しく・・・「ふじもん世界放学ブログ」

元「変な学校先生」私ふじもんが、ただ今世界を駆け巡っています!世界の今と僕の魂をお届けしますので、ぜひお読み下さ~い!

~タイバツッテvol,2~

2013-01-28 00:53:58 | 日記
大阪の高校の件など、体罰のニュースは尾を引いてますね。。。

前回のブログで少し体罰について述べましたが、今回も少し体罰について・・・。


繰り返しますが、体罰はいけないんです。
法的にも、倫理的も・・・。

しかしそこで難しくなるのは、「どこからが体罰なの?」という線引きです。
これは本当に難しい。ともすれば、個人によって捉え方も変わってきますし。

私が思うに・・・

1.自身の身を守るための暴力的な行為

2.他人の身を守るための暴力的な行為

3.器物損壊を止めるための暴力的な行為

これは確実に「体罰」ではないですよね。
しかし、自分の身を守るために生徒を殴った先生が、かつて問題になったことがあります。
それはちょっとおかしい。

悪賢い生徒になると、
「おら、殴ってみろよ。殴ったらクビだろ?」などと、悪態をついてくる生徒もいます。
これはムカつきますよ、ホントに!(笑)


では、「指導」のための暴力的な行為はどこまで許されるのか?

これはですね、一切許されない!
授業でも生徒指導でも部活動でも、体罰はいけないんです。

ぶん殴っても絶対子どもたちは伸びない。
耳元で怒鳴り続けても、子ども達の心にはそれほど響かない。

殴ったり激しく怒鳴ったりすると、周りの生徒が萎縮して一瞬静かになり、言うことを聞きます。
その状況に酔ってしまうと、体罰を常態化する教員が出現してしまう。
これがまずいんですよね・・・。

そしてもう1つ、「暴力」ではなくてよく問題になるのが、
特に部活動における「厳しい指導」をどう考えるのか?という点です。

殴ったりしているわけではないが、理不尽にきつい練習をさせられている。
何の論理性もない、きつい練習。
これは体罰でしょう。

子ども達はバカではありません。
なぜこのきつい練習をするのか?を、きちんと順を追って話せば、理解できます。

その上で激しい練習をする分には、子ども達は納得します、大半は。
もちろん「やってらんねーよ」という子どもも必ず出てきますが、
教員が筋を通して指導をしていれば、周りの大半の子ども達は理解してくれている。


実は体罰の問題って、根本は単純なんだと思います。
しかし、変にこじれてしまっている。

前回と同じ結論になってしまいますが、大半の先生は体罰などしていない。
一部の暴走する先生をいかに止められるか、そういう教育の場が必要だと思います。

暴力の恐怖など存在しない教育現場になることを願います。
そして、できることを少しずつ、行動していきます。

全ては子ども達のために

ふじもん

~タイバツッテ・・・~

2013-01-25 23:12:16 | 自論
この数日、様々な職種の方とお会いする機会がありました。

その中でとにかくよく聞かれたことが、「体罰って・・・」という質問。

今回はその体罰について、現場から少し・・・。


体罰はですね、いけないんです。
それは法律で決められているからではなくて、常識として、倫理的にという意味です。

この度ニュースで報じられているような異常な先生は、そうそういません。
モンスターペアレントやいじめ問題なども、マスコミはまるですべての学校が
そうであるかのような取り上げ方をしますが、決してそんなことはありません。

そのことはぜひご承知おき下さい。
ほとんどの先生は、真面目に真摯に職務に励んでいます。

しかし、そうは言っても体罰はやはり存在しています。
体罰というと、特に中学校や高校では、やはり部活動での指導の中で・・・というのが中心になるでしょう。


なぜ体罰は起きてしまうのか?

学校の様子や色々な先生方を見て思うこと。私が思うに・・・

1.先生のストレス発散
 先生に余裕がないケースが多い気がします。余裕がないとストレスが溜まり、どこかで出さないといけない。
 その発散を、子ども達にしている気がします。子ども達は逆らわないし、従順ですから・・・。
 そして、一度始めてしまうとクセになる。常態化してしまう。そんな気がします。

2.勝たなくてはいけなくて、必死すぎる
 結果を求めすぎて、必死になりすぎて・・・というのはあると思います。
 でもこれ、結局は上のストレスと似てくるんですよね。
 「勝たなければいけない」というプレッシャーは、つまりはストレスですから。
 桑田真澄氏が言ってましたが、「勝利至上主義」の弊害というのはあると思います。

繰り返しますが、上のように体罰を常態化しているような先生は、そうはいません。
ほんの一部です。

もちろん、その一部でも存在してはいけないのですが・・・。


問題の根は少しだけ厄介です。

しかし大元は、結局はその先生の「人間性」に委ねざるを得ないのかもしれません。

先生も所詮は人間、変な先生もいます。
そういう先生が暴走してしまったとき、いかに周りが止められるか・・・。

大半の先生は良識的なのですから、一部の暴走を止められるシステムが必要だと思います。

うーん、私の中でもこの問題はまとまりません・・・。
でも、考えていきます!

すべては子ども達のために

ふじもん


~コドモノチカラ~

2013-01-22 21:59:10 | 自論
嫌なことがあったり、辛いことがあったりしたとき、

教室の子どもを見ると、

元気になれる。

俺、子ども好きなんだな~きっと。

こいつらの将来を、なんとかしてやんねぇとな~と思う。

今何をどうしたら、こいつらに良い影響を与えられるかな~と考える。

日本を、そして世界を変えようと本気で思ってくれるような、

そんな人間になってくれないかな~と願う。

そんな大それたものでなくても、

自分に自信を持ち、自分を愛し、自分の道を自ら選択でき、

自分の人生を生きていってほしいな~と望む。

子どもの力ってすごい。

その力を伸ばすも殺すも

大人次第だと思う。

だからこそ、俺ら一人一人がしっかりしねぇと。

もっと良い教育の形を作っていかねぇと。

動くときだわ。いや、それは常にか。


すべては子ども達のために。

ふじもん

~学校週6日制復活?現場の声はvol.2~

2013-01-20 10:53:53 | 日記
前回は学校週6日制の導入について、少しだけ書かせていただきました。

そもそもなぜ「週6日」を復活しようとしているのか?
新聞などでも報じられている通り、問題は「学力低下」ということのようです。

現在の日本の子ども達の学力が実際のところどうなのかという話は別として、
学校を週6日にすれば、本当に子ども達の学力は上がるのか?という点がポイントですよね。


あくまで私個人の見解ですが・・・

少しは上がるかもしれませんが、ほとんど変わらないと思います。


なぜか?

ほとんどの子ども達は、すでに週休2日などあってないもののように、勉強しているからです。

どういうことか?

つまりは、塾の存在があるからです。
決して塾を否定しているわけではないので、誤解なさらないで下さい。

現在の中学生のほとんどは、塾に通っています。
そして、この塾の力は、思いのほか強いのです。

3年生になると、なんと塾を通じて、私立高校の事実上の合格内定(いわゆる確約)を
もらってしまう生徒もいます。
すごいことですよね・・・。

また塾は学校と違って学習指導に特化している場所なので、
正直学校よりも充実した学習ができているともいえます。

習熟度別にクラス編成もされますし、生徒数も学校より少ないので、よく目が行き届く。
レベルの高い生徒は、学校の授業などよりはるかに先の学習を進めています。

また塾によってはかなりの宿題も出されています。
学校の休み時間などに、塾の宿題をやっている生徒も多いのです。

そして夏休みや冬休みは、ガッツリと夏期講習や冬期講習。

つまり、週休2日の現状においても、多くの子ども達は
かなりの勉強をしている(強いられている?)のです。

その合間をぬって、中学生の子ども達は部活動にも取り組んでいる。
本当に忙しいですよね・・・。

朝の会から眠そうにしている生徒も多いのですが、当然かもしれません。
塾から帰ってくるのが、23時過ぎという子どももいるのですから・・・。


そのような現状ですから、学校を週6日にしても、それほど効果はないと私は思います。
むしろ、子ども達の負担を大きくするだけかもしれません。

現在の文部科学大臣は新聞紙面で「世論の理解は十分にあると思う」と述べていましたが、
果たしてどうなのか?

私は週6日制に決して反対しているわけではありません。
しかし、現在の状況のままで、ただ単に「授業時数を増やす」というのであれば、

反対です。

学校現場で働く人間だけでなく、様々な立場の方との議論が絶対に必要だと思います。

すべては子ども達のために

ふじもん

~学校週6日制復活?現場の声は~

2013-01-16 20:19:03 | 自論
今朝の某新聞に「学校週6日制を検討」との記事がありました。

皆さんはどうお考えでしょうか?

あくまで一中学校からですが、現場の声を少し・・・。


ザックリ言えば、「ふ~ん」といった感じでしょうか(笑)。

なんというか、「それならそれでいいよ」といった空気ですね。

意外にドライです。

なぜなら、週5日制の今でもほぼ毎土日仕事をしているので、
あまり状況は変わらないだろう、といった感覚です。

下手したら、なまじ学校がない状態よりも、
いっそのこと学校があった方がいいという声も聞きます。

私立の学校では、当たり前のように土曜日も学校があるところが多く、
土曜日の朝に駅で集まる私立小学校の児童をよく見かけるものです。

ただし、部活動としては困るところも出てくるでしょう。
土曜日に練習試合などもできなくなりますし・・・。

あるいはクラブチームで野球やサッカーをしている生徒も困るでしょうね。

どちらかというと、そのような課外活動の面で不具合が生じる気がします。

では肝心の学力はどうなるのか?
先生の仕事量はどうなるのか?

先生の仕事量は、単純に増えますよね・・・。
もし土曜日の午前中に授業をすれば、午後部活になる。
必然的に1日仕事になります。

荒れている中学校だと、さらに辛いでしょうね・・・。

では、授業時数を増やすことで学力は本当に伸びるのか?
現場の教員はどう思っているのか?

少なくとも私は・・・

次のブログで詳しく述べたいと思います。

私は今たまたま学校現場におりますが、子どもの良き成長はすべにおいて財産です。
ぜひ、多くの方々と学校や教育について議論を深めたいと思っております。

すべては子ども達のために

ふじもん