2014年8月21日。
《そんなつもりはなかったけど、ノリと勢いで決まってしまった(?)バングラデシュ・プチ旅。7月21日に日本に帰って来て、3週間後に再び訪れた外国がバングラデシュ。そこには、一度日本に帰ったからこその大きな学びがあった。》
この国は、世界で一番日本人(外国人?)が有名人気分になれる国かもしれない。
ここは首都ダッカの旧市街、通称「オールド・ダッカ」。まさに喧騒と混沌、混乱と騒音、汚染と悪臭の街、それがオールド・ダッカだ。
この街を歩く。すると、もう凄いのよ!
何が凄いって?みんな次から次へと話し掛けてくるんです!
一体何人の人に「Your country?」って聞かれたことか!一体何人の人に「フェイスブックで友達になろう!」って言われたことか!(笑)
とにかく外国人が珍しいということらしいのだが、その話し掛け方はハンパではない。話し掛けてくるだけでなく、写真は撮ってくるし後ろからついてくるし、立ち止まろうものなら人垣が出来ちゃうし、ガイドブックを広げれば覗き込んでくるしチャーもご馳走してくれるし、その人懐っこさはハンパではない。
ああ~イイカンジ!この「気持ちよさ」と「うざったさ」が同居する感じ、ホントに久し振り!
誰一人として街中で僕に話し掛けてくれない(そりゃ当たり前だな!)日本に比べると、この人懐っこさは気持ちがいいし、そして逆に気持ちが悪い。
バングラデシュ。そこはいわゆる発展途上国である。
街中の様子を見れば、そのことは一目瞭然である。ハッキリ言って汚いし臭い。お世辞にも綺麗な街ではない。同じアジアの国であっても、日本の街中のそれとは雲泥の差である。それは紛れもない事実だ。
だけど・・・やっぱりいつもと同じ問いが、僕を襲う。
経済的には圧倒的に日本の方が発展はしている。でも、「人間」で見たらどうなのだろう。
外国人が珍しいだけなのかもしれないけど、困っていたら誰もが親切に助けてくれる。頼んでもいないのにわらわらと人が寄って来て、次から次へと「どうしたんだい?」と声を掛けてくれる。
もちろんリキシャー(三輪自転車のタクシーのこと)やタクシーの運転手はボッタクリ目的で話してくる人も多いけど、その他の一般人は違う。ただ僕たちと話したくて話し掛けてくるし、純粋に「困っているなら助けてあげたい」という気持ちで話し掛けてくる。実際話し掛けられた後に、金銭的な話になることは全くなかった。
先月日本に帰って来てすぐに感じたこと。それは「何だか人が冷たいなぁ。無関心なのかなぁ。」そんな想い。
そんなことを感じてから再びやって来た、このバングラデシュ。それだけに、感じるものはとても大きかった。
ここへ来て、もう一度問いたい。それは僕自身に対して。
「本当に良い人間って、どんな人間なんだろう。」
正直、ウザイ時もある。どこに行ってもジッと見られるし、1人でいたくても絶対に1人でいさせてくれない。それがバングラデシュだ。
だけど、そこには温かさがあるのだ。
「あ~もう!」と感じる時もあるけど、そこに悪意がないのも分かる。純粋さの塊なんだというのが分かる。
確かに人にはプライベートがあるし、適度に放っておいてもらわないとイライラもする。でも、誰も自分を見てくれない社会もとても寂しい。今の日本、まぁそれは東京などの大都市に限った話なのかもしれないが、個ばかりが強調される社会も何だか不自然だ。
「良い人間」って、どんな人間なんだろう。
誰にでも温かい人間?誰にでも話し掛けられる人間?誰かが困っている人がいたら放っておけない人間?
他人のことなど放っておいてもビジネスで成功した人間?とにかくお金をたくさん稼げる人間?社会的地位が高い人間?
ダッカの街を歩く人々。それはきっと、社会的地位もお金もない。だけど、困っていたら必ず助けてくれるし、必ず笑顔で手を振ってくれる。
いいじゃないか、それでいいじゃないか!それがあれば十分じゃないか!そうも思うけど・・・。
そうじゃない気もする。それもきっと大事なんだけど、何か違う気もする。そこにはその国の政治や歴史や経済や、そーゆーもんが複雑に絡み合って、その中に社会があって・・・そして、そこに人間が存在しているのである。
誰か、僕に教えて下さい。
「良い人間」って、どんな人ですか?
※ダッカの駅で眠るストリートチルドレン。心が痛む光景である・・・。
2014年8月21日。冷房も壊れてしまい、ただひたすらに熱風が駆け抜ける埼玉の自室にて。
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《そんなつもりはなかったけど、ノリと勢いで決まってしまった(?)バングラデシュ・プチ旅。7月21日に日本に帰って来て、3週間後に再び訪れた外国がバングラデシュ。そこには、一度日本に帰ったからこその大きな学びがあった。》
この国は、世界で一番日本人(外国人?)が有名人気分になれる国かもしれない。
ここは首都ダッカの旧市街、通称「オールド・ダッカ」。まさに喧騒と混沌、混乱と騒音、汚染と悪臭の街、それがオールド・ダッカだ。
この街を歩く。すると、もう凄いのよ!
何が凄いって?みんな次から次へと話し掛けてくるんです!
一体何人の人に「Your country?」って聞かれたことか!一体何人の人に「フェイスブックで友達になろう!」って言われたことか!(笑)
とにかく外国人が珍しいということらしいのだが、その話し掛け方はハンパではない。話し掛けてくるだけでなく、写真は撮ってくるし後ろからついてくるし、立ち止まろうものなら人垣が出来ちゃうし、ガイドブックを広げれば覗き込んでくるしチャーもご馳走してくれるし、その人懐っこさはハンパではない。
ああ~イイカンジ!この「気持ちよさ」と「うざったさ」が同居する感じ、ホントに久し振り!
誰一人として街中で僕に話し掛けてくれない(そりゃ当たり前だな!)日本に比べると、この人懐っこさは気持ちがいいし、そして逆に気持ちが悪い。
バングラデシュ。そこはいわゆる発展途上国である。
街中の様子を見れば、そのことは一目瞭然である。ハッキリ言って汚いし臭い。お世辞にも綺麗な街ではない。同じアジアの国であっても、日本の街中のそれとは雲泥の差である。それは紛れもない事実だ。
だけど・・・やっぱりいつもと同じ問いが、僕を襲う。
経済的には圧倒的に日本の方が発展はしている。でも、「人間」で見たらどうなのだろう。
外国人が珍しいだけなのかもしれないけど、困っていたら誰もが親切に助けてくれる。頼んでもいないのにわらわらと人が寄って来て、次から次へと「どうしたんだい?」と声を掛けてくれる。
もちろんリキシャー(三輪自転車のタクシーのこと)やタクシーの運転手はボッタクリ目的で話してくる人も多いけど、その他の一般人は違う。ただ僕たちと話したくて話し掛けてくるし、純粋に「困っているなら助けてあげたい」という気持ちで話し掛けてくる。実際話し掛けられた後に、金銭的な話になることは全くなかった。
先月日本に帰って来てすぐに感じたこと。それは「何だか人が冷たいなぁ。無関心なのかなぁ。」そんな想い。
そんなことを感じてから再びやって来た、このバングラデシュ。それだけに、感じるものはとても大きかった。
ここへ来て、もう一度問いたい。それは僕自身に対して。
「本当に良い人間って、どんな人間なんだろう。」
正直、ウザイ時もある。どこに行ってもジッと見られるし、1人でいたくても絶対に1人でいさせてくれない。それがバングラデシュだ。
だけど、そこには温かさがあるのだ。
「あ~もう!」と感じる時もあるけど、そこに悪意がないのも分かる。純粋さの塊なんだというのが分かる。
確かに人にはプライベートがあるし、適度に放っておいてもらわないとイライラもする。でも、誰も自分を見てくれない社会もとても寂しい。今の日本、まぁそれは東京などの大都市に限った話なのかもしれないが、個ばかりが強調される社会も何だか不自然だ。
「良い人間」って、どんな人間なんだろう。
誰にでも温かい人間?誰にでも話し掛けられる人間?誰かが困っている人がいたら放っておけない人間?
他人のことなど放っておいてもビジネスで成功した人間?とにかくお金をたくさん稼げる人間?社会的地位が高い人間?
ダッカの街を歩く人々。それはきっと、社会的地位もお金もない。だけど、困っていたら必ず助けてくれるし、必ず笑顔で手を振ってくれる。
いいじゃないか、それでいいじゃないか!それがあれば十分じゃないか!そうも思うけど・・・。
そうじゃない気もする。それもきっと大事なんだけど、何か違う気もする。そこにはその国の政治や歴史や経済や、そーゆーもんが複雑に絡み合って、その中に社会があって・・・そして、そこに人間が存在しているのである。
誰か、僕に教えて下さい。
「良い人間」って、どんな人ですか?
※ダッカの駅で眠るストリートチルドレン。心が痛む光景である・・・。
2014年8月21日。冷房も壊れてしまい、ただひたすらに熱風が駆け抜ける埼玉の自室にて。
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これからのご活躍を期待しています。
お身体に気をつけて頑張ってください。
小池先生にアズジョワン君...。懐かしい名前ですね!ウズベキスタンのあの日を思い出します。平和で穏やかで、ノンビリした町でしたね、リシタンは...。ウズベキスタンは僕にとって旅の終わりでしたが、素晴らしい思い出です。
日本に帰って来て、もうすっかり日本人に戻っておりますよ(笑)。夢も目標も変わっておりませんが、やっぱり旅の日々が懐かしく思い出されますね...。
ぜひまたいつか、鮫島さまとお会いさせていただきたいです!その日を楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
小池先生宅に3ヶ月滞在、日本語を勉強しています。
当地でも近くの中学校に1日入学体験、とても楽しかったと9日に大阪に帰っていきました。10月13日に帰国の予定です。のり子学級が懐かしいですね。
益々ご活躍のことでしょう。頑張ってくださいませ。鮫島