ツインカムのカムシャフト♪

ＨＦメカです。。。

今日はロードショーで「20世紀少年」の第二話が放映予定
第一話をお盆休み中に同じくロードショーで見てしまい、続きが気になっておりました

さて、現在のＨＦ



２台のツインカム（ＴＣ88）が入庫中で、カムシャフトをギアドライブ化しております

余談ですがこういった機会などにエンジンを分解しますが、個々に内部の汚れ方が違います
オイルの種類や交換サイクルなどが主な要因と思われます



今回分解したＭ様のＦＸＤＬはこの通りとても綺麗でした
いつもオイル交換ありがとうございます



これがＳＴＤのチェーンドライブのカム周りです
そして赤いピンで止まっているオレンジの部品がカムチェーンンテンショナーといってチェーンのたるみをとっておく重要な部分です

ですがこのテンショナー部が磨耗しその破片がエンジン内部の重要な部分に入り込み最悪エンジンを壊しかねない部分でもあります



コレですね



色が変わっている部分がチェーンと擦れあっている部分ですね



このテンショナーは２箇所に装着されており、主に裏側にあるカムシャフトドライブチェーンのほうが損傷がひどいです

かなりの段がついております

このテンショナーですが、何故採用されたかといいますとアメリカでの騒音規制に適合するべく作動音を少なくする目的で使用されております
ですが、このＦＸＤＬのように20000Ｋｍ位でこのように磨耗してしまいますし、エンジンの回転の抵抗にもなっている部分です

このテンショナーはスプリングの力で押されておりますが、一つにつき約16～18Ｋｇの力で押されており、二つついているので32～36Ｋｇの力がエンジンの回転の抵抗になっています

これらトラブルを未然に回避することと、エンジン回転の抵抗をほとんどなくす手段がギアドライブ化です

メカのＢＩＫＥも作業済みで、快適に走行しております
メカは走行距離300Ｋｍ位のときに作業しましたが、すでにテンショナーブはいくらか磨り減っており中から小さいですが破片が発見されました

ながくツインカムエンジンに乗るためにもギアドライブ化をお勧めいたします