こんにちは、上野です。
今日は、ツインカムCVO110 インジェクション車のエンジン修理です。
お客さんから問い合わせで、カタカタとタペット周りから異音がするとので
修理をお願いしたいとのご連絡がありました。
以前、ディーラーさんでタペットから異音がでて、タペットのみ一度
交換されたとの事。
エンジンの油圧を測ると、明らかに油圧が低い。。
フロントバンクのみ圧縮も低い。。
エンジン開けてみました。
オイルポンプとシャフトに傷が。。
インテークのタペットもおかしな事に。
かなりの鉄粉がでていたので、更に細かくチェツクしてみると、
ピストン、シリンダー共に傷がありました。
鉄粉がだいぶ回っている可能性があるので、クランク降ろして、念の為、オイルラインのすべて清掃することに。
これをしないといくら部品交換してもまた、エンジンにダメージが起こる可能性があります。
そしてクランク割ってみたら
コンロッドの根元が青白く焼けていて、ベアリングがゴリゴリと。。
クランクベアリングの鉄粉がエンジン全部に回っておりました。。
原因は、インジェクションチューニング無しの状況でかなり高回転まで回してオーバーヒートしベアリングの金属疲労を起こしていた可能性がございます。
エンジンを高回転まで回せれる方は、強化オイルポンプ、オイルクーラー、インジェクションチューニングは必須項目です。
ご心配の方は、ご相談くださいませ。
HF上野
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