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安倍首相演説に猛反発=日本を十字軍扱い―「イスラム国」

2015-01-21 04:32:14 | 時評
この記事の、奇妙な感じを覚えるのは、
二人の人質に対する身代金要求が、何故起こったかの記述が無いことである。

イスラム国とされるテロ組織と米国も、欧州諸国も呼んでいるのに、その記述が無いことである。
警告は、72時間の猶予を示していた。イスラム国の意図は、日本の政治的立場より、
身代金の確保と見るのが、当然であるが、金額が高額すぎて、開放とか、話し合いの余地は
少ないと感じ取れる。すると、日本に対して、別の意図が感じ取れる。

その中身は何か? この中身の示す所が、イスラム国の本当の目的と考えるべきである。
日本に対して、敵対の意図は、安倍晋三首相の中東演説の前に、イスラム国の意図は決定済みだと言う
事であり、イスラム国は、アピールする時期を探っていたと言うのが、推察できる見方であろう。

時事通信の記事にある様に、欧米諸国と同様の「主敵」と位置づけるとすれば、
安倍晋三首相の演説では、動機としてはきわめて薄いと言わざるを得ない。

イスラム国が、「主敵」と位置づける原因は、当事者に聞くしか道は無い。

日本国、安倍晋三首相が、シリアに対する人道支援を行使しようとする事を阻止するには、
イスラム国の当事者は、かなり偏狭で、他人を省みない偏屈に溢れていると見ても良いであろう。

安倍晋三首相が、人質の解放に困難を極める原因は、イスラム国事態の頑迷さにある。
そうして、日本を敵害視するからには、日本人の反発など軽視しした姿勢が見える事にも、
注意を払うべきである。金銭目的を離れた敵国認識は、別の意味で、困難を感じる。
欧米が交渉に用いる、最大限を示して、妥協点を探ると言う交渉のスタンスは、時事通信の記事からは
とうに、外れていると申し上げる。



安倍首相演説に猛反発=日本を十字軍扱い―「イスラム国
時事通信 1月20日(火)19時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150120-00000132-jij-m_est

【エルサレム時事】過激組織「イスラム国」とされる組織が20日公表した日本人2人の殺害を警告したビデオ声明は、安倍晋三首相が17日にカイロで行った中東政策に関する演説で過激主義を封じ込めるために「中庸が最善」と訴えたことに激しい反発を示した。警告は演説への報復として表明された形だ。
 声明は、日本が「十字軍」に加わろうとしていると指摘した。十字軍は、イスラム過激派がキリスト教徒中心の欧米諸国を批判する際に使用する表現で、日本を欧米と同様の「主敵」と位置付けようとしている。