「讃歌」4月17日練習。
リリックホール第1スタジオ。
船橋先生の練習。
10番から。
1回目の合わせはいつも乗り遅れている感じ。
本番はそういうわけにはいかないんだけど。。。
先生から、発音についての指示。
最近のドイツ語はrの処理など曖昧になってきているが、
いわゆる「舞台ドイツ語」で今回は歌うとのこと。
これから、子音の位置などを一つ一つ決めていくのこと。
例えばbringetのbrなど、頭の子音の入れ方と、
Herrnのrrnなどの語尾の処理の仕方など、
いくつか例を挙げて説明。
不思議なことに、
子音の位置などを決めて、
それに注意を払うと、
音がすっきりしてくる。
おそらく、合わせようと皆がより注意を払うため、
耳をよく使うようになるからだと思う。
この日何度も歌ったわけではないが、
明らかに音が良くなっていった。
ところどころ細かい指示が入る。
この日は結構集中力が高かった気がする。
最後のMaestoso come I 、
男声が力任せに歌っていたので、
先生が頬に手を当てさせて歌わせる。
歌った後、女声から感嘆の声と拍手。
そう、声の方向について常に考えないと。
休憩後は8番のコラール。
ゆったり目に歌わせたが、歌い手が指揮を見ていない。。。
いつもちゃんと見る習慣をつけないといけない。
惰性で歌うから合わなくなる。
この曲についてはバランスが大事とのこと。
四分音符が多いが、決して均等ではない。
音の動きに耳を傾けるように。
ユニゾンのところは、本来のコラールのメロディーが
言葉で途切れ途切れになってしまっているとの指摘。
横の動きを大切に。
最後のLiedの子音はうるさくなく。
時間が無かったが7番も。
これが重症。
前もここで指摘したことと同じことを先生も指摘。
三拍子系のリズムが身体に入っていないから
どんどん遅れてしまう。
先生は全部直すのを諦めて、
47、48小節あたりを取り上げて、
膝を指で叩かせてリズムを取らせる。
こういう地道な練習が必要かもしれない。
やはり、時間はどれだけあっても足りない。
これからは子音の位置など決めていくので、
より細やかな歌い回しが必要になってくる。
でも、それだけ集中したいい音を体感できるわけで、
これから楽しみだ。