8月下旬に裏磐梯、福島県北桧原村にある「ホテルグランデコ」に一泊した。前回から何年ぶりだろうかと思うほど、年数があいた。
洋食の料理長が変わった。最初でてきた前菜の盛り付け、色、そして味を楽しんで、漠然と感じた。以前の記憶にあるものとは違った。マネージャーとの会話で、変わったのが分かった。怖いものだと思った。当たり前だが、料理は、料理人、そして食材に依存する部分が重大だ。
もちろん、店のロケーションと店内の雰囲気、さらには、接客が大きな要素でもある。すべてがうまく行って、楽しい食事時間になる。地元で栽培されたぶどうを使った、スパークリングワインを飲んだ。国産メルシャンさんの製造だが、なかなか、芯の強い味だった。食前酒で飲んだカクテル(カシス)も、居酒屋さんのものとは別物だった。
さらに、前回と大きく変わったのは、他にもあった。宿泊する客層だった。チェックイン時、ロビーに、多くいたのは、高齢者たちだった。トレッキングを楽しむ一向のようだった。夏休み期間だから夕食時、子供連れの家族を見かけた。しかし、少数だった。