スポーツ選手の側が「被災地に勇気を与える」というのは、言い方が間違っていると思う。「与える」がヘンなのだ。
横浜Fマリノスの木村和司監督がJリーグ再開前日の談話で「被災された方々に見ていただいて、少しでも元気、勇気、そしてやる気が出るようなサッカーができればと思っています」と、そういう反発に配慮した言い方をしているのに、TBSチャンネルの実況アナウンサーが、それを「勇気を与える」と要約して放送するのはおかしいと、テレビじじいは思った。
ところが、ベガルタ仙台の手倉森誠監督が前日談話で「我々ベガルタ仙台としては、このJリーグで元気な姿を見せ、活躍することで、東北に勇気や希望を与えることができるだろうと思います」というのには、あんまり反発の感情は起こらなかった。被災者を代表しているからだ。(両監督の談話はJリーグのサイトから)
さっき、川崎に2-1で劇的な逆転勝ちをした試合後のインタビュー、手倉森監督は「選手たちは最後まで力強く東北のために(聞き取れず)…」といった所で涙がこみ上げて、マイクに背を向けて、インタビューを続けられなくなってしまった。気持ちが伝わってきた。
横浜Fマリノスの木村和司監督がJリーグ再開前日の談話で「被災された方々に見ていただいて、少しでも元気、勇気、そしてやる気が出るようなサッカーができればと思っています」と、そういう反発に配慮した言い方をしているのに、TBSチャンネルの実況アナウンサーが、それを「勇気を与える」と要約して放送するのはおかしいと、テレビじじいは思った。
ところが、ベガルタ仙台の手倉森誠監督が前日談話で「我々ベガルタ仙台としては、このJリーグで元気な姿を見せ、活躍することで、東北に勇気や希望を与えることができるだろうと思います」というのには、あんまり反発の感情は起こらなかった。被災者を代表しているからだ。(両監督の談話はJリーグのサイトから)
さっき、川崎に2-1で劇的な逆転勝ちをした試合後のインタビュー、手倉森監督は「選手たちは最後まで力強く東北のために(聞き取れず)…」といった所で涙がこみ上げて、マイクに背を向けて、インタビューを続けられなくなってしまった。気持ちが伝わってきた。