テレビじじいの観戦日記

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東京マラソン、押されて消えたペースメーカー

2015-02-22 13:49:35 | いろいろスポーツ
東京マラソンの男子21キロ付近、エチオピアのエンデショー・ネゲセがpace3ジョエル・キムタイの背中を押すところがフジテレビ中継で映しだされた。

しばらくして1キロの走破タイムが2分56秒と表示された。前の1キロ3分01秒より5秒速くなった。

ペースメーカーの設定は日本国内最速記録2時間5分18秒のペース、2分58秒と公表されていたようだ。微妙だけど、遅れをネゲゼは感じていたのだろう。元気いいんだなと思っていたら、2時間6分0秒で優勝した。

このシーンの時はなんの説明もなかったのだけれど、その後、今度はツェガエ・ケベデがペースを上げさせたと放送があった。日本国内最速記録を凌駕するとボーナスが出るんだって。

押されたキムタイは、次の2キロほどのうちに姿を消していた。どんな契約になっていたのだろうか。疲れて下がったところを発破をかけられたもんで頑張ったら疲れがどっと出てリタイア、なんてことでなければいいんだけど。他の2人のペースメーカーは30キロでお役御免、頑張れと選手に手を振っていた。

ネゲゼはゴールが近づくと、10回ぐらい時計を見た。タイムが気になる? 国内最速にはとても及ばないと分かっていてあれだけ時計を見たのは、エチオピア選手にとっても世界選手権代表選考レースの一つだったからだろう。

そういえばケベデもエチオピア。しっかりしたタイムで優勝ならという条件だろう。タイムが6分台か5分台かで線引されたら、気の毒だな、というのはテレビじじいの妄想か。