中山堂はMRT「西門」駅から徒歩3分というアクセスの良い近代建築です。台北には総統府をはじめとして有名近代建築がひしめいているので埋もれがちですが、予約なしで気軽に立ち寄れる貴重な建物です。
中山堂は昭和天皇の即位を記念して発案され、台湾総督府営繕課の井出薫によって設計され、1936年(昭和11年)に4年の歳月をかけて完成しました。
鉄筋コンクリート造りの4層式で耐震、耐火、耐風面に優れ、大小のホールとレストラン、娯楽室、理髪室、貴賓室、厨房やエレベーターを完備した市民のための集会所でした。
日本が撤退した後は中華民国政府所有となり、「台北中山堂」と名前を変えて国民大会の会場や迎賓館として使用されてきました。現在も音楽会、舞台上演などを催す文化会館として多くの市民に利用されています。「中山」とは台湾で国父と呼ばれる孫文のことで、庭に彼の銅像が立っています。
現在、中山堂には2階にカフェ『堡壘珈琲』、3階に茶芸館『臺北書院』、4階にカフェ『蔡明亮珈琲走廊』が入居しています。それぞれ趣きが全く異なる癒しの場で、観光客にも人気です。
私は『堡壘珈琲』にランチに行ってきました。
中はだいぶリノベーションされているようですが、天井が高く落ち着いた雰囲気です。テラスに出ることもできます。
テラスからは広場が一望できます。この時はランタン祭りみたいなものが開催中でいろいろな形のランタンが展示中でした。
食事が終わって出ようと思ったら、案内人のおばちゃんに4階の『蔡明亮珈琲走廊』を激押しされ、見に行くことに。
めちゃめちゃ雰囲気いい!!夜も遅くまでやっているので、今度は必ずここに来ようと思いました。
◆中山堂
台北市延平南路98號
9:00~22:00(無休)
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