台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

【日本統治時代の駅舎を行く。③】造橋駅

2020-12-18 07:30:41 | 日本統治時代の建物

基隆と高雄を結ぶ縦貫鉄道は竹南から海側と山側に分岐していき、山線・海線と呼ばれてどちらも鉄道ファンに大人気の路線です。

その山側・通称「山線」にある台湾最初期の鉄筋コンクリート製駅舎が「造橋」で1935年(昭和10年)竣工です。

1903年に開業しましたが、1935年の新竹・台中地震で被害を受け、この「造橋駅」と「銅鑼駅」「泰安駅」「清水駅」「二水駅」「橋頭駅」などの木造駅を耐震性を考慮してコンクリート建築で再建しました。

駅舎横に駅員の宿舎群が残っています。

駅長の宿舎が一番立派で駅近の一戸建て。補修されていて日式建築の特徴などを詳しく解説したプレートが日文と中文両方で書いて取り付けてありました。

長屋型宿舎は保存はしてあるものの補修はまだで朽ちかけていたので、早く~と祈る気持ちになりました。

◆造橋駅(苗栗県造橋郷造橋村平仁路54号)


台南秘氏珈琲は集合住宅にあるカフェ。

2020-12-17 06:54:35 | 集合住宅(中層・低層)

台南秘氏珈琲のある永楽市場は、一階が市場・二階が集合住宅で、台南秘氏珈琲は集合住宅の一室に開店しています。
開店時間が14:00~22:00と遅くまでやっているので、夕食後に行けるのが嬉しいです。

とりあえず適当に二階に行く階段を上ります。
一番近い階段には、「台南秘氏珈琲→」の表示があります。違う階段でも行けますが、集合住宅内をぐるぐる探す必要があります。

周囲は普通に住宅です。日本だったら反対されると思います。

最近、この中にもう一軒アパレルショップができたそうです。

台南秘氏珈琲のあるのは変わった集合住宅で、各住戸の入口は引き戸。中はメゾネットになっています。

ここだけ見ると、一戸建てのようです。

中に廟みたいなお祈りスペースがあったりして、ここだけで一つの集落のようです。一階に下りれば台南一の繁華街で、市場と飲食店が密集しているので最強の立地です。
台湾のどこにでも住めるならここを指定したいです!

私が行ったときは、2月の昼間だったのですが私以外客がおらず、めちゃめちゃゆっくりできました。
珈琲は漢字で書かれたカードを見せられてどれにするか聞かれます。どれも800円~1000円くらいで少し高め。
全く分からなかったので、なんかいい感じのに適当に決めました。漢字の国の人で良かったです。

珈琲を待っている間に、店の飼い猫がやってきて私の周りを周回。最後には机に乗ってきて、私の水を飲んでいました。

他の方のレポートを読むと、メゾネット部分にも客席があるようですね。私が行ったときは他に客がいなかったせいか、二階には案内されませんでした。
ちょっとしたら常連さんが「新年快楽!」と言いながらやってきたのですが、常連なのでカウンターで店主とおしゃべりしていてメゾネットは使用されず最後まで気づきませんでした。
次は上階に行ってみたいなあ。

ちなみに、台北にある「秘氏珈琲」は、経営者の林さんのお兄さんがここに先行して開店したそうです。オールド上海の雰囲気のするかなり渋い佇まいらしいので、行ってみたいです。
ちなみの台南のここは、香港スタイルだそうで香港風スイーツでした。
あと、嘉義にも秘氏珈琲が開店していてここは日本の昭和スタイルだそうです!

台南秘氏珈琲
 台南市中西區國華街三段123之160號(永樂市場)2樓

秘氏咖啡
 台北市大安區浦城街4巷30號

嘉義秘氏咖啡
 嘉義市西區延平街288號


家樂福超市台南北安店(台南)【台湾で市場を見ると必ず入ってしまう⑦】

2020-12-15 07:19:48 | 市場とスーパーマーケット

家樂福超市は日本にも進出したことがあるフランス資本のハイパーマーケットです。日本進出前からアジアには進出していました。
日本では舶来の高級スーパー扱いされて誤解されていましたが、フランスでの立ち位置はダイエーみたいな感じで、巨大な購買力で安く仕入れて薄利多売するというものです。
ここ台湾でもその方式で、客は大きなカートを引いて広い売り場を一周して、家電から食品までカートに投げ込んで最後にお会計というワンストップショッピングをしていたはずですが、最近は小型店舗も作っています。

それがここ、家樂福超市台南北安店です。

店内は新しくて商品はきれいに整えられていて見やすいです。

これは駄菓子屋で売っている当てものでは。
スーパーで箱買いできるなんて子供の夢じゃないですか?結構安くて700円弱でした。

このカルフール特製バッグお土産にいいかも・・・。45元=約170円です。
カルフールのイメージカラーって赤青白のトリコロールだったはずなんですが、いつからオレンジになったんでしょうか?

有機栽培ものに力を入れているようです。

台湾では日本未発売のアメリカ製の菓子など売っていることがあって、今年初めだと「オレオ レッドベルベット」という赤いオレオを買いました。

この「スイスミス」もアメリカ産です。日本のカルフールで買ってあまりの美味しさに一時期はまっていました。マシュマロ入りが超おすすめ。ただしかなり甘いです。350円くらいか・・・。日本国内で買うよりだいぶ安いですね。

それよりも下段にみえている「ミロ」。日本では現在絶賛品切れ中とのことなので、買っておけばよかったな。

フランスといえば炭酸水。
カルフール特製パッケージの炭酸水、安いし(70円弱)かわいいし、欲しかったけどさすがに重すぎて無理でした。

おいしそうなお米もたくさん売っていました。
池上米(台東産の台湾最高の品質を誇るお米のブランド)もありました。
700円くらいか・・・。でも重いからね・・・。

そういえば、台南でいつも行っていた三越前の大きいカルフールが閉店していました。
台南の中心部で気軽に行けるカルフールが無くなってしまったのが残念です。
一応、家樂福安平店があるんですけど、川の向こうで中心部からはちょっと離れているので。

◆家樂福超市台南北安店
 台南市北區北安路一段167號

◆家樂福 安平店
 台南市中西區中華西路二段16號


竹南の巨大神像②「竹南后厝龍鳳宮」の媽祖像

2020-12-14 06:59:15 | 珍スポット

台鉄竹南駅からの徒歩25分の位置にある「竹南后厝龍鳳宮」は、先日ご紹介した「竹南五穀宮」と同じく、建物の上に乗った巨大な神像で有名です。

 

創建は1835年で、現在の建物と建物の上の大媽祖神像は1981~83年にかけて建てられました。周りにビルなどない街なので、いろいろなところから大媽祖神像を見ることができます。

この像は、道路を挟んだ店舗の前からローアングルでしか撮れませんので注意。撮るときちょっと恥ずかしいです。

「竹南后厝龍鳳宮」は敷地がかなり広く、道路を挟んで奥まで続いています。お供え物を売る店も賑わっていました。

この日は信者の集まりがあって、境内にたくさんの車が駐車され、建物内部ではご飯が振舞われていて大賑わいでした。

ところでこのド派手な車は信者さんのらしく、寺の正面に駐車されていました。
私は密かに「神の痛車」と呼んでいます。

神像の手前の建物。
ここは鯉の泳ぐ人工池の上に建物を建てるという凝りよう。竹を模した手摺や金色の大木を模した柱、池に向かって水を吐く龍などやりすぎな装飾が楽しいです。
建物はさらに奥まであり、天上聖母の足元まで行けるようになっています。像の内部は12階建てになっていますが内部は公開されていません。

寺院はまだまだ拡張するらしく、この日はそのための集まりだった模様です。そういえば足場が組んでありました。

裏手に行くと、被り物の神様が置いてありました。

あと、かわいい窓!

この周辺は古い町並みが残っていて、散策すると面白かったです!
このお宅はかなり古そうです。

◆竹南后厝龍鳳宮
 苗栗縣竹南鎮龍安街69號




竹南の巨大神像①「竹南五穀宮」の神農大帝

2020-12-12 21:41:43 | 珍スポット

台鉄竹南駅からの徒歩5分の位置にある「竹南五穀宮」は、神農大帝の巨大像で有名です。
竹南駅から高雄や台中行きに乗っていると左手に見えるので、見たことがあるという人も多いのでは?

竹南五穀宮は1797年の創建ですが、現在の建物は1987年に建て直された3階建てで、ご覧のとおり神農大帝の巨像が載っています。


祀られている神農大帝の建設費は建設費は1億元(約3億7千万円)近くに達したそうです。
ちなみに神農は医学と農業の神です。日本では医学の神として祀られていますね。

信者の詰め所がレトロ可愛くて思わず激写。

またここはトイレの細かいタイルが素晴らしかったです。

神像がいろいろな場所から見えて面白いので、街歩きのときは時々神像がどこのあるのか確かめるといいです。

この路地は、神像と鉄窓花が両方撮れました。

◆竹南五穀宮
 苗栗縣竹南鎮新南里五谷街16號