意思による楽観のための読書日記

京都名庭園 水野克比古 ****

京都に外国から来た友人を案内する時に困るのが神社仏閣の説明で必要な仏教と歴史の知識、そしてそれを英語でどう説明するか。ポイントは日本の良いところをどう表現するかです。礼儀作法、親切心、勤勉さ、誠実さ、治安の良さが何に起因するのか、そしてよく聞かれるのが戦争と戦後のこと、天皇のことで、政治と宗教はタブー、とか言っていると何も話せない。神道と仏教の神仏習合もよく聞かれます。安倍首相も長くやっているので外国人も知っていて、トランプと仲いいねとか、プーチンとも上手くやっているねとか、日本人はどう思っているのとか、ちょっと面倒くさいことも聞かれますので、自分の意見を言わないと少し馬鹿にされます。政治に関しては多少批判的な姿勢で説明するほうが受けが良いようですが、日本の歴史や文化については誇りと自信を持って説明することが最重要。

本書はその中でも京都の神社仏閣の庭園について、英語でも簡単な解説と写真がついていて、前もって見せておいて実際に訪れると効果百倍です。京都近辺にある98の庭園は二条城から平安神宮、神泉苑、龍安寺、平等院などの世界遺産級から廬山寺、浄瑠璃寺、三室戸寺、城南宮などの重文級までこれだけ回れればほとんど京都通と言えます。とにかく水野克比古の写真が素晴らしい。京都名庭園 (Suiko books (116))


↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

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