意思による楽観のための読書日記

病気にならない免疫生活のすすめ 安保徹 ****

「健康問答」を読んで触発され、たびたび登場していた安保先生の著書にも目を通してみた。先生の主張は「病気を治すのは自分自身の免疫力、薬を飲まずに免疫力が強くなる生活パターン、生き方に変えましょう」というもの。

人間は活発に活動する時にアドレナリンを分泌、交感神経が優位になるが、これが続きすぎると活性酸素が溜まり健康を害することにつながる。休むときにはアセチルコリンが分泌され副交感神経が優位になる。このときには消化器管系が活発に働き、涙、くしゃみ、咳、唾液、尿など排泄と分泌が活発に行われる。この二つのバランスをうまくとることが健康を維持することだという。

人間がガンになる理由はこの二つの働きに異常を来す時、ストレスが主な原因だという。働き過ぎ、人間関係の悩み、深い心の傷などを真剣に悩むほどストレスはたまる。真面目な頑張りやさんがガンになりやすいというのだ。

下痢と便秘を交互に繰り返す過敏性腸症候群の患者が、下痢になったら下痢止めを飲み、便秘になったときには下剤を飲む、というのはあまりに体の仕組みを知らないこと。本当に直すべきは便秘である。

ガンを治す4箇条。
1. 無理な生き方、ストレスが多い生活をやめる。
2. ガンを恐れすぎない。
3. 辛いと感じる治療は受けない。
4. 副交感神経を優位にするために体を温める。
ガンの三大治療法である、手術、 抗ガン剤、放射線治療だけで直そうとするのには無理があるという。

気圧と体質は相関している。日本で気圧が高いのは秋田ー青森、福岡ー広島ー岡山ー大阪ー名古屋、一方低いのは低気圧がよく通過する沖縄と高地が多い長野であり、長野の男性と沖縄の女性が長寿なのは知られていること。気圧が低くなると副交感神経が優位になることから、のんびりとした気質が生まれる。男性は怒りに、女性は冷えに注意することが重要であるという。

そして、そのほかにも病気を遠ざける生き方が紹介されている。
□痛み止め、降圧剤などの薬で鎮痛や降圧すると本来的な原因は取り除かれない。
□背中を伸ばして暮らす。
□風邪、インフルエンザには感染して直す。
□ある程度年をとってきたら仕事は手を抜く。
□PCは一日4時間、暗くなったら触らない。
□病気のレッテルを貼らない(口に出して言わない)。
□バリアフリーや空調への依存は避ける。
□夜更かしをしない。
□日本人は皮膚ガンにはなりにくい、もっと
□太陽光を浴びる。
□体の出す声を素直に聞く。

いずれも、五木寛之と帯津良一が言っていることと重なっている。コーヒーエネマ提唱者の新谷弘美先生の主張とも相容れる部分が多い。腹落ちすることは実行できると思う。
病気にならない免疫生活のすすめ (中経の文庫)

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