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意思による楽観のための読書日記

ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化 ****

アイヌの一年の紹介では、男の仕事と女の仕事、狩猟の世界、罠、採集する植物などが取り上げられる。極寒の地に住むアイヌ、そして樺太にいたという樺太アイヌ、少数民族のニヴフ、ウイルタを紹介。世界史の中でのゴールデンカムイとして、ロシアと日本による樺太千島交換条約と日露戦争の結果、樺太がロシア領になり、その後南半分が日本領土となり、太平洋戦争の結果再びソ連領となったことが、樺太アイヌや二ヴフ、ウイルタに与えた影響、大陸側のアムール川流域の民族との交流、なども解説される。

物語を知らない読者にはゴールデンカムイの面白さを感じ取らせる内容であり、映画や漫画、アニメを見た読者には、視聴だけでは理解が進まなかった部分をより一層深く理解する一助となること間違いない。アイヌ文化の解説書としても秀逸であり、新書版で558Pの一冊、野田ファンには必読書。

↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

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