今年は宅建試験を受験しようと思いたち勉強している。参考書は下記の通り。本書によると、宅建試験を受験申し込みする人の数は毎年23-25万人、受験者数が19万人程度で、合格率が15-18%程度、50点満点で31-35点程度を取ると合格できるというラインである。そんなに多くの人たちが資格取得に励んでいるとは知らなかった。不動産業者の方の名刺をいただくとよく印刷されているこの資格、大学時代の先輩が「持っているよ」といっていたのを思い出す。そんなに門戸が開かれているならとチャレンジしてみることにした。
出題範囲は宅建業法関連で20問、民法などの権利関係が14問程度、建築基準法など法令上の制限や不動産関連法、税法関連で16問程度。今夏の暑い盛りが終わって、涼しくなりかけた頃にお勉強を始めて約ひと月、やりにくいのはこの最後の法令上の制限、税法関係である。なにしろ身近な経験がない。そういえば宅建業法だって身近な経験はないのだが、範囲が宅建関連業と取引士が行う業務に限定されていて理解しやすい。民法は難しいが、問題が身近で問題自身の理解がしやすい。それに比べて、宅地開発や都市計画、不動産鑑定などはちょっと想像もできない話も多い。それでも、最初は難渋していた暗記というやつだが、一通り読了して、問題をといてみる段になると理解できたものは解けるし、していないものは回答に迷う、当たり前だが皆目見当もつかなかった最初に比べれば、お勉強が「一周回る」ということの重要性を認識する。
買ってみたこの教科書と問題集、決めたきっかけは絵が多いこと。難しい問題は飛ばしてもいいんだよと進めてくれていること。それにカラーで読みやすいこと。60歳を越えてのお勉強は少しつらい気もするが、お勉強している時間はある意味での充実感もあるし、資格を取得するという目標は励みになる。試験は10月21日、結果はすぐ出る。