その他にも詩文集「まゆみ抄」、「佐久川上郷の話」「佐久山村の新年」など、そして浅間中学校、小海高校の校歌を書いているという。
文学碑、詩碑も佐久には多く存在する。横根の湯川河畔にある「詩人春夫賞心地」、人生の楽事にも詳しく書かれている。詩碑「聴雪の家」は佐久の草笛の中の一篇「聴雪」が刻まれている。上信越道佐久インターチェンジの西隣には仙禄湖畔の「湖畔口吟」という詩碑が立っている。そして近くには佐藤春夫と五島茂、美代子、若山牧水の三連詩歌碑もある。
岩村田生まれの筆者がまとめた佐久地方の佐藤春夫の足跡、佐久を愛する人が書いたことがよく分かる本である。
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