意思による楽観のための読書日記

中原の虹(2) 浅田次郎 ****

第二巻では女真族の話から始まる。ヌルハチは17世紀初頭の満州で諸族を統一し、清朝の基礎を作った太祖、ヌルハチの長男チュエンは父に疎まれている、第二子ダイチャン、マングルダイ、ヘカン、アミンなどと続く。結局長男は獄につながれ獄死、ダイチャン、アミン、マングルダイ、ヘカンが権力を継承した。

日本軍の少尉で清国軍の軍事顧問として奉天に赴任したのは吉永将、張作霖の息子張学良とも知り合う。吉永のははちさは四谷で中国人あいての下宿屋を経営、李春雷の妹のおりんを預かっている。おりんの子供は清一、

西大后は老いてもう長くはない、西大后を補佐するのは李春雲、春児(チュンル)である。第二巻では袁世凱が派遣した清国正規軍を馬賊である張作霖が指揮する、というポイントと、西大后が息子である光緒帝を道連れに死を覚悟で清国の未来を3歳の溥儀に託すという話。列強各国に食い物にされる中国をいかに守るのかが西大后の使命、西大后は光緒帝と連絡を取るためにテレグラムの回線を敷設、同時に死ぬことで清国を救い、溥儀に託すことを伝えた。

春児は西大后から清国の将来を見据えてほしいと頼まれる。

中原の虹 第二巻

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