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意思による楽観のための読書日記

新書100冊 視野を広げる読書 高橋昌一郎 ***

中央公論新社が主催する『新書大賞』については、有識者など105名による偏向審査があって、中公新書にあまりにおもねった結果となっていることから中央公論新社による「新書大賞」の「廃止」を提言している。2022年の結果を見ると、上位20冊の8冊が中公新書、岩波、講談社、ちくま、NHK出版が各2冊ずつ、集英社、小学館、幻冬舎、日経プレミアムが各1冊となっていて偏りが激しい。 光文社、ブルーバックス、文春、平凡社、朝日選書、角川などの新書が登場しないのは不思議だという。

例えば、売上高、Amazonレビュー、新聞などの書評より選出されればもう少し納得性は高まるはずだともいう。そして本書では、筆者により100冊が公正に選ばれたというが、筆者による新書が5冊も入っているのはどうか。まあそれはおいておいて、選ばれた100冊は、様々な分野から選ばれていて、普段自分なら目にも止めない分野の著作が入っていて面白い。今後の読書の参考にしたい。
1. 高橋昌一郎『自己分析論』(光文社新書)
2. 寺沢拓敬『小学校英語のジレンマ』(岩波新書)
3. 馬部隆弘『椿井文書』(中公新書)
4. 宇野重規『民主主義とは何か』(講談社現代新書)
5. 成田憲保『地球は特別な惑星か?』(講談社ブルーバックス)
6. 油井大三郎『避けられた戦争』(ちくま新書)
7. 篠田航一『盗まれたエジプト文明』(文春新書)
8. 松本亘正『超難関中学のおもしろすぎる入試問題』(平凡社新書)
9. 室月淳『出生前診断の現場から』(集英社新書)
10. 池田譲『タコの知性』(朝日新書)
11. 津田雄一『はやぶさ2 最強ミッションの真実』(NHK出版新書)
12. 神内聡『学校弁護士』(角川新書)
13. 瀬地山角『炎上CMでよみとくジェンダー論』(光文社新書)
14. 山口誠『客室乗務員の誕生』(岩波新書)
15. 蟹江憲史『SDGs』(中公新書)
16. 高橋昌一郎『フォン・ノイマンの哲学』(講談社現代新書)
17. 馬場悠男『「顔」の進化』(講談社ブルーバックス)
18. 末近浩太『中東政治入門』(ちくま新書)
19. 雨宮国広『ぼくは縄文大工』(平凡社新書)
20. 三上智恵『証言 沖縄スパイ戦史』(集英社新書)
21. 勝田敏彦『でたらめの科学』(朝日新書)
22. 本村凌二『独裁の世界史』(NHK出版新書)
23. 瀬木比呂志『檻の中の裁判官』(角川新書)
24. 高橋昌一郎『20世紀論争史』(光文社新書)
25. 宮下紘『プライバシーという権利』(岩波新書)
26. 青木栄一『文部科学省』(中公新書)
27. 中島義道『晩年のカント』(講談社現代新書)
28. 森望『寿命遺伝子』(講談社ブルーバックス)
29. 俵義文『戦後教科書運動史』(平凡社新書)
30. 神代健彦『「生存競争」教育への反抗』(集英社新書)
31. 福田直之『内側から見た「AI大国」中国』(朝日新書)
32. 澤畑剛『世界を動かすイスラエル』(NHK出版新書)
33. 安田峰俊『八九六四 完全版』(角川新書)
34. 大野裕之『ディズニーとチャップリン』(光文社新書)
35. 堀内隆行『ネルソン・マンデラ』(岩波新書)
36. 村上靖彦『ケアとは何か』(中公新書)
37. 廣瀬陽子『ハイブリッド戦争』(講談社現代新書)
38. 高水裕一『宇宙人と出会う前に読む本』(講談社ブルーバックス)
39. 添田孝史『東電原発事故 10年で明らかになったこと』(平凡社新書)
40. 角南圭祐『ヘイトスピーチと対抗報道』(集英社新書)
41. 藤木久志『戦国の村を行く』(朝日新書)
42. 塚原直樹『カラスをだます』(NHK出版新書)
43. 古賀茂明『官邸の暴走』(角川新書)
44. 佐藤岳詩『「倫理の問題」とは何か』(光文社新書)
45. 志賀賢治『広島平和記念資料館は問いかける』(岩波新書)
46. 藤原聖子『宗教と過激思想』(中公新書)
47. 古市晃『倭国』(講談社現代新書)
48. 戸谷友則『爆発する宇宙』(講談社ブルーバックス)
49. 幸田正典『魚にも自分がわかる』(ちくま新書)
50. 鈴木宣弘『農業消滅』(平凡社新書)
51. 亀山郁夫『ドストエフスキー 黒い言葉』(集英社新書)
52. 保阪正康『「檄文」の日本近現代史』(朝日新書)
53. 佐々木閑『宗教の本性』(NHK出版新書)
54. 濱島淑惠『子ども介護者』(角川新書)
55. 小豆畑丈夫『在宅医療の真実』(光文社新書)
56. 石黒浩『ロボットと人間』(岩波新書)
57. 千々和泰明『戦争はいかに終結したか』(中公新書)
58. 坂倉昇平『大人のいじめ』(講談社現代新書)
59. 中嶋彰『早すぎた男 南部陽一郎物語』(講談社ブルーバックス)
60. 三嶋輝夫『和辻哲郎 建築と風土』(ちくま新書)
61. 篠崎晃一『それいけ! 方言探偵団』(平凡社新書)
62. 山口謠司『明治の説得王・末松謙澄』(インターナショナル新書)
63. 須藤靖『宇宙は数式でできている』(朝日新書)
64. 高橋昌一郎『実践・哲学ディベート』(NHK出版新書)
65. 大木毅『日独伊三国同盟』(角川新書)
66. 賀茂道子『GHQは日本人の戦争観を変えたか』(光文社新書)
67. 筒井清輝『人権と国家』(岩波新書)
68. 武井彩佳『歴史修正主義』(中公新書)
69. 倉本一宏『平安京の下級官人』(講談社現代新書)
70. 廣瀬敬『地球の中身』(講談社ブルーバックス)
71. 斉加尚代『何が記者を殺すのか』(集英社新書)
72. 志水宏吉『ペアレントクラシー』(朝日新書)
73. 尾脇秀和『お白洲から見る江戸時代』(NHK出版新書)
74. 久保田潤一『絶滅危惧種はそこにいる』(角川新書)
75. 陳天璽『無国籍と複数国籍』(光文社新書)
76. 高橋瑞樹『大絶滅は、また起きるのか?』(岩波ジュニア新書)
77. 篠田謙一『人類の起源』(中公新書)
78. 本郷和人『歴史学者という病』(講談社現代新書)
79. 野村泰紀『なぜ宇宙は存在するのか』(講談社ブルーバックス)
80. 塚原久美『日本の中絶』(ちくま新書)
81. 鮎川潤『新版 少年犯罪』(平凡社新書)
82. 秋元康隆『いまを生きるカント』(集英社新書)
83. 岩立康男『忘れる脳力』(朝日新書)
84. 更科功『禁断の進化史』(NHK出版新書)
85. 山本茂実『松本連隊の最後』(角川新書)
86. 工藤岳『日本の高山植物』(光文社新書)
87. 渡辺靖『アメリカとは何か』(岩波新書)
88. 安達宏昭『大東亜共栄圏』(中公新書)
89. 篠田英朗『戦争の地政学』(講談社現代新書)
90. 和田純夫『量子力学の多世界解釈』(講談社ブルーバックス)
91. 田中圭太郎『ルポ 大学崩壊』(ちくま新書)
92. 笠原十九司『憲法九条論争』(平凡社新書)
93. 石原理『ゲノムの子』(集英社新書)
94. 渋谷ゆう子『ウィーン・フィルの哲学』(NHK出版新書)
95. 半藤一利『昭和と日本人 失敗の本質』(角川新書)
96. 高橋祐貴『追跡 税金のゆくえ』(光文社新書)
97. 村田和代『優しいコミュニケーション』(岩波新書)
98. 櫻井義秀『統一教会』(中公新書)
99. 辻田真佐憲『「戦前」の正体』(講談社現代新書)
100. 高橋昌一郎『最強に面白い パラドックス』(ニュートン超図解新書)
 

↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

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