☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

バート・バカラックの、「アルフィー」。

2009年01月09日 00時48分29秒 | ライブ出演情報
2008年の1年間に、沢山のステキな音楽との出会いがありました。

ドヴォルザークの交響曲第8番、ドヴォ8ですね。
ブラームスの交響曲第4番、ブラ4だ。
他に、オペラや室内楽など、ほとんどクラシックの音楽ばかり聴いていました。

しかし、2008年のまさにゴール寸前で、すごい音楽と出会ってしまいました。

「アルフィー」という、バート・バカラックの作曲した名曲(作詞はハル・デイビッド)、
ご存知の方も多いと思います。
1966年の「Alfie」という映画のエンディング曲として生まれ、
その後ディオンヌ・ワーウィックのバージョンが1969年に、
90年代になってヴァネッサ・ウイリアムズのカバーバージョンもヒットした、
バカラックの作った曲の中でも特に美しく、しかも難曲と言われる曲です。

今度、僕のやっている「トリコロール」というジャズユニットで
この曲をやろうかということになり、
ボーカルのアキとYoutubeでこの曲を検索してみたら、
作者のバカラックが、自分のコンサートでこのAlfieを弾き語る映像とめぐり会いました。



映像は、作詞のハル・デイビッドの最高傑作だという紹介の語りから始まり、
日頃はバカラックがまず曲を作り、ハルが後から詞をつけるのだけれど
この曲はハルがまず詞を書いてきた、というこの曲の誕生秘話などを教えてくれます。

そしてコンサートのライブ映像。
バートはシンガーとして活躍している人ではないので、歌は朴訥としたものですが、
とても味があり、作者ならではの説得力があります。
そして、なんとも的確で日本語として素晴らしい歌詞対訳がテロップで流れ、
実に胸にしみる、ホントにステキな歌です。

ぜひ、あなたもこれを体験してみて下さい。
http://jp.youtube.com/watch?v=4hUhtLYhlhE

アキちゃんも僕も見終ってから1-2分、感動して何もしゃべれませんでした。
一年間いろいろなクラシック作品に入れ込んできたけど、
一年の締めに、究極のポップスナンバーにノックアウトを食らってしまった形です。

そんなステキな難曲をやってしまうとは、なんたる無謀!!と言われそうですが、
トリコロールのライブが、もう明日ですね、10日、そして27日、
駒澤大学「メルカート」でいよいよやります。

ジャズ、ボサノバ、ジャジーにアレンジしたポップス曲を
ギター、サックスと女性ボーカルというトリオユニットで、
きらびやかに楽しくお届けします。

詳しくは「1月のライブ情報」の記事をご覧下さい。
いい店ですよ!!ご来店お待ちしています。

ちなみにバカラックのコンサート映像、DVDで発売されていないか必死に探しましたが
どうも売っていないようです。
制作年度はエンドロールに1998年と出ていました。
多分、97年か98年の収録なのでしょう。
日本語の字幕がついているということは、テレビで流れたか、
映像作品として発売されたことがありそうなので、
ぜひDVD化してもらいたいものです。
テレビ朝日が権利を持っているようなので、陳情してみようかな。

コメント (2)
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