東京・両国 医師ら宣伝
現行の健康保険証の新規発行停止が目前に迫った1日、全国保険医団体連合会(保団連)は、東京都墨田区のJR両国駅前で、宣伝を行いました。医師・歯科医師らが白衣を着て、国民の多くが望んでいない中でマイナ保険証を推進することに疑問の声が上がっているとし、「保険証を残そう」と訴えました。
保団連の竹田智雄会長は、同団体が実施したマイナ保険証に関する調査で、トラブルがあったと答えた医療機関が7割に上っていることを紹介。「トラブルの多くはシステムの根幹にかかわるものだ。マイナ保険証の対応に困難を抱える現場からは不安の声が尽きない」と指摘した上で、新規発行が停止する2日以降も現行の保険証は使えると強調し、「いのちと健康を守るためにも、保険証を残して」と訴えました。
リレートークでは、「保険証の新規発行停止は国民皆保険制度の根幹にかかわる」(小児科医)や「今まで使ってきた健康保険証は有効期限まで使えるので絶対に捨てないで」(歯科医)などの声が上がりました。
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