2月27日に始まった定例議会が
3月20日で終わりました。
次年度予算を決める予算委員会は、
ここのところ、毎年、紛糾しています。
平成28年度:秦森康屯記念館
▼3月議会レポート
https://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/4baa35488e556870e7dc698faeb8a98e
▼6月全協レポート
https://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/5c603850b556eda65f1a3e57686d9cae
▼その後のレポート(平成28年度決算反対討論)
https://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/b848e2011d6cca49c706a0992543b128
最終的にハード整備は行われませんでした。
平成29年度:不燃物処理工場での有価物(アルミ缶)紛失
▼3月議会レポート(予算反対討論)
https://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/a86df28026ee6eb00e1cbc1c54915a04
現在は、警察が捜査中です。
そして、今年、
平成30年度:不燃物処理工場建て替え
です。
反対討論
=====
私は、議第1号 平成30年度三原市一般会計予算に反対の立場で討論致します。
平成30年度の、一般会計当初予算の総額は、476億7800万円で、合併以降3番目に大きな予算が提案されました。
不燃物処理工場の建て替え、中央図書館の移転新築に向けた設計など、ハコモノ整備の大型事業が含まれています。
借金の借り入れである市債は71億2980万円で、平成29年度よりも2億6760万円増えています。また、借金返済である公債費が年々増える中、その公債費を4億1128万2千円上回る市債発行となっています。
天満市長が就任されて、5回目の当初予算編成ですが、そのうちの3年が、借り入れが返済を上回る当初予算となり、地方債残高が増えています。
その一方で、継続して行っている事業の経常経費は、年々しぼられ、前年の3%から10%圧縮をはかられているとのことです。こんなことを重ねていては、市民生活に影響を及ぼすばかりでなく、職員の負担も増え、また業務への士気が下がるのではないでしょうか。
こういったやり方について問題意識をお持ちであることは、総括質問でご答弁いただきましたが、(プライマリーバランス、一律カットなど)持続可能ではない予算の組み方が平成30年度も行われることについて、私は認めることができません。
また、本定例会において、駅前東館跡地活用について、広場を広げるハード整備を行う考えを示されました。広場を希望する声が多くあることは、当初から言われていたことです。当初段階での検討が不十分で、こうやって、後手後手で、追加費用を発生させるようなやり方をしていては、財源がいくらあっても足りません。
もう1つの反対理由は、不燃物処理工場の建て替えです。
三原市内で収集された資源ごみや大型ごみは、三原広域市町村圏事務組合の不燃物処理工場に運ばれ、中間処理が行われていますが、この工場を新しく別の場所に建て替えるというものです。
この建設費総額は29億7千万円、そのうちの三原市負担額は、17億2千万円とされています。
この建て替えのための「不燃物処理工場整備基本構想」は、平成29年3月に策定されましたが、平成28年度の三原市当初予算の負担金で、そのような新しい事業を行う説明は、一切されませんでした。新市建設計画や長期総合計画などにおいても、予定されていなかったものです。
にも関わらず、平成28年度の途中に、三原広域市町村圏事務組合内部の予算流用によって、基本構想がつくられました。
三原市議会への説明が行われた平成28年9月、平成29年1月の議員全員協議会では、この降って湧いた建て替えに、多くの議員から、疑問や反対の声が上がりました。しかし、事業は進められ、この度、建設のための負担金が計上されたものです。平成28年9月の説明では20億円とされたものが、29億7千万円になりました。
こういった大規模な施設整備にあたって、基本計画などの資料が示されるのが普通ですが、基本計画作成は委託事業で行われており、その納期が3月30日であるとのことで、施設の詳細もわからないままに、予算提案、予算審査となりました。
これらの手続きやスケジュール管理については、三原広域市町村圏事務組合として行っているものですが、三原市も、その構成員として、責任があるものです。これまでの杜撰な手続きの経緯などについて、質疑を行いましたが、十分に明らかにすることができませんでした。
不燃物処理工場については、三原市民の財産である有価物が大幅に失われた可能性について、市民のみなさんにご心配をお掛けしているところです。この有価物の件の経緯においても、組合として、事態を把握していながら、議会から指摘を受けるまで、原因調査を行っていなかったことなど、杜撰な対応であると、昨年の定例会で指摘させていただきました。
それが、この度、本市として17億2千万円という巨額の負担を伴う施設の建設にあたって、このような杜撰な手続きがなされていることは、極めて不誠実であり、これに強く抗議し、私は、平成30年度三原市一般会計予算に反対します。
=====
今後、
不燃物処理工場の建て替えはどうなるか、、、
資源ごみの収集方法や、ごみの出し方(分別)も変わりそうです。
当初、そういった話は、施設の建設中にやるような説明だったんですが、
正田議員の質問に対して、
市民の理解を得た上で予算執行(設計施工の発注)する
と約束されました。
市民の皆様の声も重要な局面です。
現在のところ、
4月13日(金)14:30~:三原広域市町村圏事務組合
4月20日(金)10:00~:三原市議会議員全員協議会
で、この件について、説明が行われる予定です。
確定したら、またブログ等でお知らせしたいと思います。
いずれも傍聴可能です。
追伸:
ここのところ、反対討論が多いです。
決して反対ありきで考えているわけではありませんし、
クリエイティブに提案していきたい、
「北風より太陽!」と思っています。
しかし、
ここのところ、
「こりゃおかし過ぎるじゃろ!」
と、あまりにも見過ごせないものがあり、
反対が多くなっています。
3月20日で終わりました。
次年度予算を決める予算委員会は、
ここのところ、毎年、紛糾しています。
平成28年度:秦森康屯記念館
▼3月議会レポート
https://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/4baa35488e556870e7dc698faeb8a98e
▼6月全協レポート
https://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/5c603850b556eda65f1a3e57686d9cae
▼その後のレポート(平成28年度決算反対討論)
https://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/b848e2011d6cca49c706a0992543b128
最終的にハード整備は行われませんでした。
平成29年度:不燃物処理工場での有価物(アルミ缶)紛失
▼3月議会レポート(予算反対討論)
https://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/a86df28026ee6eb00e1cbc1c54915a04
現在は、警察が捜査中です。
そして、今年、
平成30年度:不燃物処理工場建て替え
です。
反対討論
=====
私は、議第1号 平成30年度三原市一般会計予算に反対の立場で討論致します。
平成30年度の、一般会計当初予算の総額は、476億7800万円で、合併以降3番目に大きな予算が提案されました。
不燃物処理工場の建て替え、中央図書館の移転新築に向けた設計など、ハコモノ整備の大型事業が含まれています。
借金の借り入れである市債は71億2980万円で、平成29年度よりも2億6760万円増えています。また、借金返済である公債費が年々増える中、その公債費を4億1128万2千円上回る市債発行となっています。
天満市長が就任されて、5回目の当初予算編成ですが、そのうちの3年が、借り入れが返済を上回る当初予算となり、地方債残高が増えています。
その一方で、継続して行っている事業の経常経費は、年々しぼられ、前年の3%から10%圧縮をはかられているとのことです。こんなことを重ねていては、市民生活に影響を及ぼすばかりでなく、職員の負担も増え、また業務への士気が下がるのではないでしょうか。
こういったやり方について問題意識をお持ちであることは、総括質問でご答弁いただきましたが、(プライマリーバランス、一律カットなど)持続可能ではない予算の組み方が平成30年度も行われることについて、私は認めることができません。
また、本定例会において、駅前東館跡地活用について、広場を広げるハード整備を行う考えを示されました。広場を希望する声が多くあることは、当初から言われていたことです。当初段階での検討が不十分で、こうやって、後手後手で、追加費用を発生させるようなやり方をしていては、財源がいくらあっても足りません。
もう1つの反対理由は、不燃物処理工場の建て替えです。
三原市内で収集された資源ごみや大型ごみは、三原広域市町村圏事務組合の不燃物処理工場に運ばれ、中間処理が行われていますが、この工場を新しく別の場所に建て替えるというものです。
この建設費総額は29億7千万円、そのうちの三原市負担額は、17億2千万円とされています。
この建て替えのための「不燃物処理工場整備基本構想」は、平成29年3月に策定されましたが、平成28年度の三原市当初予算の負担金で、そのような新しい事業を行う説明は、一切されませんでした。新市建設計画や長期総合計画などにおいても、予定されていなかったものです。
にも関わらず、平成28年度の途中に、三原広域市町村圏事務組合内部の予算流用によって、基本構想がつくられました。
三原市議会への説明が行われた平成28年9月、平成29年1月の議員全員協議会では、この降って湧いた建て替えに、多くの議員から、疑問や反対の声が上がりました。しかし、事業は進められ、この度、建設のための負担金が計上されたものです。平成28年9月の説明では20億円とされたものが、29億7千万円になりました。
こういった大規模な施設整備にあたって、基本計画などの資料が示されるのが普通ですが、基本計画作成は委託事業で行われており、その納期が3月30日であるとのことで、施設の詳細もわからないままに、予算提案、予算審査となりました。
これらの手続きやスケジュール管理については、三原広域市町村圏事務組合として行っているものですが、三原市も、その構成員として、責任があるものです。これまでの杜撰な手続きの経緯などについて、質疑を行いましたが、十分に明らかにすることができませんでした。
不燃物処理工場については、三原市民の財産である有価物が大幅に失われた可能性について、市民のみなさんにご心配をお掛けしているところです。この有価物の件の経緯においても、組合として、事態を把握していながら、議会から指摘を受けるまで、原因調査を行っていなかったことなど、杜撰な対応であると、昨年の定例会で指摘させていただきました。
それが、この度、本市として17億2千万円という巨額の負担を伴う施設の建設にあたって、このような杜撰な手続きがなされていることは、極めて不誠実であり、これに強く抗議し、私は、平成30年度三原市一般会計予算に反対します。
=====
今後、
不燃物処理工場の建て替えはどうなるか、、、
資源ごみの収集方法や、ごみの出し方(分別)も変わりそうです。
当初、そういった話は、施設の建設中にやるような説明だったんですが、
正田議員の質問に対して、
市民の理解を得た上で予算執行(設計施工の発注)する
と約束されました。
市民の皆様の声も重要な局面です。
現在のところ、
4月13日(金)14:30~:三原広域市町村圏事務組合
4月20日(金)10:00~:三原市議会議員全員協議会
で、この件について、説明が行われる予定です。
確定したら、またブログ等でお知らせしたいと思います。
いずれも傍聴可能です。
追伸:
ここのところ、反対討論が多いです。
決して反対ありきで考えているわけではありませんし、
クリエイティブに提案していきたい、
「北風より太陽!」と思っています。
しかし、
ここのところ、
「こりゃおかし過ぎるじゃろ!」
と、あまりにも見過ごせないものがあり、
反対が多くなっています。
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