2014年末にスタートした三原駅前東館跡地活用調査特別委員会。
約10年にわたって「空き地」「暫定利用」となっていたこの場所(東館跡地)に、
昨日、委員会として、図書館・広場等を整備することにGOサインを出すことが決まった。
私自身も、である。
議会としての合議の経緯ではなく、
安藤個人として、どう思考、判断したか、
説明責任を果たしたく思います。
「にぎわい、つながる」
これが、東館跡地活用に与えられた最大ミッション。
この場所のみでなく、
まわりの商店街など「中心市街地」への波及効果も期待されている。
「駅前」の衰退は、地方では各地で問題になっているけれど、
これは、モータリゼーション、ウェブショップの拡大など、
生活形態が変わってきたことが原因としてあり、
この原因を変えることは容易ではないため、
「行かざるを得ない」公共施設を立地するという方策が、最近の傾向として見られる。
そもそも、言ってみれば"淘汰"された場所に
「官」として手を入れるべきなのかどうかという議論もあるけれど、
人口減少・高齢化という直面する課題への対策「コンパクトシティ」化ということで、
公共交通の利用促進と合わせて進められる傾向もある。
三原の場合は、
三原の「玄関」「顔」としての駅前ということで、
「なんとかせんといけんじゃろう」という空気にはなっており、
民間のみでの開発が難しいので、何らかの公共施設を・・という中で、
いちばん多くの人が訪れる図書館(市役所は否決された経緯がある)
という提案が出てきたわけである。
この点で私がこだわってきたのは「生産性」についてである。
「にぎわい」をもたらす手段は複数あり、より生産性の高い手段を選ぶのは当然だろう。
昨年2014年の浮城祭りは、広島県やテレビ局とのタイアップ・バックアップもあり、
例年を大きく上回る人出だったわけだし、
先月5月17日に提案型市民協働事業の1つとして実施されたストライダーのイベントでは、
県外74人、市外47人、市内32人のエントリー数(2~6歳)で、
当然、家族ぐるみで来られて、終日のイベントでとてもにぎわっていた。
こういった、これまでのソフト事業が、
どれくらいの費用で、どれくらいの「にぎわい」を生み出せたのか、
その「にぎわい」は求めている「にぎわい」だったのかどうか、
違うのであれば、どういう「にぎわい」を求めているのか、
これから生み出そうとする「にぎわい」は何なのか、
比較や検証が充分に行われたとは言い難く、
この点は、自分としての力不足を大いに反省しなくてはならない。
私自身が最終的に判断の拠り所としたのは、
図書館をまちづくり戦略として、どう位置づけるかという点だった。
図書館を駅前に移転新設することで、どういうまちをつくっていこうとするのか、
ということだ。
これまでの市としての説明で、
中央図書館の施設面での課題整理は行われており、
それらが移転新設することで解消できることなど、
一定の改善が図られることは見込まれている。
けれども、
「駅前ににぎわいをもたらすために、
いちばん多く老若男女が訪れる図書館を駅前に持ってきたい」
という言い訳めいた説明に終始してきた印象で、
「図書館で本当ににぎわいが生まれるのか」という点が、
最大の懸念材料と捉えられてきたと受けとめている。
縦割りの課題設定がなされる行政においては、
別の視点の課題を盛り込むという発想は難しいのかもしれないけれど、
今春策定された長期総合計画「みはら元気創造プラン」に掲げた「5つのチャレンジ」は、
各施策・事業に、これら5つの視点をどう盛り込んでいけるか、常に念頭におくべきで、
これらの課題に取り組むツールとして、図書館の移転をどう活かすか、
"攻めの戦略"に転じられるかどうかがポイントだと思う。
また、そういった核心の課題解決へのステップとできるかどうかが、
単なるアミューズメント的な「にぎわい」でなく、
内発性を伴った「にぎわい」つまり「活力」につながるのではないかとも考えている。
安藤の考える「図書館を活かしたまちづくり」
自分の考えを整理するためにプレゼン資料にまとめてみました(^^)!
「より多くの人が訪れる図書館にしていく」という点で、カフェの併設などがよく言われるところです。
それはそれで、図書館の間口を広げるという意味で結構なことだと思っていますが、
「広がり」と同時に「深める」必要もあると考えています。
三原市としては、4月の「大人への入門式」で学校司書の先生方から、
本との出会いや、読書の素晴らしさについてのお話があったり、
子育て金のルール「早寝・早起き・朝ごはん・読書・あいさつ・靴そろえ」に取り組んでいますが、
中央図書館の整備を受けて、「読書」をさらにどう展開していくか、非常に重要な課題です。
上記の「学校教育との連携」の内容は、江戸川区の取り組みから引用させていただきました。
この事例を知ったのが、こちらの雑誌。
その中で、子育て・教育の事例として紹介されていました。
雑誌の記事に振り回されるのは本意ではありませんが、
でも、子育て中の親が教育を重視するのは当然で、
その中でも「読書」というのは、私自身や娘の子育てを振り返っても、大切なことだと思っています。
江戸川区内の全小中学校での「読書科」新設は、各種メディアで取り上げられ、注目されているようです。
すでに、様々な効果が出ているとか(^^)
市民との連携の項目であげている【マーケティング】というのは、
もっと市民活動や地域の取り組みを支える図書館であってほしいなぁ!という思いです。
具体的には、例えば、農文協の「地域の再生」シリーズなんかは、
全21巻がそれぞれのテーマで別の書架に並べられているのを、もったいなく感じています。
そして、図書館のコンセプトを、「夢を応援する図書館」に!!!
子ども達が夢に向かって生きられるまち、子ども達の夢をみんなで応援するまちになれたら素晴らしい!
それこそ、「夢」のようなことかもしれないけれど、
「活性化」についていろんな人と話す中で必ず言われる「三原の人は足を引っ張り合う」っていう話、
掛け声からでも「お互いを応援し合おうよ」って思ってしまうのです。
前・長期計画「海・山・空 夢ひらくまち」の延長・結実としても、
やっさだるマン、オクトパスによる「開運」「合格」や、
観光施策の「行くとハッピーになれるまち」というキャッチコピーとの親和性も良くって、
「夢」をテーマにするって良いと思うんだけどなぁ(´∀`*)
頭の中がお花畑って言われちゃうかなぁ(^_^;)
防府の「幸せます」のパクリなわけでは決してなく(^_^;)、
島根県の「縁結び」とか、
地域ブランドの統一感っていうのは、
外の人を呼び込む、外の人へのアピールとして、とっても大事だと思うし、
中心市街地活性化でも、例えば、飲食店だと合格応援メニューを考えて提供してもらうとか、
いろいろ楽しいプランを考えられると思うんだけどな♪
やっぱり、頭の中がお花畑かもしれない安藤志保です(^^ゞ
あ!
図書館を核にしたまちづくりについては、
委員会質疑でいただいた答弁は、ちょっと私の思いとは違うなぁ・・・と感じつつ、
図書館についての検討の中で、具体的なことを提案させていただきたく、
さらに調査していきたいと思います。
市民協働・市民活動からの視点など、
まだまだ説明責任があると感じているので、
また続編を書きたいと思います。
2015.6.15追記:
> 「図書館で本当ににぎわいが生まれるのか」という点が、
> 最大の懸念材料と捉えられてきたと受けとめている。
ということに対して、
公共施設だけではなく、プロポーザルで出していただく民間施設も合わせて整備されることにより、
にぎわいを生み出す計画になっていることを書き加えておきます。
また、上記プレゼン資料とともに書いていることは、
あくまで安藤個人の思いであることも書き添えておきます。
▼三原駅前再開発カテゴリー
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/c/a85eee7c73ac0e39f1c2e63a0c88f011
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!呼び掛け
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/94097dd2a5ccf042a94b7e690982ae00
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!第1夜
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/9b47dc2b40bef9e9ffe9be3b278830a5
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!第2夜
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/9f58fea5f46c8973065ed81bc5e0c822
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!第3夜
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/fbcdeeb3558292c53cdedb5dda8ff824
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!第4夜
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/5b67f3dc47f687fd8508aa617151bab1
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!第5夜
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/30e2efa6f08a04f679130a62c5523689
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!まとめ序章
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/ba85b2ff3eb15dd1ed00bf1b599c32f1
約10年にわたって「空き地」「暫定利用」となっていたこの場所(東館跡地)に、
昨日、委員会として、図書館・広場等を整備することにGOサインを出すことが決まった。
私自身も、である。
議会としての合議の経緯ではなく、
安藤個人として、どう思考、判断したか、
説明責任を果たしたく思います。
「にぎわい、つながる」
これが、東館跡地活用に与えられた最大ミッション。
この場所のみでなく、
まわりの商店街など「中心市街地」への波及効果も期待されている。
「駅前」の衰退は、地方では各地で問題になっているけれど、
これは、モータリゼーション、ウェブショップの拡大など、
生活形態が変わってきたことが原因としてあり、
この原因を変えることは容易ではないため、
「行かざるを得ない」公共施設を立地するという方策が、最近の傾向として見られる。
そもそも、言ってみれば"淘汰"された場所に
「官」として手を入れるべきなのかどうかという議論もあるけれど、
人口減少・高齢化という直面する課題への対策「コンパクトシティ」化ということで、
公共交通の利用促進と合わせて進められる傾向もある。
三原の場合は、
三原の「玄関」「顔」としての駅前ということで、
「なんとかせんといけんじゃろう」という空気にはなっており、
民間のみでの開発が難しいので、何らかの公共施設を・・という中で、
いちばん多くの人が訪れる図書館(市役所は否決された経緯がある)
という提案が出てきたわけである。
この点で私がこだわってきたのは「生産性」についてである。
「にぎわい」をもたらす手段は複数あり、より生産性の高い手段を選ぶのは当然だろう。
昨年2014年の浮城祭りは、広島県やテレビ局とのタイアップ・バックアップもあり、
例年を大きく上回る人出だったわけだし、
先月5月17日に提案型市民協働事業の1つとして実施されたストライダーのイベントでは、
県外74人、市外47人、市内32人のエントリー数(2~6歳)で、
当然、家族ぐるみで来られて、終日のイベントでとてもにぎわっていた。
こういった、これまでのソフト事業が、
どれくらいの費用で、どれくらいの「にぎわい」を生み出せたのか、
その「にぎわい」は求めている「にぎわい」だったのかどうか、
違うのであれば、どういう「にぎわい」を求めているのか、
これから生み出そうとする「にぎわい」は何なのか、
比較や検証が充分に行われたとは言い難く、
この点は、自分としての力不足を大いに反省しなくてはならない。
私自身が最終的に判断の拠り所としたのは、
図書館をまちづくり戦略として、どう位置づけるかという点だった。
図書館を駅前に移転新設することで、どういうまちをつくっていこうとするのか、
ということだ。
これまでの市としての説明で、
中央図書館の施設面での課題整理は行われており、
それらが移転新設することで解消できることなど、
一定の改善が図られることは見込まれている。
けれども、
「駅前ににぎわいをもたらすために、
いちばん多く老若男女が訪れる図書館を駅前に持ってきたい」
という言い訳めいた説明に終始してきた印象で、
「図書館で本当ににぎわいが生まれるのか」という点が、
最大の懸念材料と捉えられてきたと受けとめている。
縦割りの課題設定がなされる行政においては、
別の視点の課題を盛り込むという発想は難しいのかもしれないけれど、
今春策定された長期総合計画「みはら元気創造プラン」に掲げた「5つのチャレンジ」は、
各施策・事業に、これら5つの視点をどう盛り込んでいけるか、常に念頭におくべきで、
これらの課題に取り組むツールとして、図書館の移転をどう活かすか、
"攻めの戦略"に転じられるかどうかがポイントだと思う。
また、そういった核心の課題解決へのステップとできるかどうかが、
単なるアミューズメント的な「にぎわい」でなく、
内発性を伴った「にぎわい」つまり「活力」につながるのではないかとも考えている。
安藤の考える「図書館を活かしたまちづくり」
自分の考えを整理するためにプレゼン資料にまとめてみました(^^)!
「より多くの人が訪れる図書館にしていく」という点で、カフェの併設などがよく言われるところです。
それはそれで、図書館の間口を広げるという意味で結構なことだと思っていますが、
「広がり」と同時に「深める」必要もあると考えています。
三原市としては、4月の「大人への入門式」で学校司書の先生方から、
本との出会いや、読書の素晴らしさについてのお話があったり、
子育て金のルール「早寝・早起き・朝ごはん・読書・あいさつ・靴そろえ」に取り組んでいますが、
中央図書館の整備を受けて、「読書」をさらにどう展開していくか、非常に重要な課題です。
上記の「学校教育との連携」の内容は、江戸川区の取り組みから引用させていただきました。
この事例を知ったのが、こちらの雑誌。
その中で、子育て・教育の事例として紹介されていました。
雑誌の記事に振り回されるのは本意ではありませんが、
でも、子育て中の親が教育を重視するのは当然で、
その中でも「読書」というのは、私自身や娘の子育てを振り返っても、大切なことだと思っています。
江戸川区内の全小中学校での「読書科」新設は、各種メディアで取り上げられ、注目されているようです。
すでに、様々な効果が出ているとか(^^)
市民との連携の項目であげている【マーケティング】というのは、
もっと市民活動や地域の取り組みを支える図書館であってほしいなぁ!という思いです。
具体的には、例えば、農文協の「地域の再生」シリーズなんかは、
全21巻がそれぞれのテーマで別の書架に並べられているのを、もったいなく感じています。
そして、図書館のコンセプトを、「夢を応援する図書館」に!!!
子ども達が夢に向かって生きられるまち、子ども達の夢をみんなで応援するまちになれたら素晴らしい!
それこそ、「夢」のようなことかもしれないけれど、
「活性化」についていろんな人と話す中で必ず言われる「三原の人は足を引っ張り合う」っていう話、
掛け声からでも「お互いを応援し合おうよ」って思ってしまうのです。
前・長期計画「海・山・空 夢ひらくまち」の延長・結実としても、
やっさだるマン、オクトパスによる「開運」「合格」や、
観光施策の「行くとハッピーになれるまち」というキャッチコピーとの親和性も良くって、
「夢」をテーマにするって良いと思うんだけどなぁ(´∀`*)
頭の中がお花畑って言われちゃうかなぁ(^_^;)
防府の「幸せます」のパクリなわけでは決してなく(^_^;)、
島根県の「縁結び」とか、
地域ブランドの統一感っていうのは、
外の人を呼び込む、外の人へのアピールとして、とっても大事だと思うし、
中心市街地活性化でも、例えば、飲食店だと合格応援メニューを考えて提供してもらうとか、
いろいろ楽しいプランを考えられると思うんだけどな♪
やっぱり、頭の中がお花畑かもしれない安藤志保です(^^ゞ
あ!
図書館を核にしたまちづくりについては、
委員会質疑でいただいた答弁は、ちょっと私の思いとは違うなぁ・・・と感じつつ、
図書館についての検討の中で、具体的なことを提案させていただきたく、
さらに調査していきたいと思います。
市民協働・市民活動からの視点など、
まだまだ説明責任があると感じているので、
また続編を書きたいと思います。
2015.6.15追記:
> 「図書館で本当ににぎわいが生まれるのか」という点が、
> 最大の懸念材料と捉えられてきたと受けとめている。
ということに対して、
公共施設だけではなく、プロポーザルで出していただく民間施設も合わせて整備されることにより、
にぎわいを生み出す計画になっていることを書き加えておきます。
また、上記プレゼン資料とともに書いていることは、
あくまで安藤個人の思いであることも書き添えておきます。
▼三原駅前再開発カテゴリー
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/c/a85eee7c73ac0e39f1c2e63a0c88f011
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!呼び掛け
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/94097dd2a5ccf042a94b7e690982ae00
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!第1夜
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/9b47dc2b40bef9e9ffe9be3b278830a5
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!第2夜
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/9f58fea5f46c8973065ed81bc5e0c822
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!第3夜
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/fbcdeeb3558292c53cdedb5dda8ff824
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!第4夜
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/5b67f3dc47f687fd8508aa617151bab1
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!第5夜
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/30e2efa6f08a04f679130a62c5523689
▼おしゃべり会@エキマエ~三原のことを語らナイト!まとめ序章
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/ba85b2ff3eb15dd1ed00bf1b599c32f1
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