the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

平和祈念式/地蔵盆法要

2014-08-24 03:54:16 | Peace!&九条の会・三原
8月23日午前中は、
「三原市戦没者原爆死没者追悼式並びに平和祈念式典」がありました。

集団的自衛権行使容認の閣議決定を受けて、
今後の平和へのアプローチについて、話題になることの多いこの頃ですが、
それを象徴的に感じる平和式典でもありました。

靖国神社参拝を行う安倍政権を評価する追悼の言葉を述べられた遺族会会長
集団的自衛権は再び戦争への道を開くものであると安倍政権を批判された被爆者の会会長
わ~~慰霊というより、河岸のみなさま心配していらっしゃるよ・・と(; ̄ェ ̄)

そんな大人の事情とは裏腹に、
子ども達の平和祈念の作文は、微笑ましく、心が洗われるようです。
小学生の自分にできる平和構築は、学校での思い合いの行動と語った6年生、
もう1人の中学生は、
フィリピンのごみの山で暮らす「スカベンジャー」について学んだことから、
世界の不平等から平和を考えたこと、
保育施設でのインターンシップ体験で、無邪気な子ども達を見て、
子ども達が等しく守られるべきであること、子どもは未来をつくる宝と感じたこと、
などを話してくれました。

そして、第三中学校吹奏楽部の演奏。
「氷河特急」はスイスの特急列車を描かれた曲ですが、
汽笛を合図に、旅(冒険)が始まって、大海原に繰り出し、
不安や励ましを経て、信頼を築き、チームワークができていく・・
(細かくはいろんな場面を感じましたが)
大雑把には、そんな流れを感じる、とても良い演奏でした♪


午後は、地域の地蔵盆、二十三夜の法要があって、法話をいただきました。
「どう考えても自分の命がいちばん大切だとしか思えない。どうしたら良いのでしょう?」
と、お釈迦様に教えを乞う人に対して、
「私も自分の命がいちばん大切です。だからこそ、
 自分の命がいちばん大切な私は、自分の命がいちばん大切なあなたを大切にするのです」
と話されたと。


命もそうですが、
主張にしてもそうで、
自分に自分の主張があるように、
人には人の主張があって、
だからこそ、お互いの主張を尊重し合い、
共感できる部分、譲れる部分、新たな考え(the 3rd way)を
求めていく必要があるのだと思います。


なかなか読み進むことができていない、今、読みかけの本
手ごわい問題は、対話で解決する」(←アマゾンのページにリンク)
の前書きの一部を引用して、終わりたいと思います。(緑字部分:引用)

 昨今、私たちは、権力をもつ階層だけでは対応できない課題に直面することが多くなってきました。企業のCEOは、イノベーションを起こす力を高め、バリューに基づく文化を一人で創り出すことができません。一国の大統領も、国の発展を妨げている政治的膠着状態を解消することはできません。また、気候変動や拡大していく貧富の差といった問題を前にしては、どんなに権力をもつ政治的リーダーや国際的企業も無力であることが明確です。そして、これらの問題はこのまま対処されずに放置されれば、子供たちや孫たちに託される未来を確実に蝕んでいくことでしょう。

 こうした現状を受け、世界の至る所で、無力感が増し、武力への依存が高まってきています。無力感は、深刻な問題がほとんど改善されず、むしろ悪い方向に進んでいるという認識の流れであり、武力への依存拡大はこの認識に対する絶望的な反応です。こうした武力への依存が今後も高まり続けることを恐れない人などいません。アダム・カヘン氏の本は、こうした状況に三つめの選択肢をもたらします。それは、私たちが共に話し、考え、実行する力を高めることです。私は、この選択肢こそが、私たちが信頼して前に進むことのできる唯一の道であると確信しています。またこの道は、権力をもつ階層のためだけでなく、意味ある変革にしようとする、親、市民、そして組織のあらゆる階級に属する私たちすべての人々のためにあるものだと思います。

 ~中略~

 私たちは、聴くことができないため、複雑な問題について生産的に話し合うことができません。今日、政治や政治家は、その名前の由来であるギリシャ語の「ポリス」(市民が集まりその日の課題について一緒に話す場所)の反対の意味になっているといってもいいかもしれません。また、多くの企業の役員会議も、状況はほとんど同じです。会議では、最も解決が難しい、政治的な課題が、議題に上ることすらありません。実際、私たちは現在、コーポレート・ガバナンスにおける新しい形のヒーローを待ち望んでいるのです。それは、誰もが耳にしたくないことについて、リスクを背負って発信する「警鐘者(whistle blower)」です。

 聴くことは、私たち自身がオープンになることを要求します。難しい局面における私たちの典型的な聴き方のパターンは戦略的であり、関係を重視するものではありません。私たちは、聴きたいと期待していることに耳を傾けるのです。私たちは、自分自身の主張に利用できる他者の見解を取捨選択するのです。また、私たちは、成功を測るとき、どれだけ効果的に有利な立場を確保することができたかを見ます。こうした動機が礼儀正しさによって包み隠されていたとしても、利害をもつ人が、真に思考(mind)を開放し、自分自身の見方や行動の仕方の限界と向き合うことは、非常に希です。

 ~後略~



この本の原書のタイトルは
Solving tough Problems ~An Open Way of Talking, Listening, and Creating New Realities

まだまだ修行しなくては!なのですが、
思考、心、意志を開放し、
まわりを注意深く見つめ、学び、
新しい現実を生み出せる力を得たい!と思っています。






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