東日本大震災から4年を迎える今日、
三原市議会でも、本会議中の午後2時46分、全員で黙祷を捧げました。
日本中で祈りが行われたのでしょう。不思議なエネルギーを感じる時間でした。
そして、三原市議会は総括質問の2日目。
私は午後一番での質問となりました。
コスト削減についての質問をさせていただいたのですが、
自分自身の、議員としてのコストパフォーマンスを上げていけるよう意識しつつ、
失敗にめげることなく、日々、明るく挑んでいます。
ちなみに、初めてお会いする方には、
「あなたに雇っていただいている議員です」
と言ってしまうのですが、
税金を払った後の遣われ方に、もっと注目していただきたいなぁと思っています。
(三原市民全員が130円(年額)ずつ出して、議員1人を雇っている感じです)
(議会事務局経費なども含んだ金額です)
今回のチャレンジは、
本会議では初めて財政の質問をすること、
そして、フリップを持ち込んだこと。
予算や決算の委員会では、
都度都度、財政健全化法の指標のことなども質問してきたのですが、
本会議で財政の質問をするなんて「100年早い」とか言われそうじゃ・・(^_^;)
と思いつつ、これからの10年を考えると、
「ちょっと一言よろしいかしら!」という気持ちを抑えきれずの質問でした。
そして、フリップのほうは、
行政のみなさんにとっては「言われるまでもない」内容であることは重々承知の上ですが、
三原テレビでの中継でどれくらい映るかなぁ・・とも思いつつ、
新しいことにチャレンジしていかなくては!ということと、
今後、新庁舎建設の際にICTの導入も必要じゃないですか?という気持ちもあったりで、
今回、フリップを使ってみました。
使用したのは、まずこちらの歳入(画像クリックで拡大)
H25年度までは決算額、H27年は上程されている予算額、H28以降は長期計画の数字
そして、地方債の借入と償還、残高の推移
プライマリーバランスの逆転
目的別歳出の推移
民生費H21→H22年の12.4%の伸びは、子ども手当給付スタートによるものが大きく、
国の制度によって、国金を財源にするものも含まれている推移です。
財政の見通しについては、
質問順番が私の直前だった正田議員の質問に対して、
安全・安心のための事業で、県・国の補助等ない単独事業も多い歳出増であること、
建設費の抑制、借り入れ抑制、施設の維持管理費用の削減をしていき、
経常収支比率はH30をピークに、H31から改善の計画であることなどなど、答弁があり、
私の質問としては、こういう現状を受けて、
市民の負託を受ける行政として説明責任がより一層重要なのでは?という点で、
質問させていただきました。
とても前向きに、ご回答いただきました。
情報提供は、何でも、ただ公開すれば良いと思っているわけではなくて、
相手とコミュニケーションをとろうとする誠意が感じられることが大切だと思っています。
そうは言っても、丁寧にやろうとすると、実務レベル・担当レベルでの仕事が増えるわけなので、
新たに、必要な、課題に取り組むために、やめる事業の見極めも必須と思っています。
住民自治基本条例もあるニセコ町は、
自分のお金が何に使われたかが分かることが、自治の姿ということで、
全世帯に約200ページの予算書を配布されています。
これがとても分かりやすい!
町外の人には1000円で販売されていて、私も買ってます(^^ゞ
http://www.town.niseko.lg.jp/machitsukuri/joho/post_38.html
(ニセコ町ホームページ↑)
事業にしても、やめる事業の選択が必要ですが、
同じく公共施設も。。。
本当は、合併から10年間の交付税の特例期間に、
こういうスリム化に取り組んで、
交付税が一本算定で減額になることに備える
というのが、そもそもの合併の主旨だったのではないかと思うのですが、
難しいことであるのはよく分かります。
私としては、
5年前には「生産年齢人口2人で高齢者1人をみる」という状況だったのが、
5年後(2020年)には、1.5人で1人、
10年後(2025年)には、1.4人で1人、
となっていくことを考えると、
ハコモノまでたくさん背負わさないで~~と切実な気持ちになってしまいます。
(本会議の質問では、ここまで言いませんでしたが(^_^;))
ですが、やはり、
施設を減らすこと→市民サービスの低下
と捉えてしまう人が多いのだろうと思います。
2回目の質問で指摘しようと思って忘れてしまっていたのですがorz
合併以降の公共施設建設費が平均して、年15億円、
今ある公共施設を全て維持、改修や更新をしていくには、年26億円必要
という試算とのことなので、
市民として負担増になっても維持していくか、
難しいけれど「減らす」という目標を持ち、みんなでがんばっていくか、
という選択なのだと思います。
それと、施設を単なる「ハコ」として見るのではなくて、
「サービス・機能」として捉えることが必要になってきていると思います。
公共施設は、それぞれ、市民サービスの拠点として様々な事業を行い、
市民活動の場としても利用されているけれども、
どういうサービス・機能が求められているのか、
それを満たすために、どうあるべきか、というのが重要なところ。
「なくす・・・」「なくされる・・・」という後ろ向きの話でなく、
「事業・サービスの再編」という前向きな気持ちと、
「施設オーナー」としての感覚を持ち、有効活用を目指すこと、
がカギではないかと思っています。
サービス・機能を考えていくことは、
まさにバリューの話(←ブログ内リンク)。
若い人の傾向として「脱所有」というのもあるけれど、
こういうこと、「関係性」も注目されてきているなぁと感じます。
三原でも、おしゃべり会などを通じて、
こういう価値観の変化が確実に起きてきているなぁ!と感じています。
それから、最後にお詫びですが・・・
H31年の経常収支比率について、私が指摘した数字が間違っていました。
財政計画は、昨年H26年は3月に1度出され、
その後、新市建設計画の事業絞込みをして6月に更新版を出されたのですが、
3月のほうの数値を引用してしまっていました。
予算委員会での質問の際に、お詫びさせていただこうと思います。
今回も、反省点の多い質問になりましたが、
引き続き、果敢に挑んでいこうと思います。
なんせ、任期はあと2年!
悔いのないよう、がんばらなくては
三原市議会でも、本会議中の午後2時46分、全員で黙祷を捧げました。
日本中で祈りが行われたのでしょう。不思議なエネルギーを感じる時間でした。
そして、三原市議会は総括質問の2日目。
私は午後一番での質問となりました。
コスト削減についての質問をさせていただいたのですが、
自分自身の、議員としてのコストパフォーマンスを上げていけるよう意識しつつ、
失敗にめげることなく、日々、明るく挑んでいます。
ちなみに、初めてお会いする方には、
「あなたに雇っていただいている議員です」
と言ってしまうのですが、
税金を払った後の遣われ方に、もっと注目していただきたいなぁと思っています。
(三原市民全員が130円(年額)ずつ出して、議員1人を雇っている感じです)
(議会事務局経費なども含んだ金額です)
今回のチャレンジは、
本会議では初めて財政の質問をすること、
そして、フリップを持ち込んだこと。
予算や決算の委員会では、
都度都度、財政健全化法の指標のことなども質問してきたのですが、
本会議で財政の質問をするなんて「100年早い」とか言われそうじゃ・・(^_^;)
と思いつつ、これからの10年を考えると、
「ちょっと一言よろしいかしら!」という気持ちを抑えきれずの質問でした。
そして、フリップのほうは、
行政のみなさんにとっては「言われるまでもない」内容であることは重々承知の上ですが、
三原テレビでの中継でどれくらい映るかなぁ・・とも思いつつ、
新しいことにチャレンジしていかなくては!ということと、
今後、新庁舎建設の際にICTの導入も必要じゃないですか?という気持ちもあったりで、
今回、フリップを使ってみました。
使用したのは、まずこちらの歳入(画像クリックで拡大)
H25年度までは決算額、H27年は上程されている予算額、H28以降は長期計画の数字
そして、地方債の借入と償還、残高の推移
プライマリーバランスの逆転
目的別歳出の推移
民生費H21→H22年の12.4%の伸びは、子ども手当給付スタートによるものが大きく、
国の制度によって、国金を財源にするものも含まれている推移です。
財政の見通しについては、
質問順番が私の直前だった正田議員の質問に対して、
安全・安心のための事業で、県・国の補助等ない単独事業も多い歳出増であること、
建設費の抑制、借り入れ抑制、施設の維持管理費用の削減をしていき、
経常収支比率はH30をピークに、H31から改善の計画であることなどなど、答弁があり、
私の質問としては、こういう現状を受けて、
市民の負託を受ける行政として説明責任がより一層重要なのでは?という点で、
質問させていただきました。
とても前向きに、ご回答いただきました。
情報提供は、何でも、ただ公開すれば良いと思っているわけではなくて、
相手とコミュニケーションをとろうとする誠意が感じられることが大切だと思っています。
そうは言っても、丁寧にやろうとすると、実務レベル・担当レベルでの仕事が増えるわけなので、
新たに、必要な、課題に取り組むために、やめる事業の見極めも必須と思っています。
住民自治基本条例もあるニセコ町は、
自分のお金が何に使われたかが分かることが、自治の姿ということで、
全世帯に約200ページの予算書を配布されています。
これがとても分かりやすい!
町外の人には1000円で販売されていて、私も買ってます(^^ゞ
http://www.town.niseko.lg.jp/machitsukuri/joho/post_38.html
(ニセコ町ホームページ↑)
事業にしても、やめる事業の選択が必要ですが、
同じく公共施設も。。。
本当は、合併から10年間の交付税の特例期間に、
こういうスリム化に取り組んで、
交付税が一本算定で減額になることに備える
というのが、そもそもの合併の主旨だったのではないかと思うのですが、
難しいことであるのはよく分かります。
私としては、
5年前には「生産年齢人口2人で高齢者1人をみる」という状況だったのが、
5年後(2020年)には、1.5人で1人、
10年後(2025年)には、1.4人で1人、
となっていくことを考えると、
ハコモノまでたくさん背負わさないで~~と切実な気持ちになってしまいます。
(本会議の質問では、ここまで言いませんでしたが(^_^;))
ですが、やはり、
施設を減らすこと→市民サービスの低下
と捉えてしまう人が多いのだろうと思います。
2回目の質問で指摘しようと思って忘れてしまっていたのですがorz
合併以降の公共施設建設費が平均して、年15億円、
今ある公共施設を全て維持、改修や更新をしていくには、年26億円必要
という試算とのことなので、
市民として負担増になっても維持していくか、
難しいけれど「減らす」という目標を持ち、みんなでがんばっていくか、
という選択なのだと思います。
それと、施設を単なる「ハコ」として見るのではなくて、
「サービス・機能」として捉えることが必要になってきていると思います。
公共施設は、それぞれ、市民サービスの拠点として様々な事業を行い、
市民活動の場としても利用されているけれども、
どういうサービス・機能が求められているのか、
それを満たすために、どうあるべきか、というのが重要なところ。
「なくす・・・」「なくされる・・・」という後ろ向きの話でなく、
「事業・サービスの再編」という前向きな気持ちと、
「施設オーナー」としての感覚を持ち、有効活用を目指すこと、
がカギではないかと思っています。
サービス・機能を考えていくことは、
まさにバリューの話(←ブログ内リンク)。
若い人の傾向として「脱所有」というのもあるけれど、
こういうこと、「関係性」も注目されてきているなぁと感じます。
三原でも、おしゃべり会などを通じて、
こういう価値観の変化が確実に起きてきているなぁ!と感じています。
それから、最後にお詫びですが・・・
H31年の経常収支比率について、私が指摘した数字が間違っていました。
財政計画は、昨年H26年は3月に1度出され、
その後、新市建設計画の事業絞込みをして6月に更新版を出されたのですが、
3月のほうの数値を引用してしまっていました。
予算委員会での質問の際に、お詫びさせていただこうと思います。
今回も、反省点の多い質問になりましたが、
引き続き、果敢に挑んでいこうと思います。
なんせ、任期はあと2年!
悔いのないよう、がんばらなくては
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