the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

児童労働のこと

2013-07-31 01:45:31 | エコロな暮らし
地球環境の現状にしてもですが、
児童労働のことも、
知ると、苦しくなっちゃうから知りたくない、
っていう人、多いです。

でも、やっぱり、知ることが始まりで、
知ったら、ちょっとずつでも変わっていける、
そう確信しています

私としては、
魚の群れ舞いとか、鳥の編隊のイメージ。

同じ潮を読み、同じ風を読む、
同じ情報を受け取って、同じ判断基準があったなら、
選ぶ行動が同じになる。

便利を提供してくれる原発の裏側に被曝の問題があるように、
便利な安い商品の裏側に、
海外の環境破壊や、児童労働・不当労働があったり、
国内の伝統技術が廃れてしまったり、空洞化が起こったり、
そして一方では、
それらの問題を改善・解決する事例がたくさん生まれていることを、
たくさんの人が知るようになったら、大きな変化が生まれるはず☆

・・・ということで、
一昨日のブログ記事で紹介させていただいた映画「バレンタイン一揆」
自分の児童労働の体験を語っているゴッドフレッドくんが書いた詩、
受けとめるには、ずっしり重いけど、転載させていただきます。



ものすごく大変な仕事をする小さな手

ゴッドフレッド・オティ(ACE訳)


それは家族経営のカカオ農園の手伝いから始まった
家族の面倒をみなければならない母のために
ぼくはカカオ農園で仕事をするようになった
カカオ農園で、ものすごく大変な仕事をする小さな手
どうして子どもが苦しまなければいけないの?
どうして子どもはカカオ農園で働かなければならないの?
なぜ毎日こんなことをしなくちゃいけないの?
夜明けから日暮れまで、この小さな手で
こんな毎日にうんざりだ
カカオ農園の児童労働をやめさせろ

あの人たちは、ぼくたちの気持ちがわらないようだ
子どもは子どもとして見られていないみたいだ
子どもたちは、言葉で表現する以上に、心で苦しんでいる
こんなことをさせるあの人たちは
さいばんにかけられるべきだ
こんな毎日にうんざりしている
毎日味わう痛み、疲れ、苦しみ
でも誰が、ぼくたちの言うことを聞いてくれる?誰が心配してくれる?
ぼくたちの声は、届いていないのだろうか?
児童労働をやめさせろ

切り傷、アザ、足の疲れが治ることなどない
毎日やっているのだから
あの人たちには、ぼくたちの気持ちがわかると口ではいうが、本当はわかっていない
誰もぼくたちの言うことに耳を貸してくれない
こんな毎日にうんざりだ
児童労働をやめさせろ

涙を流し痛みに苦しむのはぼくたち、でも金を手にするのはあの人たち
ぼくたちには、やさしさも、ベッドも与えられない
助けが必要だ、ものすごい大変な仕事をする小さな手

お願いだから誰か助けて
ぼくたちの尊厳を取り戻すのを助けて
ぼくたちの権利を守るのを助けて
学校に言って教育を受ける権利
どうか勇気を出して発言して欲しい
どうか勇気を出して助けを求めているひとたちを助けて欲しい
声がかき消されてしまっているひとたちを
泣いて苦しくて息ができなくなっている
こんな毎日にうんざりしている
児童労働をやめさせろ
ぼくたちは、ものすごく大変な仕事をしている、小さな手だ



子ども達が強いられている労働は、
カカオや綿花栽培などの一次産業だけでなく、
絨毯工場、花火工場、煉瓦工場、産廃仕分け・・・
など様々です。

2009年だったか、
児童労働によってつくられたサッカーボールを使わないで欲しいというキャンペーンを
FIFAに対して行って、
ワールドカップの公式ボールは確かChild Labour Freeになったと認識してますが、
現状、きちんと把握していません。。。


世界の子どもを児童労働から守るNGO
ACE公式サイト http://acejapan.org/ より

谷川俊太郎「そのこ」 ~児童労働のない未来へ~





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