9月議会閉会中の審査ということで、
今日10月15日から、H24年度決算の特別委員会が始まりました。
今日の審査対象は一般会計歳出の議会費、総務費、民生費。
なのですが、最初に、一般会計全体の収支や構成比、財政指標などの説明がありました。
そこで、質問をしたのですが、
なんだかうまく言えなくて、
「変な質問ですみません~~~」と言って終わった1回目からヨレヨレな感じで、
結局、玉砕、沈没~~~という感じになってしまいました( ̄▽ ̄;)
H24年度決算で、
最終的な実質収支として約8億円の黒字、
各事業予算として約24億円の不用額、
ということで、
他の議員さん方からは、
議会で予算の承認を受けているのだから、
年度途中で減額補正など然るべき手続きが必要ではないかということや、
各課予算要求からということなのかな?当初予算で10%圧縮されているのだからとのことで、
不用額が出たら補正予算を組んでそういった事業を行うべきではないか等々、
ご意見があがりました。
私としては、現在も将来的にも財政状況の厳しさを感じていて、
(「健全です」という表現もやめませんか?といつも思うのです~~(^_^;))
それだけの黒字や不用額が出るのだったら、
臨時財政対策債の発行をやめられないのでしょうか?
ということが言いたかったのです。
臨時財政対策債はH13年から始まった制度で、
表向きは、地方自治体の自律を促す目的で、
実際は、国の財源不足で地方交付税を交付できないので、
後で払うから、とりあえず自治体で借金して賄っておいて、
という感じのもの。
三原市広報には
「臨時財政対策債・・国に代わって市が立て替えて借り入れを行うものです。返済は100%国が負担します。」
と説明されています。
臨時財政対策債は
交付税の代替財源として捉えるか、
地方債として捉えるか、
で、まったく考え方が変わってしまいます。
自治体でも、
「国がみてくれるから」ということで、めいっぱい起債して、
地方債の半分を臨時財政対策債が占める・・という状態になっているところと、
「借金には違いない」という認識で、最小限の起債に留め、減らしているところと、
両極に分かれてきているような気がします。
三原市の場合は、H23年度で地方債残高の約23%が臨時財政対策債。
減らそうと思ってはいるんだけど、増えちゃったんだよね~
みたいな印象を受けています(^^ゞ
で、
それは、
「国が後から払ってくれるから大丈夫」という認識が全所的にあることが原因では?
と感じるんです。
臨時財政対策債の起債額をH13年からの経年で見ると、こんな感じ。
これ↑を積み上げグラフにするとこんな感じ。
数字のデータはこちら。
横に長いのでサムネイル表示にします。画像クリックで拡大します。
↓↓↓↓↓
臨財債起債額と普通交付税決定額は、総務省の決算カードで、
元利償還額は、決算統計の表番号33で、
交付税措置額は、交付税算定台帳で、それぞれ拾うことができます。
基準財政需要額を満たせない部分を、臨時財政対策債振替相当額として見積もっているので、
市として起債をしてもしなくても、この措置額は変わらないわけです。
建設債などと違って、経常経費にあてるものなので、
家計でいうと日常的な食費などを借金で賄うようなことに抵抗感はあるものの、
元金分は、それなりに対価物を得ているわけですが、
利子分は、まったく不要なものですよね。。
「主婦の目線でムダをなくします~」と選挙で宣言してきた私としては、
見逃せない9億円(これまでの利子のみの償還額)です。
「借りなきゃ損」(とまでは思っておられないと思いますが)
から、
「借りたら損」
に変わっていってほしいなぁと思っています。
臨時財政対策債自体は、後年度の交付税措置がきちんとされたとしても、
交付税算定の基礎となる基準財政需要額全体が低く見積もられるようになったり、
きめ細かい算定から、ざっくりした包括算定へ変わることで交付税が減額になったり、
ということも起きてきているようです。
「木を見て森を見ず」ということにならないようにしたいと思います。
普通交付税の中で、臨時財政対策債の措置分がどれくらいの割合かもグラフにしてみました。
委員会では、全然ちゃんと言えなくって、
あ~~玉砕。。。Σ(|||▽||| )
みたいな感じだったのですが、
終わってから、ベテラン議員さんから、
「知らなかったことを聞けてよかったよ」
「良い視点だった」等、声をかけていただいたり、
「決算委員会じゃけぇ、こういう言い方を・・」等アドバイスいただいたり、
「ぶち緊張しとったじゃろう~」と職員さんからも声掛けてもらったりで、
嬉しくしています。
発言自体はダメダメだったものの、
あまり緊張はしなくなりました。
空気に慣れたこともですが、
「みなさん良い人♪」みたいな安心感でしょうか(´∀`*)
おかげさまで、
等身大、素のままの私でいこう~という気持ちになれてきた感じです。
ダメダメさをさらけ出しつつ、玉砕を恐れず、がんばります~
きちんとロジカルに話せるように、ポイントをまとめることを意識付けなくては!
決算委員会に傍聴に来てくださった方から
「おもしろかった!みんな、もっと傍聴に来たら良いのに!!」
とのことで、市議会にたくさんの方が来てくださると良いなぁ!と思っています。
智慧を出し合ったり、お気づきの点を教えていただけると、とても嬉しいです。
ブログでも、自分が調べて分かったことなど、できるだけ情報をオープンにしますので、
少しでも、他の方の思考の刺激になれれば、これまた嬉しいです。
2013年3月22日に臨時財政対策債のことを書いた記事はこちら
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/7e2bea155726c8d72f21f7cc931c7981
今日10月15日から、H24年度決算の特別委員会が始まりました。
今日の審査対象は一般会計歳出の議会費、総務費、民生費。
なのですが、最初に、一般会計全体の収支や構成比、財政指標などの説明がありました。
そこで、質問をしたのですが、
なんだかうまく言えなくて、
「変な質問ですみません~~~」と言って終わった1回目からヨレヨレな感じで、
結局、玉砕、沈没~~~という感じになってしまいました( ̄▽ ̄;)
H24年度決算で、
最終的な実質収支として約8億円の黒字、
各事業予算として約24億円の不用額、
ということで、
他の議員さん方からは、
議会で予算の承認を受けているのだから、
年度途中で減額補正など然るべき手続きが必要ではないかということや、
各課予算要求からということなのかな?当初予算で10%圧縮されているのだからとのことで、
不用額が出たら補正予算を組んでそういった事業を行うべきではないか等々、
ご意見があがりました。
私としては、現在も将来的にも財政状況の厳しさを感じていて、
(「健全です」という表現もやめませんか?といつも思うのです~~(^_^;))
それだけの黒字や不用額が出るのだったら、
臨時財政対策債の発行をやめられないのでしょうか?
ということが言いたかったのです。
臨時財政対策債はH13年から始まった制度で、
表向きは、地方自治体の自律を促す目的で、
実際は、国の財源不足で地方交付税を交付できないので、
後で払うから、とりあえず自治体で借金して賄っておいて、
という感じのもの。
三原市広報には
「臨時財政対策債・・国に代わって市が立て替えて借り入れを行うものです。返済は100%国が負担します。」
と説明されています。
臨時財政対策債は
交付税の代替財源として捉えるか、
地方債として捉えるか、
で、まったく考え方が変わってしまいます。
自治体でも、
「国がみてくれるから」ということで、めいっぱい起債して、
地方債の半分を臨時財政対策債が占める・・という状態になっているところと、
「借金には違いない」という認識で、最小限の起債に留め、減らしているところと、
両極に分かれてきているような気がします。
三原市の場合は、H23年度で地方債残高の約23%が臨時財政対策債。
減らそうと思ってはいるんだけど、増えちゃったんだよね~
みたいな印象を受けています(^^ゞ
で、
それは、
「国が後から払ってくれるから大丈夫」という認識が全所的にあることが原因では?
と感じるんです。
臨時財政対策債の起債額をH13年からの経年で見ると、こんな感じ。
これ↑を積み上げグラフにするとこんな感じ。
数字のデータはこちら。
横に長いのでサムネイル表示にします。画像クリックで拡大します。
↓↓↓↓↓
臨財債起債額と普通交付税決定額は、総務省の決算カードで、
元利償還額は、決算統計の表番号33で、
交付税措置額は、交付税算定台帳で、それぞれ拾うことができます。
基準財政需要額を満たせない部分を、臨時財政対策債振替相当額として見積もっているので、
市として起債をしてもしなくても、この措置額は変わらないわけです。
建設債などと違って、経常経費にあてるものなので、
家計でいうと日常的な食費などを借金で賄うようなことに抵抗感はあるものの、
元金分は、それなりに対価物を得ているわけですが、
利子分は、まったく不要なものですよね。。
「主婦の目線でムダをなくします~」と選挙で宣言してきた私としては、
見逃せない9億円(これまでの利子のみの償還額)です。
「借りなきゃ損」(とまでは思っておられないと思いますが)
から、
「借りたら損」
に変わっていってほしいなぁと思っています。
臨時財政対策債自体は、後年度の交付税措置がきちんとされたとしても、
交付税算定の基礎となる基準財政需要額全体が低く見積もられるようになったり、
きめ細かい算定から、ざっくりした包括算定へ変わることで交付税が減額になったり、
ということも起きてきているようです。
「木を見て森を見ず」ということにならないようにしたいと思います。
普通交付税の中で、臨時財政対策債の措置分がどれくらいの割合かもグラフにしてみました。
委員会では、全然ちゃんと言えなくって、
あ~~玉砕。。。Σ(|||▽||| )
みたいな感じだったのですが、
終わってから、ベテラン議員さんから、
「知らなかったことを聞けてよかったよ」
「良い視点だった」等、声をかけていただいたり、
「決算委員会じゃけぇ、こういう言い方を・・」等アドバイスいただいたり、
「ぶち緊張しとったじゃろう~」と職員さんからも声掛けてもらったりで、
嬉しくしています。
発言自体はダメダメだったものの、
あまり緊張はしなくなりました。
空気に慣れたこともですが、
「みなさん良い人♪」みたいな安心感でしょうか(´∀`*)
おかげさまで、
等身大、素のままの私でいこう~という気持ちになれてきた感じです。
ダメダメさをさらけ出しつつ、玉砕を恐れず、がんばります~
きちんとロジカルに話せるように、ポイントをまとめることを意識付けなくては!
決算委員会に傍聴に来てくださった方から
「おもしろかった!みんな、もっと傍聴に来たら良いのに!!」
とのことで、市議会にたくさんの方が来てくださると良いなぁ!と思っています。
智慧を出し合ったり、お気づきの点を教えていただけると、とても嬉しいです。
ブログでも、自分が調べて分かったことなど、できるだけ情報をオープンにしますので、
少しでも、他の方の思考の刺激になれれば、これまた嬉しいです。
2013年3月22日に臨時財政対策債のことを書いた記事はこちら
http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/7e2bea155726c8d72f21f7cc931c7981
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