the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

H30年10月「駅前東館跡地」について一般質問と請願

2018-10-31 05:11:00 | 駅前再開発
「駅前市民広場の開発がどうなるか」
10月15日の一般質問で取り上げ、
10月25日本会議で「建設中止を求める請願」を否決しました。

一般質問は、
これまでの「反対」から転じて、
施設整備をいかに成功へ導くか、
という趣旨。

「建てる/建てない」
「産む/産まない」を決められる時期が過ぎて、
陣痛が始まってるような段階なので、
「反対!」とか「大丈夫か・・」とか言ってる場合じゃなく、
幸せに生まれてこれるようにするしかないじゃん!
そして、
「親として、ちゃんと責任とんなさいよー!」
みたいなのが、最後の市長への質問だった。

 * * *

請願について

【請願の趣旨】
「三原駅前に建設する16億7千万円の図書館建設は中止し、財源を被災地の復旧・復興に当てるべき」

そもそも私も今年3月の議会で
図書館建設に反対したし、
私の周りも反対の人が多く、
この請願には、
身内や応援してくれている主だった人が
たくさん署名し、請願者に名前を連ねている。

が、
議会人の1人として、
この請願の「妥当性」というところで、
「採択しない」という判断をさせていただいた。

基本的な確認として、
「建設の財源を災害復旧に当てられるかどうか」
がある。

16億7000万円のうち、
8億3500万円の社会資本整備交付金は、
事業を取りやめるなら交付されない。
7億5100万円は都市再生整備の公共事業債で、
事業を取りやめるなら起債しない。
では、
残りの一般財源8400万円が災害復旧に当てられるか、
というと、事業着手状況を考えると、
事業者への賠償額は、この金額におさまらないのではないか。

となると、
図書館建設を中止しても、
その財源を災害復旧にあてられないばかりか、
新たな財政出動が必要となる可能性がある


というわけで、
申し訳ないが、
請願は「不採択」と判断せざるを得ない。


※請願における「建設か災害復旧か」の議論は、
 建設の財源を災害復旧に当てられることが前提であり、
 残念ながら議論の余地がない。


 * * *

【安藤一般質問】 と 【請願の隠れた論点】

請願「図書館建設をやめて、その財源を災害復旧に」の
表面上の論点とはまた別に、
隠れた論点がある。

それは、
【そもそも駅前に図書館建設が必要なのか】
【「建設によってもたらされる便益」は如何程のものか】
ということで、
この「建設に納得できない人」が多くいることが、
今回の請願の広がり(2,087名)となったものと思う。

これに関しては、
自分の力不足を悔いているが、
議会で様々な質疑、議論を行ってきた結果、
今年3月に、賛成19、反対6で
建設することを可決した。

事業は動き出している。

それで、冒頭の、
> 「建てる/建てない」
> 「産む/産まない」を決められる時期が過ぎて、
> 陣痛が始まってるような段階なので、
> 「反対!」とか「大丈夫か・・」とか言ってる場合じゃなく、
> 幸せに生まれてこれるようにするしかないじゃん!
という思いが、今回の一般質問だった。

駅前再開発、まちの活性化は、
地方の小都市にとって、
そんな簡単なものではないし、
施設をつくれば、なんとかなるものでは、決してない。
それなのに、
「操縦席に誰もいない飛行機」と当初から揶揄したように、
いまだに「プロジェクトリーダー不在」みたいな雰囲気がある。

三原の起死回生をかけて「こうしますー!」じゃなくて、
「条件整理してきたら、こういうプランになりました」
「公募したら、こういう提案をいただきました」
っていう流れを粛々と進めている感じなのだ。

じゃあ、やめれば?
って思うけど、
そうは出来ないのが今の三原市議会の現状だ。

それで、
> 「親として、ちゃんと責任とんなさいよー!」
> みたいなのが、最後の市長への質問だった。
というわけなんだけど、
「築城450年事業より駅前事業のほうが大切なんですよ!!」
って言ったのに、
市長の答弁は、450年事業について語り始め、、、
えーっと、私の言ったこと、伝わってます???てな感じで、
不安は払拭されていない。

※「450年事業に成果があった」というお話の後に、
 「駅前」への思い入れについてお話しされました。

私としては、この期に及んでは、
「建設によってもたらされる便益」を高めること、
そして、
そのイメージを広くお伝えすることに
努めていこうと思っております。

建設に賛成した議員さんに
「本当は反対」だとか
「活性化はムリ」だとか、
言う方がおられて、
アタシゃアゴが地面に着くくらいビックリして
ほんなら反対せーと思うし、
賛成した責任をもっと感じてほしい。

 * * *

ファクトチェック

各議員の意見が尊重されるべきであることは重々承知の上ですが・・・
それ以前に、意見は「ファクト=事実」に基づくべきであり、
また、請願への賛成/反対の根拠となる重要なポイントなので、
ここで指摘させていただきます<(_ _)>

「駅前」の特別委員会で、
請願の紹介議員さんが、
事業の財源を「社会資本整備交付金と大規模事業基金」と言われたところ、
委員長が、
社会資本整備交付金と公共事業債であることをコメントされました。

しかしながら、
本会議の請願賛成討論でも、
「事業財源の大規模事業基金を災害復旧にあてることができると理解している」
と発言されました。

公共事業債をあてる予定となっており、間違いです。

また、大規模事業基金は、現行ルールでは、災害復旧にあてることができません(ルール変更は可能)。

 * * *

図書館について

ライブラリー・リソース・ガイドなんかでも、
去年あたりから、三原で図書館新設移転計画があることが出てます。
図書館を通じたまちづくりの可能性を開いていけるよう取り組みます。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 消えたアルミ缶問題 | トップ | 平成29年度決算(H30年11月) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

駅前再開発」カテゴリの最新記事