16:第1編の終了にあたっての概括 経済学は科学なのか? 2021年07月01日 | 一般理論を読む 古典派の三命題と常識の三命題 第1編が終わったところで少し振り返ってみたい。 ケインズは、古典派が次の三つの命題を「自明の前提」にしていると言う。実質賃金は現行雇用の限界不効用に等しい厳密な意味での非自発的失業は存在しない産出量と雇用がどのような水準にあったとしても総需要価格と総供給価格は等しくなるという意味で、供給は需要を創り出す 自明の前提とは常識のことであり、この三 . . . 本文を読む