『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

NOKKOについて、目を疑うほどの長文。

2017-04-23 | Music(音楽):音楽は風に乗る
2017年4月21日、つまり昨日。(この文章を書いている現在、欧州はまだ4月22日なのです)Rebeccaが、28年ぶりのLIVEツアーを発表した。俺は驚いて持っていた箸を落とし、モチを喉につまらせた。なぜなら、今年の初めくらいから4ヶ月くらい、ほとんどNOKKOのことを考えて暮らしていたからだ。■『TIME』を聴いた小学生の時のことこんな女の人は手に負えない。そう思った。1986年発表のレベッカ . . . 本文を読む
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大滝詠一 "恋するカレン"

2017-04-21 | Music(音楽):音楽は風に乗る
2013年に大滝さんが亡くなった時、最初に思ったのは、もうあの独特のお喋りを聴けないんだなってことだった。晩年の大滝さんは作品のリリースが無くなり、ラジオでのお喋りのほうが印象深かった。朴訥を装って、いざ話し出すと、とくにアメリカンポップスの話になると流れるような軽快なお喋りが魅力だった。その次に思ったのが『恋するカレン』のことだった。『恋するカレン』は、1981年の名盤『A Long Vacat . . . 本文を読む
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サンダーキャット "DRUNK"

2017-03-11 | Music(音楽):音楽は風に乗る
むふふのふ。いやー、最近オブ・ザ・イヤーやってないけど。やってたら間違いなく「ジャケット・オブ・ザ・イヤー」でしたね、コレは。 サンダーキャットが先月末リリースした ニューアルバム『DRUNK』。どうして沼の中にいるのか見当もつかないけど、とにかく非常にピンチである事が伝わってくるこのジャケだけで名盤の予感。サンダーキャットこと、ステファン・ブルーナーはLA出身のベーシスト。音楽性ぜんぜ . . . 本文を読む
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ブラックマーブル "It's Immaterial"

2017-03-02 | Music(音楽):音楽は風に乗る
20年くらい前に、私が潜っていたポップソングの深い穴というものがありまして。そりゃもう、えらい暗い穴ぐらで。穴が狭すぎて、二人で相乗りもできません。ヘッドホン耳におし当てて、一人ぼっち。その頃、俺が聴いてたのは、スコットランドの田舎の方のバンドだったんだけど。彼らは基本的にメジャーレーベルからアルバムは出せてなくて、自作のカセットテープを手売りしたりしてて。ごく稀に、インディーズのコンピレーション . . . 本文を読む
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Teenage Fanclub "I'm in Love"

2017-02-07 | Music(音楽):音楽は風に乗る
ああ、いつの間に俺はこんなにも生き急いでいたのか。そう思うね。時間が止まったかのような、ティーンエイジ・ファンクラブの新譜を聴くと。ティーンエイジ・ファンクラブが、自身が運営するレーベルpemaから昨年リリースしたアルバム『Here』。『I'm in Love』は、その1曲目です。日本のWikipediaとか、ついに前作で更新止まっとるでや(笑)まあ、6年も沈黙してたからね。ちなみに『Here』は . . . 本文を読む
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銀河鉄道の汽笛の音で、おめでとう (鉄郎、機械の体手に入れるってよ)

2017-01-01 | Music(音楽):音楽は風に乗る
思いついたままなタイトルでして、あんまし深い意味はありません。 時差あるから、欧州はまだ昨年末におります。そして、日本は暖冬と聞くんだけど、こっちゃ雪ばっか降ってます。雪のなか、某居酒屋にて無事に年越しソバを堪能。日本のお出汁はやはりイイね!昔から何でも分析しすぎる癖あるんで。全然更新しないこのブログで、急に2回連続でN夙川ボーイズ(「んしゅくがわボーイズ」と読みます)のミュージック・クリップを . . . 本文を読む
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N'夙川BOYS "I'm waiting for the ah"

2016-12-26 | Music(音楽):音楽は風に乗る
奇跡だな、こりゃ。なんてのは、当たり前だと思ってた時間が終わってから気づくもんで。そうした逸失の歴史から、ちょっとずつでも学んでいく事が肝要です。N'夙川BOYS - I'm waiting for the ah 恐るべきシャウトとビートのN'夙川ボーイズ(惜しまれつつも活動休止)から、よりによってこのレイドバックした曲かい、と。古い男ですから・・・。かつて、我らが Velvet Undergr . . . 本文を読む
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10,000 maniacs "Because the Night" を聴きながら考える10年という時間

2016-11-28 | Music(音楽):音楽は風に乗る
今年、結成35周年を迎える10,000 maniacs。(テンサウザン・マニアックスと読みます)俺がこのバンドをよく聴いてたのは高校生のころで、オルタナというよりはネオアコっぽい音のギターポップ・バンドだった。どっちかっつうと、CMJチャートで輝いていて、それこそマニアックな学生にだけ支持されているイメージだったので。93年にMTVアンプラグドに出演して、ナタリー・マーチャント(Natalie M . . . 本文を読む
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アルト・ジェイ "Breezeblocks"

2016-04-23 | Music(音楽):音楽は風に乗る
こんばんは。しばらく慌ただしゅうしとりました。でも、当ブログについて楽しみにしているにも関わらず、待てども更新がないと言ってくれた友人がいたので、ちょこっと一本。(お世辞を真に受ける)しかし、地震について書くにはまだ考えがまとまらない。あの完全にコントロール外の災害に対し、論ずることも徒労に感じられる。気の毒だ、そして怖い、としか言えない。東日本の時にちょっと駄文を書いたんだけど、あれは渋谷の家ま . . . 本文を読む
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プリシラ・アーン "I Don't Think So"

2015-10-22 | Music(音楽):音楽は風に乗る
PRISCILLA AHN   'I Don't Think So'この A Take Away Show という短いフィルムは、2012年にYou Tubeに公開されました。史上もっとも美しい映像、と言って差し支えない内容であるにも関わらず。この、俺の好きな 'I Don't Think So' という曲は2015年現在まだ500再生しかされておらず、うち3,200再生が俺で . . . 本文を読む
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カイリー・ミノーグ "In My Arms"

2015-10-10 | Music(音楽):音楽は風に乗る
もう抑えることができない。抑える必要もない。カイリー・ミノーグについて語ることを・・・!カイリー?ああ、あの巨乳が売りでデビューしたダニー・ミノーグちゃんのお姉さんの・・・ってアンタそれ覚え方、逆だよ!Kylie Minogue - In My Arms 誰が叶姉妹のモンスターの方じゃい!と言うわけで、このPV・・・、恰好良さと、キュートさと、ダサさが、全部同居しているでしょ。オーストラ . . . 本文を読む
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ベスト・コースト "The Only Place"

2015-09-20 | Music(音楽):音楽は風に乗る
銀色週間ってなんだっけ?ってな具合で、初日から仕事してたもんですからぁ。ついつい忘れそうになるね。このPVみたいに生きるって決めたことを。 Best Coast - The Only Place Best Coastは2009年、ロスにて結成の2人組ガレージバンド。ちょうど1:00のところで、ボブ・ブルーノがふてくされた感じでボールを蹴とばすところ、コレ良くない?たった3分のPVで、人をプール . . . 本文を読む
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Walk Off The Earthのこと (沙羅双樹の花の色)

2015-05-28 | Music(音楽):音楽は風に乗る
前にゴティエの"Somebody that I used to know"の事を書いた時に、「Walk off the Earthのことは、今度、またゆっくりと!」みたいに書いて、案の定そのまま忘れていた。Walk off the Earthはカナダのインディー・ロックバンドで、ゴティエの"Somebody that I used to know"をカバー演奏したクリップで有名になったのだが・・・ . . . 本文を読む
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ジル・バーバー "Don't Go Easy"

2015-04-28 | Music(音楽):音楽は風に乗る
帰りゃしない。我ながら薄情者と知ってたけど。もしもその人と過ごす時間があと何日と分かったら。会社も全部休んで、飛行機ですっ飛んでって。毎日話をして、過去の全てに感謝して、未来はこうしていくからねと約束をして、余った時間は全部、思い出話をして暮らす。それくらいして良いよね。仕事が忙しいとか何とか、全部言い訳だと知ってて。それでも帰りゃしない。Jill Barber - Don't Go Easy そ . . . 本文を読む
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ゴティエ "Somebody That I Used to Know"

2015-04-05 | Music(音楽):音楽は風に乗る
2011年にゴティエを聴いたとき、正確に言うと、このミュージック・クリップを見たとき。ああ、これからポップミュージックは変わってしまう。こんな素晴らしいレベルの楽曲が、アイドルのパーティソングや凡百のラップミュージックに混じって、普通にチャートインしてしまう時代が来たんだと。そう思った。サビでちょっと、往年のスティングを思い出すけど。Gotye - Somebody That I Used To . . . 本文を読む
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